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最終更新日:2017年2月19日
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全般 | 地表 | 内部 | 重力 |
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その他 |
リンク⇒こちら| 重量| |
地球の大きさと形| ジオイド| |
地震波| 内部構造| 地殻| |
重力| アイソスタシー| |
コリオリの力| | 地磁気| |
地圏およびGeoshereという言葉は、研究者によりそれぞれ定義が異なる。主に2通りの使い方があり、1つは地球の固体部分(Solid Part of Earth)を指す使い方であり、もう1つは地球全体を指す使い方である。ここでは、前者の固体地球部分を指すのに用いて、地圏=Geosphereとするが、内核(Inner Core)・外核(Outer Core)・マントル(Mantle)・地殻(Crust)から構成されるものとする。外核は液体〔Liquid:熔融している(Melted)〕であるが、含める。さらに、液体部分は水圏(Hydrosphere)、気体部分は気圏(Atmosphere)、生物が主体の部分は生物圏(Biosphere)と呼ぶ。そして、これらの全体を地球(Earth)と呼ぶ。 なお、岩石圏(Lithosphere、リソスフェア)という言葉もあるが、これはプレート(Plate)と同義で地球表層の100〜150キロメートル部分の硬い岩盤を指すので、内容が異なる。 |
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全般 | 岩石・鉱物 | 化学的 | 物理的 |
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その他 |
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重量 |
重量〔または重さ(Weight)〕は、物体に働く重力(Gravity)の大きさであり、地球の重力の大きさによって決まる量である〔約9.8N(ニュートン:1
N=1 kg・m/s2=約0.1 kgf〈重量キログラム、キログラム重、kgw):従って、9.8
N=約1 kgf〕。重力が異なれば違う値になる。物体固有の量は質量(Mass)と言う。地球の重力の大部分は地球の質量による万有引力(=引力)(Gravitation)であり、自転(Rotation)による遠心力(Centrifugal Force)も加わっている。
しかし、実際には地球上で用いるため、重量と質量の違いは区別されていない場合が多い。ただし、地球上での重力は約0.5%ほど変動するので、重量も同様に変動するが、質量は一定である。
地球の大きさと形 |
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〔(株)アルプス社によるMagInfoの『お役立ち情報』の『よくわかる新測地系講座 日本測地系 2000(JGD2000)』から〕 |
〔(財)地図情報センターによる『バーチャル地図学博物館』の『地図の歴史の部屋』の中の『エラトステネスはこうやって地球の大きさを測った』から〕 |
ジオイド |
1.平均海水面 2.地球楕円体 3.その地点における鉛直線 4.地表面 5.ジオイド。5のジオイドから4の地表面までの距離が標高となる。 ウィキペディア(HP/2011/4)による『ジオイド』から |
図2. (左)最終氷期の氷床の厚さ(m)の変遷。(右)現在のスカンジナビア半島の年間隆起速度(mm/年)。3000m の厚さで覆われていた地域は、今でも年間1cm弱の割合で隆起を続けている。 大久保(HP/2011/4)による『粘弾性−流れる固体』から |
ジオイドの概念図 |
楕円体とジオイド標高の関係図 H:標高、HE:楕円体高、N:ジオイド高 |
〔国土地理院のホームページの中の『地球の形をはかる』の『ジオイド』から〕 |
図-1 ジオイドの概形 国土地理院の『ジオイドとは』から |
アイソスタシー |
A model of present-day mass change due to post-glacial rebound and the reloading of the ocean basins with seawater. Blue and purple areas indicate rising due to the removal of the ice sheets. Yellow and red areas indicate falling as mantle material moved away from these areas in order to supply the rising areas, and because of the collapse of the forebulges around the ice sheets. Wikipedia(HP/2012/11)による『Post-glacial rebound』から |
図11. エアリー・ハイスカネンモデル. |
図12. プラット・ヘイフォードモデル. |
図13. エアリー・ハイスカネン−プラット・ヘイフォード混合モデル. |
〔日本測地学会によるCD-ROMテキスト 測地学 WEB版の『2-2-3-5. アイソスタシー』から〕 |
〔The University of Michigan's Global Change CurriculumのIntroduction to Global Changeの『Global Change 1』の中の『Continents and Oceans: Topography and Isostasy』から〕 |
重力 |
GRACE Gravity Model 01 based on 111 days of GRACE data. Gravity Recovery and Climate Experiment(HP/2011/5)による『(Gravity)』から |
GOCE first global gravity model European Space Agency(HP/2011/5)による『GOCE giving new insights into Earth’s gravity』から |
図2. 重力の緯度による変化. 日本測地学会(HP/2011/4)による『測地学WEB版』の『2-2-1. 地球の重力』から |
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これは、地球に最もよく似た形(地球楕円体:測地基準システム1980)で計算した(正規重力)、赤道から極までの重力値の変化グラフです。「赤道」と「極」では、およそ「5Gal」の差があります。 1Gal(ガル) = 1cm/sec2 |
〔国土地理院のホームページの『地球の性質をはかる』の中の『重力』から〕 |
コリオリの力 |
MIWA(HP)による『コリオリ力』から |
Schombert(HP)による『Coriolis Effect』から |
地磁気 |
地表の磁場強度分布図 (全磁力2000年) 気象庁(HP/2011/5)による『地磁気の基礎知識』から |
2010年の全磁力図(メルカトル図法) |
2010年の偏角図(メルカトル図法) |
2010年の伏角図(メルカトル図法) |
京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センター(HP/2011/4)による『磁石の北と地磁気極と磁極』の『国際標準地球磁場 (IGRF-11)』から |
2000年の全磁力図 |
2000年の偏角図 |
2000年の伏角図 |
国土地理院地磁気測量(HP/2011/4)による『磁気図』から |
−柿岡における偏角の永年変化− 日本付近で測定された観測値をもとに柿岡での偏角に引き直したもの |
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地磁気は、強さと方向をもつベクトル量です。地磁気を表すためには、地磁気要素のうち、互いに独立な3要素が必要です。 地磁気の要素 F:全磁力(nT) ( )単位 |
〔国土地理院のホームページの『地球の性質をはかる』の中の『地磁気』から〕 |
地磁気北極 (青) と磁北極 (緑) |
地磁気南極 (青) と磁南極 (緑) |
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地球磁場の強さの変動 地球磁場はこの数100年あまりの間減少を続けています。この速さで減少を続けると、あと1000年足らずで消失する計算になりますが、将来本当にその通りになるのか、または、一時的な現象で再び磁場強度が回復していくのか、結論を出すことは容易ではありません。 〔京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センター |
地震波 |
図1 地殻と上部マントルにおけるS波の速度分布 啓林館(HP/2011/5)による地学T改訂版の『第1部 固体地球とその変動の第1章 地球の第2節 地球の内部構造』から |
図1.水平2層構造と走時曲線の模式図 日本物理探鑛(株)(HP/2011/5)による『屈折法地震探査』から |
図4.2.4-1 地震波の主な相とその波線[「理科年表」(2000年版)より転載:copyright 丸善株式会社] |
図4.2.4-2 走時曲線の例 [Jeffrey and Bullen (1940)によるものを「理科年表」(2000年版)より転載] |
防災科学技術研究所(HP/2011/5)による『強震動の基礎』の『4.2.4 地震波の走時曲線』(2000)から |
地球内部を伝わる地震波 |
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〔東京大学地震研究所地震予知研究推進センターの『人工地震による地下構造調査』の『ちょっと一息』の中の『地球内部を伝わる地震波』から〕 地球内部構造は、主に地震波の観測から明らかにされてきた。地震波の速度は地球内部の物質の密度や剛性率などで変化し、その経路はそれら物質の種類や性質の違いに左右される。 |
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〔Steven Dutch氏(Natural and Applied Sciences, University of Wisconsin-Green Bay)による『Physical Geology (Earth SC 202) Notes and Visual Aids』の『Faults and Earthquakes』から〕 |
内部構造 |
DACの実験条件と地球内部の条件との関係 DAC=ダイヤモンド・アンビル・セル (独)物質・材料研究機構(HP/2011/5)による『実現されている圧力・温度条件と開発目標』から |
図4. 地球の内部構造と構成鉱物 ペロブスカイトは地球で最も多い鉱物で、地球全体の4割を占めている。 (財)高輝度光科学研究センター(JASRI)(HP/2011/5)による『SPring-8が見た 天王星・海王星深部の鉱物』から |
図3. SPring-8で実現された極限環境 地球の中心に相当する超高圧・超高温の状態(364万気圧、5500度)を実験室内で実現することに、世界で初めて成功し、地球内部の温度圧力条件を網羅した実験環境を実現。 (財)高輝度光科学研究センター(JASRI)(HP/2011/5)による『原子と分子の並び方から物質の機能を知る』から |
earth structure - The compositional and mechanical layers of the earth. 〔Visionlearning, Inc.によるViosionlearningの中の『Earth Structure』から〕 固体地球は、主に化学的性質の違いから、核(core)・マントル(mantle)・地殻〔海洋地殻(oceanic crust)および大陸地殻(continental crust)〕に分けられ、主に物理的性質(硬さ)から、内核(inner core)・外核(outer core)・メソスフェア・アセノスフェア・リソスフェアに分けられる。プレートと呼ばれるのはリソスフェアの部分であり、これは地殻+マントル最上部に相当する。プレートの厚さは100〜150km程度。 |
図1.地球内部の層構造、ついに全容解明 〔(財)高輝度光科学研究センター(JASRI)による大型放射光施設SPring-8の『トピックス』の中の『地球深部(核・マントル境界)の構成鉱物が明らかに− 大型放射光施設(SPring-8)を利用して地球深部構造の解析に成功 −』から⇒『図1.地球内部の層構造、ついに全容解明』〕 |
〔産業技術総合研究所 地質調査総合センターによる地質図のホームページの『日本の地質を知るページ』から〕 |
〔フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の『メソスフェア』から〕 |
地殻 |
米国の地球化学者(geochemist)であったクラーク(Frank Wigglesworth Clarke、1847 - 1931)が地表付近の元素組成(クラーク数)を発表して以来、多くの研究者により地殻(Earth's crust)の化学組成(chemical composition:元素組成あるいは酸化物とした組成)が公表されてきた。古くは、地殻全体の場合が多かったが、近年では大陸地殻(continental crust)と海洋地殻(oceanic crust)を区別し、さらに上部と下部を区別して見積られていることが多い。特に明記されていない場合は、大陸地殻の上部(あるいは表層部)のものと判断してよい。〔リンクはウィキペディア〕
図1 地球初期(太古代)と現世の海洋地殻構造の違い 初期地球では、マントルの温度が高かったために現世より深いところまでマントルが融けて、地殻が厚い。そのため、マントルの石が海洋底に露出することはない。一方、現世の海洋底では、地殻は地球初期よりは薄く、特に低速で拡大する海嶺ではマントルの石が露出する場合が存在する。 JAMSTEC(HP/2011/5)による『地質活動と初期生命の誕生と進化をつなぐ水素の生成を初めて証明〜地球初期の海底熱水活動再現実験で高濃度の水素発生を確認〜』(2009/9)から |
地殻および上部マントルにおける化学組成の比較 小井土(HP/2011/5)による『かこう岩』の『岩石〜マグマ〜』から |
How Thick Is the Earth's Crust? This contour map of the thickness of the Earth's crust was developed from the CRUST 5.1 model. The contour interval is 10 km; we also include the 45 km contour for greater detail on the continents. 〔USGSによるEarthquake Hazardsの中の『The Earth's Crust』から〕 |
Figure 10h-2: Structure of the Earth's crust and top most layer of the upper mantle. The lithosphere consists of the oceanic crust, continental crust, and uppermost mantle. Beneath the lithosphere is the asthenosphere. This layer, which is also part of the upper mantle, extends to a depth of about 200 kilometers. Sedimentary deposits are commonly found at the boundaries between the continental and oceanic crust. 〔Michael Pidwirny氏によるPhysicalGeography.netの『FUNDAMENTALS OF PHYSICAL GEOGRAPHY』の『CHAPTER 10: Introduction to the Lithosphere』の中の『(h). Structure of the Earth』から〕 |
〔文部科学省地震調査研究推進本部の『地震の基礎知識』の中の『地震発生のメカニズムを探る』から〕 |
高橋(HP)による『周期表・元素存在度の図表』から |
岩石は鉱物粒子の集合体(混合物)である。鉱物は、構成する原子が3次元的に化学結合した結晶質(crystalline)物質であり、一般に多原子分子(無機高分子)と言えるが、分子という表現は用いないのが普通である。また、実際の鉱物中では、原子はイオン(電子の授受において、電子を与えれば自身は陽イオンに、受け取れば陰イオンになる)の状態で考えた方が理解し易い。従って、イオンの組合せは、互いの電荷が異なるもの(+と−)どうしが結合しやすく、全体として電荷は0にならなければならない。さらに、イオンの大きさ(イオン半径で表現する)も3次元的に調和する組合せとなる必要がある。つまり、化学結合においては、電荷とイオン半径が重要である。 |
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1 | O(酸素) | 61.7 | 93.8 |
2 | Si(ケイ素) | 21.3 | 0.2 |
3 | Al(アルミニウム) | 6.7 | 0.6 |
4 | Fe(鉄) | 2.0? | 0.5 |
5 | Ca(カルシウム) | 2.5 | 1.4 |
6 | Mg(マグネシウム) | 2.4 | 0.5 |
7 | Na(ナトリウム) | 2.3 | 1.3 |
8 | K(カリウム) | 0.8 | 1.7 |
9 | その他 | 0.3 | 0.0 |
元素名 | 濃度 | 単位 | 元素名 | 濃度 | 単位 | 元素名 | 濃度 | 単位 |
O | 47.2 |
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Nd | 27 |
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Mo | 1.1 |
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Si | 28.8 | Cu | 25 | Br | 1.0 | |||
Al | 7.96 | Co | 24 | W | 1.0 | |||
Fe | 4.32 | Y | 24 | I | 800 |
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Ca | 3.85 | Nb | 19 | Ho | 800 | |||
Na | 2.36 | Li | 18 | Tb | 650 | |||
Mg | 2.20 | Sc | 16 | Tl | 520 | |||
K | 2.14 | Ga | 15 | Lu | 350 | |||
Ti | 4010 |
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Pb | 14.8 | Tm | 300 | ||
C | 1990 | B | 11 | Sb | 300 | |||
P | 757 | Th | 8.5 | Se | 120 | |||
Mn | 716 | Pr | 6.7 | Cd | 100 | |||
S | 697 | Sm | 5.3 | Bi | 85 | |||
Ba | 584 | Hf | 4.9 | Ag | 70 | |||
F | 525 | Gd | 4.0 | In | 50 | |||
Cl | 472 | Dy | 3.8 | Hg | 40 | |||
Sr | 333 | Cs | 3.4 | Te | (5) | |||
Zr | 203 | Be | 2.4 | Au | 2.5 | |||
Cr | 126 | Sn | 2.3 | Pd | 0.4 | |||
V | 98 | Er | 2.1 | Pt | 0.4 | |||
Rb | 78 | Yb | 2.0 | Re | 0.4 | |||
Zn | 65 | As | 1.7 | Ru | 0.1 | |||
N | 60 | U | 1.7 | Rh | 0.06 | |||
Ce | 60 | Ge | 1.4 | Os | 0.05 | |||
Ni | 56 | Eu | 1.3 | Ir | 0.05 | |||
La | 30 | Ta | 1.1 |
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UC | LC | UC/LC | UC | LC | UC/LC | UC | LC | UC/LC | |||
Si | 303480 | 271330 | 1.1 | Ce | 65.7 | 53.1 | 1.2 | Yb | 1.5 | 2.5 | 0.60 |
Al | 77440 | 82120 | 0.94 | Ni | 18.6 | 99 | 0.19 | U | 2.5 | 0.93 | 2.7 |
Fe | 30890 | 57060 | 0.54 | Nd | 25.9 | 28.1 | 0.92 | Br | 1.6 | 0.28 | 5.7 |
Ca | 29450 | 48600 | 0.61 | La | 32.3 | 26.8 | 1.2 | Ge | 1.4 | (1.4) | 1.0 |
Na | 25670 | 21200 | 1.2 | Cu | 14.3 | 37.4 | 0.38 | Be | 3.1 | 1.7 | 1.8 |
Mg | 13510 | 31550 | 0.43 | Co | 11.6 | 38 | 0.31 | Mo | 1.4 | 0.6 | 2.3 |
K | 28650 | 13140 | 2.2 | Y | 20.7 | 27.2 | 0.76 | Eu | 0.95 | 1.6 | 0.59 |
Ti | 3117 | 5010 | 0.62 | Nb | 26 | 11.3 | 2.3 | Ta | 1.5 | 0.84 | 1.8 |
C | 3240 | 588 | 5.5 | Li | 22 | 13 | 1.7 | I | 1.4 | 0.14 | 10 |
P | 665 | 872 | 0.75 | Sc | 7 | 25.3 | 0.28 | Ho | 0.62 | 0.99 | 0.63 |
Mn | 527 | 909 | 0.57 | Ga | 14 | 17 | 0.82 | W | 1.4 | 0.6 | 2.3 |
S | 953 | 408 | 2.3 | Pb | 17 | 12.5 | 1.4 | Tb | 0.50 | 0.81 | 0.62 |
Ba | 668 | 568 | 1.2 | B | 17 | 5 | 3.4 | Tl | 0.75 | 0.26 | 2.9 |
F | 611 | 429 | 1.4 | Th | 10.3 | 6.6 | 1.6 | Lu | 0.27 | 0.43 | 0.63 |
Cl | 640 | 278 | 2.3 | Pr | 6.3 | 7.4 | 0.85 | Sb | 0.31 | 0.30 | 1.0 |
Sr | 316 | 352 | 0.90 | Sm | 4.7 | 6.0 | 0.78 | Cd | 0.102 | 0.101 | 1.0 |
Zr | 237 | 165 | 1.4 | Hf | 5.8 | 4.0 | 1.5 | Ag | 0.055 | 0.080 | 0.69 |
Cr | 35 | 228 | 0.15 | Gd | 2.8 | 5.4 | 0.52 | Bi | 0.123 | 0.037 | 3.3 |
V | 53 | 149 | 0.36 | Dy | 2.9 | 4.7 | 0.62 | Se | 0.083 | 0.170 | 0.47 |
Rb | 110 | 41 | 2.7 | Sn | 2.5 | 2.1 | 1.2 | In | 0.061 | 0.052 | 1.2 |
Zn | 52 | 79 | 0.66 | Cs | 5.8 | 0.8 | 7.3 | Hg | 0.056 | 0.021 | 2.7 |
N | 83 | 34 | 2.4 | As | 2.0 | 1.3 | 1.5 |
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濃度の順 | 元素 | 濃度 | 濃度の順 | 元素 | 濃度 |
1 | 酸素(O) | 466,000 | 40 | サマリウム(Sm) | 6.0 |
2 | ケイ素(Si) | 277,200 | 41 | ガドリニウム(Gd) | 5.4 |
3 | アルミニウム(Al) | 81,300 | 42 | イッテルビウム(Yb) | 3.4 |
4 | 鉄(Fe) | 50,000 | 43 | セシウム(Cs) | 3 |
5 | カルシウム(Ca) | 36,300 | 44 | ジスプロシウム(Dy) | 3.0 |
6 | ナトリウム(Na) | 28,300 | 45 | ハフニウム(Hf) | 3 |
7 | カリウム(K) | 25,900 | 46 | ベリリウム(Be) | 2.8 |
8 | マグネシウム(Mg) | 20,900 | 47 | エルビウム(Er) | 2.8 |
9 | チタン(Ti) | 4,400 | 48 | 臭素(Br) | 2.5 |
10 | 水素(H) | 1,400 | 49 | スズ(Sn) | 2 |
11 | リン(P) | 1,050 | 50 | タンタル(Ta) | 2 |
12 | マンガン(Mn) | 950 | 51 | ヒ素(As) | 1.8 |
13 | フッ素(F) | 625 | 52 | ウラン(U) | 1.8 |
14 | バリウム(Ba) | 425 | 53 | ゲルマニウム(Ge) | 1.5 |
15 | ストロンチウム(Sr) | 375 | 54 | モリブデン(Mo) | 1.5 |
16 | 硫黄(S) | 260 | 55 | タングステン(W) | 1.5 |
17 | 炭素(C) | 200 | 56 | ユウロビウム(Eu) | 1.2 |
18 | ジルコニウム(Zr) | 165 | 57 | ホルミウム(Ho) | 1.2 |
19 | バナジウム(V) | 135 | 58 | テルビウム(Tb) | 0.9 |
20 | 塩素(Cl) | 130 | 59 | ヨウ素(I) | 0.5 |
21 | クロム(Cr) | 100 | 60 | ツリウム(Tm) | 0.5 |
22 | ルビジウム(Rb) | 90 | 61 | ルテチウム(Lu) | 0.5 |
23 | ニッケル(Ni) | 75 | 62 | タリウム(Tl) | 0.5 |
24 | 亜鉛(Zn) | 70 | 63 | カドミウム(Cd) | 0.2 |
25 | セリウム(Ce) | 60 | 64 | アンチモン(Sb) | 0.2 |
26 | 銅(Cu) | 55 | 65 | ビスマス(Bi) | 0.2 |
27 | イットリウム(Y) | 33 | 66 | インジウム(In) | 0.1 |
28 | ランタン(La) | 30 | 67 | 水銀(Hg) | 0.08 |
29 | ネオジム(Nd) | 28 | 68 | 銀(Ag) | 0.07 |
30 | コバルト(Co) | 25 | 69 | セレン(Se) | 0.05 |
31 | スカンジウム(Sc) | 22 | 70 | ルテニウム(Ru) | 0.01 |
32 | リチウム(Li) | 20 | 71 | パラジウム(Pd) | 0.01 |
33 | 窒素(N) | 20 | 72 | テルル(Te) | 0.01 |
34 | ニオブ(Nb) | 20 | 73 | 白金(Pt) | 0.01 |
35 | ガリウム(Ga) | 15 | 74 | ロジウム(Rh) | 0.005 |
36 | 鉛(Pb) | 13 | 75 | オスミウム(Os) | 0.005 |
37 | ホウ素(B) | 10 | 76 | 金(Au) | 0.004 |
38 | プラセオジム(Pr) | 8.2 | 77 | レニウム(Re) | 0.001 |
39 | トリウム(Th) | 7.2 | 78 | イリジウム(Ir) | 0.001 |
(%) | 1 | 2 | 3 | 4 |
SiO2 | 61.9 | 61.9 | 64.8 | 57.3 |
TiO2 | 1.1 | 0.8 | 0.51 | 0.9 |
Al2O3 | 16.7 | 15.6 | 16.1 | 15.9 |
FeO | 6.9 | 6.2 | 4.8 | 9.1 |
MgO | 3.5 | 3.1 | 2.7 | 5.3 |
CaO | 3.4 | 5.7 | 4.6 | 7.4 |
Na2O | 2.2 | 3.1 | 4.4 | 3.1 |
K2O | 4.2 | 2.9 | 2.0 | 1.1 |
1:地表岩石の平均に近いものとして氷河粘土をとり、77個の異なった試料の分析値より推定 2:カコウ岩質岩石、玄武岩質岩石および堆積岩の占める地殻の厚さ、それぞれの平均化学組成などに基づいて推定 3:マントルからトーナル岩的なものが形成されるという大陸地殻生成モデルに立ち、地殻を3層に分けて、それぞれの厚さ、構成岩石の平均化学組成より推定 4:カコウ閃緑岩を主体とする上部地殻は、地殻自体の分化により生じたとのモデルに立ち、地殻熱流量などを制約条件として推定 |
A | B | C | D | E | |
石英(quartz) | 21.0 | 25.4 | 24.42 | 23.2 | 20.3 |
斜長石(plagioclase) | 41.0 | 39.25 | 39.25 | 39.9 | 34.9 |
ガラス(glass) | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 12.5 |
正長石(orthoclase) | 21.0 | 4.57 | 8.6 | 12.9 | 11.3 |
黒雲母(biotite) | 4.0 | 15.29 | 11.23 | 8.7 | 7.6 |
白雲母(muscovite) | 0.0 | 9.77 | 7.61 | 5.0 | 4.4 |
緑泥石(chlorite) | 0.0 | 0.0 | 3.31 | 2.2 | 1.9 |
角閃石(amphiboles) | 6.0 | 0.0 | 0.0 | 2.1 | 1.8 |
輝石(pyroxenes) | 4.0 | 0.0 | 0.0 | 1.4 | 1.2 |
かんらん石(olivines) | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | 0.2 |
酸化鉱物(oxides) | 2.0 | 1.37 | 1.37 | 1.6 | 1.4 |
その他(others) | 0.5 | 4.7 | 4.7 | 3.0 | 2.6 |
A Wedepohl(1969, 表7-11)により概算された上部大陸地殻の平均鉱物組成 B カナダ楯状地のメソノルム(mesonorm)(Shaw et al., 1967) C 緑泥石を含むように修正したカナダ楯状地のメソノルム(付記を参照) D 上部大陸地殻の平均鉱物組成の概算値(計算方法の詳細は付記を参照) E 露出した地殻の平均組成の概算値(計算方法の詳細は付記を参照) |