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鉱床学とは(Economic Geology)

最終更新日:2019年8月4日

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鉱床学の本

 地下(Underground、Subsurface)資源(Resource)となる物質を多く含む岩石(Rock)鉱石(Ore)と呼ぶ。鉱石が集まった場所を鉱床(Ore Deposit、Mineral Deposit)と呼ぶ。鉱床について、それらの資源となる物質が濃集したメカニズム(Concentration Mechanism)を解明するための学問が鉱床学(Economic Geology、Ore Geology)である。従って、資源の探査(Exploration)採掘(Mining)のためには必須の学問であり、また資源となる物質の性質等も明らかにする学問であるから選鉱(Dressing)製錬(Smelting)にとっても重要である。ただし、化石燃料(Fossil Fuel)関係では、単なる鉱床学という名称は一般的に用いられないようである。
 資源となる物質が濃集するには、液体状態(Liquid State)が最も効率が良い。鉱石異常な岩石(Abnormal Rock)であるが、岩石の一種であるから、岩石の成因(でき方)(Rock Genesis)に類似させて考えれば、液体状態は『マグマ(Magma)』と『熱水(Heated Water、Hot Water、Hydrothermal)』である。これらは、火成作用(Igneous Activity)に伴って生成する。マグマの場合、普通の岩石を形成するのはケイ酸質(Siliceous)のマグマ本体であるが、鉱石を形成するのは水を主とする揮発成分(Volatile Constituent)の多いマグマである。一方、熱水の場合、このようなマグマに含まれていた水も存在するが、一般的にはマグマの熱によって熱水〔または場合によっては水蒸気(Water Vapor)も〕となった地下水(Groundwater)循環(Cycle)によって鉱石が形成される場合が多い。熱水〔地表付近では温泉水(Hot Spring Water)とも呼ばれる〕は地下の岩石に含まれる物質を循環の間に溶かし込む。そして、地表部の低温低圧条件下で、鉱石となるような物質を沈殿させる(Precipitate)。地下の割れ目(Fracture)などが熱水の通路(Passage)として適しているために、そのような場所に鉱石を沈殿させることが多い。いわゆる、鉱脈鉱床(Vein-type Deposit)である。目立った通路が無く、散点的に広範囲に存在すれば、交染鉱床(Disseminated Deposit)となる。
 鉱床は、このように形状(Form)で分類されることもあるが、普通には鉱種(Ore-type)元素(Element)に分類される(Classify)ことの方が多い。例えば、金鉱床(Gold Deposit)とか、鉄鉱床(Iron Deposit)とか、銅鉱床(Copper Deposit)とかである。これは、研究者が特定の鉱種を対象に研究することが多いためである。
 また、鉱床学は英語ではEconomic Geology(直訳すれば経済地質学)とされていることからも判るように、資源の開発(Exploitation)において経済的に採算がとれるかどうかが重要である。
 なお、実際の開発(Development)のための学問は資源工学(Resource Engineering)などと呼ぶ。
逝去された鉱床学者

氏名

逝去年

病名

享年(歳)

備考死去ネット:鉱床学
佐々木昭 先生 2017年8月30日   88 ウィキペディア
死去ネット
今井秀喜 先生 2015年5月17日 肝臓がん 99  
鹿園直建 氏 2014年4月22日 虚血性心不全 67 ウィキペディア
飯山敏道 先生 2012年9月 肺炎 84 ウィキペディア
苣木浅彦 先生 2010年4月 肺癌 87 山口大学工学部学術資料展示館
ウィキペディア
広渡文利 先生 2007年7月 脳出血 82 マンガン鉱物と鉱石 見る→
ウィキペディア
死去ネット
関根良弘 先生 2004年5月   80 見る→
添田 晶 先生 1998年      
立見辰雄 先生 1997年10月 肺炎 81 ウィキペディア
死去ネット
片山信夫 先生 1997年3月 腎不全 87 ウィキペディア
吉村豊文 先生 1990年   85 ウィキペディア
渡辺武男 先生 1986年12月   79 ウィキペディア
宮久三千年 先生 1983年2月 喘息+急性肺炎 54 ウィキペディア
木下亀城 先生 1974年1月   77 ウィキペディア
死去ネット
加藤武夫 先生 1949年4月   65 ウィキペディア
死去ネット

鉱床とは(鉱床学も)

1985|−|1993|−|1996

【2018】

【1996】

【1993】

【1985】

鉱床の分類

1979|−|1993|−|1997|−|2010|−|2014

 鉱床の鉱石を構成する鉱物は、それぞれ、特定の条件下で生成しやすいので、鉱種ごとに代表的な鉱床のタイプ(型)が存在する。主な金属鉱物資源と非金属鉱物資源について、簡単な鉱種(鉱物)と鉱床の型の関係こちらを参照。

【2014】

【2010】

【1997】

【1993】

【1979】

鉱床成因論

2003

【2003】

鉱床全体

2006|−|2011

【2011】

【2006】

鉱床各論

斑岩銅鉱床カーボナタイト鉱床火山性塊状硫化物鉱床ミシシッピーバレイ型鉛・亜鉛鉱床鉄酸化物銅・金鉱床その他

【斑岩銅鉱床】

【カーボナタイト鉱床】

【火山性塊状硫化物鉱床】

【ミシシッピーバレイ型鉛・亜鉛鉱床】

【鉄酸化物銅・金鉱床】

【その他】

鉱化度〔立見辰雄(1916〜1997年)氏が、1986〜1987年に『地質ニュース』に書いた鉱物資源論(主に金属鉱物資源)で提唱した概念〕

1986|−|1989|−|2015

【2015】

【1989】

【1986

鉱石

1993|−|19981999|−|2014

 鉱石(ore)とは、資源となる鉱物(鉱石鉱物.、ore mineral)を含む岩石(rock)を指す。鉱石が集合している部分を鉱床(ore deposit、mineral deposit)と呼ぶが、開発されている場合は鉱山(mine)と呼ばれる。鉱石は特殊な岩石の一種であり、普通の岩石には通常は伴われない。これは成因が異なるためであるが、鉱石の分類(成因的)も岩石の分類(火成岩・変成岩・堆積岩)のように大きく火成・変成・堆積に分けることが多い。とくに、代表的なものは火成の場合であり、さらにマグマ性と熱水性とに大きく分けられる。しかし、全般的に熱水の働きが重要であり、変成と堆積の場合も含めて熱水の関与が大きいため、鉱床をこのように簡単なタイプ分けすることは難しい場合(複合していることも多い)もあり、またタイプ分け自体はさほど重要ではない。実際には、何らかの方法によってその鉱床全体の生成時期(時代)および生成温度や生成圧力や化学組成〔構成元素の種類と濃度:具体的には鉱石鉱物と脈石鉱物の種類と量〕などの生成条件、ならびに関与した熱水の性質(酸化-還元および酸性-塩基性など:硫黄分圧と酸素分圧が特に重要:変質作用の状態も重要)を推定して、その鉱床の形成メカニズムを明らかにすることが行われている。このような学問は鉱床学(economic geology、ore geology)と呼ばれる。近年は、プレートテクトニクスの構造場の違いに応じて、熱水の熱源の代表であるマグマの発生と挙動に関連づけて、鉱床の成因的分類が行われている。

 鉱石鉱物の同定は、研磨片(あるいは研磨薄片)を作り、反射型偏光顕微鏡(通称 金属顕微鏡あるいは反射顕微鏡)を用いて、その光学性や産状を観察することにより行う。また、粉末にしてX線粉末回折法を用いて結晶構造の特徴から識別できる。EPMAなどの化学分析機器が利用できる場合には、化学組成の特徴からも識別できる。ただし、正式な鉱物名の決定のためには、結晶構造と化学組成の両方の情報が必要である。

【2014】

【1999】

【1998】

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鉱石の品位

2008

【2009】

【2008】

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【2009】

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