ホーム鉱物学関連

EPMA(Electron Probe MicroAnalyzer)

電子プローブ・マイクロアナライザー/EPMA(Electron Probe(X-ray) Micro Analyzer)あるいはX線マイクロアナライザー/XMA(X-ray Micro Analyzer)

最終更新日:2017年1月15日

リンク表面分析装置EPMAとはEDXとはSEMとはSPM分解能その他

 固体物質(Solid Substance)微小部分元素分析(Elemental Analysis)を行う汎用的な機器分析法(Instrumental Analysis Method)の1つがEPMA装置(EPMA Instrument)を用いたものである。EPMA(電子針微小部分析装置、Electron Probe Micro Analyzer)分析法(Analytical Method:電子針微小部分析法、Electron Probe Micro Analysis)を指すこともある。
 平滑な面研磨面、Polished Plane)に成形した試料に対して、真空(in Vacuum)で細く絞った〔直径1マイクロメートル(micrometer、μm)=0.001ミリメートル(mm)以下〕電子線(Electron Beam)を照射し(Irradiate)、試料中の物質を構成する元素(Element)から発生した特性X線(Characteristic X-ray:発生領域は普通は数マイクロメートル程度である)波長〔Wavelength:あるいはエネルギー(Energy)強度(Strength)を検出し、元素種類濃度(Concentration)を決定する。
 検出装置(Detector)によって2つに分けられる。1つは波長を検出するもの(波長分散型、Wavelength Dispersive Type、WDX)で、精度は高い。本体に組み込んだ形で製造され、本来はこのような装置をEPMAと呼ぶ。もう1つはエネルギーの大きさを検出するもの(エネルギー分散型、Energy Dispersive Type)EDX(Energy Dispersive X-ray Detector)と呼ばれるが、走査型電子顕微鏡SEM、Scanning Electron Microscope)に装着して使用する。この場合はSEM-EDXと言うべきだが、EPMAとも呼ばれる。
 EPMAの利用により、微小な固体物質の元素分析化学分析が可能となった。現在では標準的な(Standard)機器化学分析法(Instrumental Chemical Analysis Method)の1つである。

リンク

EPMASEMTEMSPMSIMS表面分析用語集QEMScanその他

【EPMA】

全般標準試料年代決定メーカー

《全般》

《標準試料》

《年代決定》

《メーカー》

【SEM】(走査型電子顕微鏡 Scanning Electron Microscope)

【TEM】(透過型電子顕微鏡 Transmission Electron Microscope)

【SPM】(走査プローブ顕微鏡 Scanning Probe Microscope)

【SIMS】(二次イオン質量分析法 Secondary Ion Mass Spectrometry)

【表面分析】

【用語集】

【QEMScan】

【その他】

《全般》

《X線反射率法》

表面分析装置

2010

【2010】

EPMA〔Electron Probe(X-ray) Micro Analyzer、XMA、X-ray Micro Analyzer、電子プローブ・マイクロアナライザー、X線マイクロアナライザー〕とは

1985|−|1998|−|2010

【2010】

【1998】

【1985】

EDX(Energy-Dispersive X-ray spectroscopy、エネルギー分散型X線分析)とは

1989|−|1996

【1996】

【1989】

SEM(Scanning Electron Microscope、走査型電子顕微鏡)とは

1991|−|2010

【2010】

【1991】

SPM(Scanning Probe Microscope、走査型プローブ顕微鏡)

2012

【2012】

分解能

1989

【1989】

その他

ホーム