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『鉱物資源を考える』(立見辰雄)(Mineral Resources by Tatsuo Tatsumi)

 東京大学名誉教授であった立見辰雄(たつみたつお、1916〜1997年)氏が、1986〜1987年に『地質ニュース』に書いた鉱物資源論(主に金属鉱物資源)である。資源論として秀逸である。


目      次
T. まえおき 6(1)

1.
資源はわれわれの創り出すもの 6(1)

2.
鉱物・化石エネルギー資源 7(2)

(1)

 岩石・鉱物の利用  

(2)

 生物資源との違い  

3.
資源問題の捉え方 8(3)

(1)

 捉え方の多様性  

(2)

 ここでの立場  
U. どのくらい使っているか、使って来たか 9(4)

1.
大量生産−大量消費−大量廃棄 9(4)

(1)

 現況の一端  

(2)

 鉱石・精鉱の動き  

2.
人類の歴史の中でこれまでの使い方を眺める 15(10)

(1)

 どのくらい使って来たか  

(2)

 生産量・消費量の指数関数的生長とその将来  
V. どこから得ているか 13(13)

1.
地球の構成と元素の分布 13(13)

(1)

 地殻  

(2)

 岩石・鉱物  

(3)

 地殻における元素の分布  

(4)

 水圏・気圏  

2.
鉱床−地殻の中での特定鉱物種、特定化学成分の局部的濃集 15(15)

(1)

 岩石と鉱床  

(2)

 どのくらい濃集していれば鉱床とみなせるか  

(3)

 有用鉱床−どのくらい濃集していれば現在利用出来るか  

3.
鉱石の品質 20(20)

(1)

 化学組成  

(2)

 鉱物組成  

(3)

 組織・構造  

4.
鉱床の規模 24(24)
W. どのように利用するか 26(28)

1.
一般的な道すじ 26(28)

2.
鉱床の探査と評価 27(29)

(1)

 探査  

(2)

 評価  

3.
鉱床の開発から製品産出まで 28(30)

(1)

 開発  

(2)

 採鉱  

(3)

 選鉱  

(4)

 製錬  

4.
鉱業における実収率・必要なエネルギーと廃棄物 33(35)

(1)

 実収率
a)採鉱工程/b)選鉱工程/c)製錬工程/d)選鉱・製錬両工程を通じての実収率/e)鉱業全工程を通じての実収率
 

(2)

 必要なエネルギー
a)製錬工程で必要なエネルギー量/b)鉱業全工程を通じて必要なエネルギー量/c)鉱石品位および構成鉱物種と必要エネルギー量との関係
 

(3)

 廃棄物  
X. どのくらいあるか 16(41)

1.
地質学的な量と鉱業的な量 16(41)

(1)

 鉱床の量と粗鉱の量  

(2)

 鉱床量・粗鉱量などの見積りの確からしさ  

2.
鉱物資源およびその量の区分 20(45)

3.
既採掘量と既知鉱物資源量の見積り 22(47)

(1)

 既採掘量  

(2)

 既知鉱物資源量
a)大陸地殻上部/海洋地殻表層部
 

(3)

 各種鉱物資源量見積り値の問題点
a)見積り値の確からしさ/b)数値の示す内容/c)見積りの行われた年次
 

4.
鉱化度 25(50)

(1)

 McKelveyの経験式  

(2)

 鉱化度  

(3)

 地域別鉱化度
a)一つの具体例/b)世界各地域での個別的鉱化度/c)個別的鉱化度見積り値に見られる特徴
 

(4)

 大陸地殻上部での各元素に共通した平均の鉱化度  

5.
総鉱床量の見積り 31(56)

(1)

 大陸地殻上部  

(2)

 海洋地殻表層部  

6.
総鉱物資源量の見積り 33(58)

(1)

 総鉱床量のうちどれだけが鉱物資源として利用し得るか  

(2)

 鉱物学的障壁  

(3)

 通常の岩石の利用  

(4)

 固体地球以外に在る鉱物資源  

(5)

 再利用  
Y. どこで掘られているか、どこに見つかっているか 34(63)

1.
主な鉱物資源産出国はどこか 34(63)

2.
主な鉱物資源埋蔵国はどこか 36(65)

3.
このような鉱物資源分布の地理的偏りはなぜ起るのか 38(67)

(1)

 鉱床の型式  

(2)

 鉱床の規模  

(3)

 鉱物資源分布の地理的偏り  

4.
鉱物資源に関する特定8ケ国 42(71)

5.
残る問題点 43(72)
Z. 鉱物資源の将来 44(73)

1.
量的な見透し 44(73)

(1)

 予測の方法  

(2)

 需要に対する予測  

(3)

 供給に対する予測  

(4)

 現状でのまとめ  

2.
人間の自然への働きかけ−鉱物資源の種類と量とを増すための努力 50(79)

(1)

 基礎研究の発展−新らしい探査戦略、戦術の確立  

(2)

 探査活動への努力−潜在資源を既知資源へ  

(3)

 科学・技術の進歩と社会・経済状勢の変化−経済限界下の鉱床を有用鉱床へ(経済限界下鉱物資源量の埋蔵鉱量への格上げ)  

(4)

 新らしい型式の鉱床の発見−総鉱床量の増加  

(5)

 新らしい用途の開発−普通の岩石・鉱物を鉱物資源へ  

(6)

 再利用・省資源−限りある鉱物資源を無駄なく有効に使おう  

3.
別な問題点−大量消費・廃棄物処理・環境破壊・エネルギー・国際関係 53(82)
参照文献 53(82)


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