【ご逝去】広渡文利 先生のご逝去を悼む


追悼文新聞記事から

【追悼文】

 九州大学名誉教授 広渡(廣渡)文利先生のご逝去を悼む

 去る2007年7月24日午後5時20分、脳出血のために82歳で亡くなられた広渡先生をお悔やみ申し上げます。
 私の九大時代の恩師であり、お世話になりっぱなしでしたので、残念でたまりません。奇しくも、私も4月1日に脳出血で倒れたため、最後のお別れの席につくこともできずに、非常に残念に思っています。
 先生からはマンガンの鉱物と鉱床についてのすべてを学びました。最初の時期にインドのロイ・グループとの共同研究を始めましたが、それ以来、その弟子にあたるダスグプタ氏らとの共同研究は今も続いています。ただし、テーマはグラニュライトなどに移行してきましたが。
 学問にもブームというものがあり、現在はマンガンに特化した研究は世界的にも下火ですが、その重要性は変わらないと信じています。
 また、個人的にも先生および奥様には特段にお世話になりましたことを、感謝申し上げます。少なくとも、現在の私があるのは、先生のお陰であることは間違いありません。
 先生には安らかにお休みになられることを願っております。

不肖の弟子の一人 福岡正人

【新聞記事から】


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