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最終更新日:2018年12月15日
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イオ| |
火山(Volcano)は、プレート境界部(Plate Boundary)などで、地球内部の熱(Heat)が地表へ放出される現象(Phenomenon)の象徴的存在である。地下で生じたマグマ(Magma)が地上に噴出(Eruption)したもので、収束型(Convergent
Type)のプレート境界部に位置する日本列島(Japanese
Archipelago)では特徴的である。世界的に最も大規模なのは発散型(Divergent
Type)のプレート境界である海嶺(Ridge:海底火山脈)におけるカーテン状(Curtain-like)噴火である。また、スポット状(Spot-like)噴火としては、ホットスポット(Hotspot)と呼ばれるプルーム(Plume)によるものであり、ハワイ諸島(Hawaiian Islands)などが代表的である。これらは、特有の様々な火山岩(Volcanic Rock)を生成しているが、そのメカニズム(Mechanism)等はプレート・テクトニクス(Plate Tectonics)によって説明されている。 火山活動に伴って生成される岩石は、火成岩(Igneous Rock)の火山岩に属する。 |
世界の火山 |
分布状況 世界には約1500の活火山があるといわれており、そのほとんどが環太平洋地帯に分布しています。日本には世界の活火山の約1割があり、世界有数の火山国といえます。 内閣府(HP/2012/11)による『1 世界の火山』から |
世界各国の活火山数と地熱資源量。日本は世界第3位の地熱資源大国であることがわかる(出所:産業技術総合研究所) 増谷(2009)による『大きな可能性を秘めた地熱発電 法整備で日本をエネルギー大国に』から |
図1 世界の火山分布図(勝井編集 URNAN KUBOTA 1979を修正加筆) 勝井(1997)による『火山・その活動の明暗』から |
日本の火山 |
ウィキペディア(HP/2015/5)による『箱根山』から |
図表1-2-11 日本の活火山分布 内閣府による『平成24年版 防災白書』から 気象庁による『活火山とは』〔2003(平成15)年に火山噴火予知連絡会は「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と定義し直しました。当初、活火山の数は108でしたが、2011(平成23)年6月にはさらに2火山が新たに選定され、活火山の数は現在110となっています。〕も参照。 |
過去の火山活動による分類(ランク分け) |
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気象庁(HP/2011)による『日本の活火山分布』から |
〔産業技術総合研究所 地質調査総合センターによる地質図のホームページの『日本の地質を知るページ』から〕 |
火山災害 |
ウィキペディア(HP/2015/5)による『火山の一覧』から |
(UNDRO,1985;シムキンほか,1994を参照)
(財)消防科学総合センター(HP/2014/10)による『世界の主要火山災害』から |
@火山学的な噴火規模:火山爆発指数(VEI)について 火山爆発指数:1982年にアメリカ地質調査所のクリス・ニューホール(Christopher G. Newhall)とハワイ大学マノア校(University of Hawaii at Manoa)のステフェン・セルフ(Steve Self)が提案した火山の爆発の大きさを示す区分。火山そのものの大きさではなく、その時々の爆発の大きさの指標である。 (出典:Simkin and Siebert, 1994を改変、*はスミソニアン博物館によるthe Global Volcanism Programより) |
出典:国際シンポジウム「アウグストゥスの別荘?」-火山噴火罹災地における生活・文化環境の復元に向けて- |
最近の火山噴火はごく小規模だが、21世紀中には中〜大規模の噴火が5〜6回発生すると想定される。 出典:「想定すべき大規模な火山噴火」自治体危機管理研究(2008) |
【被害額】 |
火山防災対策の推進に係る検討会 内閣府(防災担当)による『大規模噴火と大規模火山災害について』(2011/6)から |
火砕流 |
(独)防災科学技術研究所自然災害情報室(HP/2014/9)による『図18.6 日本における巨大火砕流噴火および阿蘇カルデラ』から |
1991(平成3)年9月15日 大規模火砕流発生 (大野木場小学校焼失) |
千本木地区を襲う火砕流(1993/6/24) |
雲仙復興事務所(2012/1)による『雲仙・普賢岳噴火災害の概要』から 1990/11/17 雲仙・普賢岳198年ぶりに噴火 |
図1−1 雲仙火山における有史後の噴火・大地変発生位置(太田、1996) 第1章 雲仙普賢岳の噴火歴と1990-1995の噴火の中の図。 |
図1−9 全期間の火砕流流下範囲(太田、1996) 第1章 雲仙普賢岳の噴火歴と1990-1995の噴火の中の図。 |
中央防災会議災害教訓の継承に関する専門調査会(2007/3)による『1990-1995 雲仙普賢岳噴火 報告書』から |
火山ガス |
噴火警報 |
噴火警報・予報の対象範囲 気象庁は、噴火災害軽減のため、全国110の活火山を対象として、観測・監視・評価の結果に基づき噴火警報・予報を発表しています。 噴火警報は、噴火に伴って発生し生命に危険を及ぼす火山現象(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流等、発生から短時間で火口周辺や居住地域に到達し、避難までの時間的猶予がほとんどない現象)の発生や危険が及ぶ範囲の拡大が予想される場合に、「警戒が必要な範囲」(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)を明示して発表します。 ※火山活動の状況や警報事項の解説をする場合は「火山の状況に関する解説情報」を発表します。なお、平成19年12月より、火山情報(緊急火山情報、臨時火山情報、火山観測情報)に代わって噴火警報・予報を発表しています。 |
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噴火警報・予報の種類 噴火警報は、「警戒が必要な範囲」が火口周辺に限られる場合は「噴火警報(火口周辺)」(又は「火口周辺警報」)、「警戒が必要な範囲」が居住地域まで及ぶ場合は「噴火警報(居住地域)」(又は「噴火警報」)として発表し、海底火山については「噴火警報(周辺海域)」として発表します。これらの噴火警報は、報道機関、都道府県等の関係機関に通知されるとともに直ちに住民等に周知されます。噴火警報を解除する場合等には「噴火予報」を発表します。なお、「噴火警報(居住地域)」は、特別警報に位置づけられています。 また、噴火警戒レベルが運用されている火山では、平常時のうちに地元の火山防災協議会で合意された避難計画等に基づき、気象庁は噴火警戒レベルを付して噴火警報・予報を発表し、地元の市町村等の防災機関は入山規制や避難勧告等の防災対応を実施します。 |
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気象庁(HP/2015/5)による『噴火警報・予報の説明』から |
噴火警戒レベル 注1: 住民等の主な行動と登山者・入山者への対応には、代表的なものを記載。 |
噴火警戒レベルが運用されている火山 噴火警戒レベルは、「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として火山噴火予知連絡会によって選定された47火山のうち、30火山(平成25年7月現在)で運用されています。今後、このほかの火山も含め、地元の火山防災協議会における避難計画(いつ・どこから誰が・どこへ・どのように避難するか)の共同検討を通じて、噴火警戒レベル(いつ・どこから誰が避難するか)の設定や改善を地元の気象台を含む関係機関が共同で進めていきます。 |
気象庁(HP/2015/5)による『噴火警戒レベルの説明』から |
草津白根山 |
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火山災害対策用図【草津白根山】 国土地理院による『草津白根山の火山活動に関する情報』(HP/2018/1/26)から |
気象庁による『草津白根山の噴火警戒レベル』(2016/4)から |
箱根山 |
箱根山の地形図 |
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ウィキペディア(HP/2015/5)による『箱根山』から |
過去30日間の震源分布 |
過去の震源分布(1989年4月〜2012年12月) |
神奈川県温泉地学研究所(HP/2015/5)による『最新の震源分布』から |
図7-1-2A 箱根火山の地形発達史をしめすモデル断面図 久野(1950)をもとに作成 図7-1-2B 箱根火山地中温度(海抜0m)と温度断面 千葉(HP/2015/5)による『温泉の科学』の『7 関東周辺の温泉 7-1-2 箱根火山』から |
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箱根町(HP/2015/5)による『箱根町火山防災マップ』から |
行竹(2015/4)による『地下構造をスキャン 温地研の現場から<4>』から |
図1−地形図 |
図2−箱根火山の鳥かん図 <原図 大木> |
図3・A−箱根火山地質図 <久野久 1950> |
図4−箱根火山の構造発達史 <1952の久野モデル> |
図3・B−箱根火山の南北断面 <KUNO, OKI, OGINO, & HIROTA 1970> |
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図8−東西断面(図7)と地震 <地震資料:水上1960,水上他1969,平賀1972> |
図7−地中温度分布図と地震 <大木,平野 1970・1972> |
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図6−箱根火山の温泉成因モデル <大木、平野 1970> |
図5−泉質分布図 |
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大木(1978/1)による『<火山の一生>箱根火山』から |
富士山 |
富士山の断面図。ピンク色が小御岳、深緑色が古富士、薄緑色が新富士の各火山体を現す。 ウィキペディア(HP/2015/9)による『富士山の噴火史』から |
@小御岳火山の時代 およそ20〜10万年前、現在の富士山のやや北側に、小御岳(こみたけ)火山が誕生しました。周辺の愛鷹山(あしたかやま)や箱根山などの火山も噴火し、大量の噴出物が地表に積もりました。 |
A古富士火山の時代 10万年ほど前に、小御岳火山の中腹で新しい火山(古富士火山)が噴煙を上げはじめました。富士山の誕生です。古富士火山は噴火をくりかえしながら成長し、小御岳の大部分と愛鷹山の北半分を埋めつくし、さらに高くそびえる火山に成長していきました。 |
B新富士火山の時代 古富士火山は、数百回におよぶ噴火と数度の山体崩壊をへて、およそ1万年前から現在の富士火山(新富士火山)が成長を始めました。その後も山体崩壊が起きたことがありますが、度重なる噴火が崩壊の傷跡をおおい、美しい円錐形をした現在の富士山がつくられました。 |
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静岡大学防災総合センター(HP/2015/9)による『2.富士山のおいたち・歴史時代の噴火史』から |
図1 富士山の歴史時代の火山活動(候補を含む)年表.数字はすべて西暦年.詳しい説明については本文を参照. Fig.1. Temporal distributions of eruptions,possible eruptions,and other possible volcanic events through historic times at Fuji Volcano.Distribution of records describing smokes at the summit is after Tsuji(1992).Temporal distribution of large earthquakes in east Nankai and Sagami Troughs is also shown.Right column shows the durations covered by main chronicles. 小山(2007)による『富士山の歴史噴火総覧』から |
図1 南部フォッサマグナの地質概略. 天野ほか(2007)による『富士山の基盤:丹沢山地の地質 −衝突付加した古海洋性島弧−』から |
第1図 富士山の噴火年代と噴出物(津屋、1968;1971に加筆。地質標本館2003特別展から) 山元ほか(2003/11)による『富士山、1000年前の噴火に新事実』から |
第7圖 富士山の構造を示す概念的斷面圖 H1=狹義の富士火山、H2=古富土火山、K=小御嶽火山、A=愛鷹火山北西麓、I=岩淵火山群噴出物及び別所礫層、T=基盤第三紀層、C=富士山頂、f=富士川、h=星山丘陵、k=小御嶽、u=潤井川。 津屋(1940)による『富士火山の地質學的並に岩石學的研究』から |
御嶽山(おんたけさん) |
図1 御嶽火山の地質図(5万分の1地質図幅「御嶽山」(1988;左側)と「木曽福島」(1998;右側)を抜粋・合成)。 2014年9月27日噴火による火口位置(赤丸;概位)と現地火山灰調査に基づく降灰の主軸(赤矢印)を示す。あわせて青点線で10万年前以降の新期御嶽火山の分布域を示す。 |
図2-A 9月28日16:36撮影 北西上空より見た剣ケ峰山頂部の火口状況。ほぼ白色の噴煙が南−南東へ流れている。手前の噴煙が今回の噴火による火口列の西端の割れ目火口、奥の噴煙が地獄谷に形成された火口列からのもの。 |
(独)産業技術総合研究所地質調査総合センター活断層・火山研究部門(2014/9)による『御嶽火山の噴火に関する情報』から |
図:御嶽山2014年9月27日噴火の体積火山灰の等重量線図 火山噴火予知連絡会(2014/9)による火山噴火予知連絡会拡大幹事会資料(平成26年9月28日開催)の中の『当日配布資料(気象庁、東京大学地震研究所、名古屋大学、国土地理院)』から |
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(独)防災科学技術研究所(NIED)(HP/2014/9)による『御嶽山火山防災マップ』から |
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注1)ここでいう「大きな噴石」とは、主として風の影響を受けずに弾道を描いて飛散するものとする。 注2)噴火警戒レベルは、火山ガスに関する規制とは異なる。 |
気象庁地震火山部火山課火山監視・情報センターによる『御嶽山の噴火警戒レベル−火山災害から身を守るために−』から |
阿蘇山 |
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熊本県土木部砂防課(2008/3)による『阿蘇山火山防災マップ』から |
阿蘇山のCGによる鳥瞰図。50mメッシュ数値地図にランドサット画像を合成して、外輪山南側上空3kmから16mmレンズで作成したもの。 小出(2006)による『大地を眺める』の中の『阿蘇の米塚』から |
霧島山 |
霧島山の位置 |
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霧島市教育委員会による『Webで学ぼう霧島山』(HP/2018/3/8)から |
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国土交通省国土地理院によるデジタル標高地形図「九州」の『霧島山』(HP/2018/3/8)から |
霧島火山の火山体地形図 ウィキペディアによる『霧島山』(HP/2018/3/8)から |
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気象庁による『霧島山(新燃岳)の活動状況』(2018/3/8)から |
桜島 |
桜島(さくらじま)は、日本の九州南部、鹿児島県の鹿児島湾(錦江湾)にある東西約12km、南北約10km、周囲約55km、面積約77km2の火山である。かつては文字通り島であったが、1914年(大正3年)の噴火により、大隅半島と陸続きとなった。 概要 約2万6千年前に鹿児島湾内の海底火山として活動を開始した活火山によって形成された、地質学的には比較的新しい火山である。有史以来頻繁に繰り返してきた噴火の記録も多く、現在もなお活発な活動を続けているため、学術的にも重視されている。また、日本国内のみならず世界的にも有数な火山島であり、観光地としても有名である。海の中にそびえるその山容は特に異彩を放っており、鹿児島のシンボルの一つとされる。2007年に日本の地質百選に選定された。国際火山学及び地球内部化学協会が指定する特定16火山のひとつである。 |
当時島であった、大日本帝國陸地測量部の地図(測量1902年)国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成 |
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集落と山の地図 |
溶岩の分布 |
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ウィキペディア(HP/2015/8)による『桜島』から |
桜島の火山について |
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桜島の誕生 桜島が誕生する前、鹿児島湾には巨大な穴があいていました。この穴は姶良カルデラと呼ばれ、約29,000年前の超巨大噴火によってできたものです。このとき、地下にあった大量のマグマが噴出し、火砕流となって南九州全域を埋めつくし、その厚さは数十メートルにもなりました。こうして出来たのがシラス台地です。 シラス台地をつくった姶良カルデラの超巨大噴火の後(今から約26,000年前)、カルデラの南部で新たな噴火がはじまりました。これが桜島誕生の瞬間です。このように、桜島は姶良カルデラの一部に生まれたカルデラの「こども」のような火山です。 |
噴火の歴史 桜島は約26,000年前に誕生し、現在までに大規模な噴火を17回も繰り返しています。その中で最大の噴火は、今から約13,000年前の大噴火です。このときの噴火では、鹿児島市内で1m以上、鹿児島県内のほとんどで10cm以上の火山灰が積もりました。 桜島の活動は、大きく2つの時期に分かれています。誕生から約5,000年前までが北岳の活動、4,500年前から現在までが南岳の活動です。北岳と南岳という2つの火山が南北に連なっているため桜島は横長に見えるのです。 |
みんなの桜島協議会(HP/2015/8)による『桜島の火山について』から |
Fig, 1. Schematic figure of magma supply system at Sakurajima volcano (Kamo, 1988). A magma reservoir is located in Aira caldera at a depth of 10 km and magma has been supplied to the magma reservoir at an average rate of 1×107 m3/year. A minor magma reservoir exists beneath Sakurajima. Two paths to the minor magma reservoir were inferred. One is from the magma reservoir beneath Aira caldera and the other corresponds to migration of hypocenter of A-type earthquakes from a deep part of southwest. 井口(2007)による『地球物理学的観測により明らかになった桜島火山の構造とその構造探査の意義』から |
口永良部島 |
口永良部島の防災マップ 気象庁(HP/2015/5)による『口永良部島の活動状況』から |
気象庁(HP/2015/5)による『口永良部島 有史以降の火山活動』から |
口永良部島 噴火警戒レベルに対応した規制範囲 気象庁(2013/3)による『口永良部島の噴火警戒レベル−火山災害から身を守るために−』から |
口永良部島火山地質図 解説目次 1:はじめに |
第1図 口永良部島と周辺の地形 口永良部島と周辺の地形.等高線・等深線の間隔は50m.海域の地形は海上保安庁水路部(1981年)発行50,000分の1沿岸の海の基本図「屋久島北西部(海底地形図)」を,陸上の地形は国土地理院発行25,000分の1地形図「口永良部島」を使用した. 第2図 口永良部島火山を構成する火山体とその被覆関係(右図を拡大したものはこちらを参照) 等高線は100m間隔 |
口永良部島火山地質図(陰影ありはこちら、凡例はこちら)(地質図の拡大したものはこちらを、陰影つき地質図の拡大したものはこちらを、東西断面図はこちらを、白黒地質図はこちらを、それぞれ参照) |
口永良部島火山鳥瞰図(もう一つの鳥瞰図はこちら) |
地質調査総合センター(下司・小林、2007)による『口永良部島火山地質図』から |
イオ |
探査機「ガリレオ」が1998年3月に撮影したイオの火山。左縁が「ピラン・パテラ(Pillan Patera)」(拡大画像上)は噴煙が140km上空まで広がっている。中央部、昼夜境界付近の「プロメテウス(Prometheus)」(拡大画像下)の噴煙は70km上空までおよび、右方向に流れている。(提供:NASA/JPL) |
木星磁場の磁力線と衛星イオの内部の概略図。地殻(灰色)の内側にマグマ層(オレンジ色)が存在する。アニメーション動画では、木星の自転により磁場が変化してもマグマ層によりイオ内部の磁場の向きは保たれる様子を見ることができる。(提供:NASA/JPL/University of Michigan/UCLA) |
AstroArts(2011/5)による『木星の衛星イオにマグマ層が存在』から |