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最終更新日:2017年2月7日
地表付近のエネルギー源(Energy Source)は太陽(Sun)であるが、その次は地熱(Geotherm)である。ただし、地表で比較すると、太陽エネルギーの数千分の1程度である。しかし、この地熱がプレート運動(Plate Movement)の原動力(Dynamics、Motive
Power)である。 地熱は、地球内部に含まれている放射性物質(Radioactive Material)による崩壊熱(Heat of Decay)と、地球誕生時の(During the Original Formation of the Earth )集積熱〔Heat of Impact and Compression:微惑星(Planetesimal)の衝突エネルギー(Impact Energy)などによる〕が主体であると考えられている。 エネルギー資源(Energy Resource)としては、地下のマグマ溜り(Magma Chamber)周辺部における熱水(Hydrothermal Water)や水蒸気(Water Vapor)から熱を取り出して発電機(Electrical Generator)を動かす地熱発電(Geothermal Power)が主である。また、熱水の循環水を温泉(Bathing Facility and Inn around Hot Spring)等に利用することも広く行われている。 なお、浅い部分の熱は地中熱と呼ばれ、いわゆる地熱と区別されており、主としてヒートポンプに利用されている。 |
リンク |
地熱資源 |
JOGMEC(HP/2014/3)による地熱資源情報の『地熱発電の概要 : 世界の地熱発電』から |
日本地熱学会(HP/2011)による『日本の地熱エネルギー』から |
阪口(HP/2011)による『地熱資源図』から |
図7 地熱系のモデル。曲線1は純水の沸点を示すもので,参考のために示している。曲線2は右の地熱系モデル図に対応した,Aにおける流入からEにおける流出までの,典型的な循環路に沿う温度プロファイル (White,1973から) 。 図10:地熱流体の利用方法を示す図 (Lindal, 1973 より) Dickson & Fanelli(HP/2008)による『地熱エネルギー入門【第2版】』から |
地熱発電 |
図8.地熱発電追加容量、国別割合(2013年) |
図9.地熱発電設備容量および追加容量 上位10か国とその他地域(2013年) |
ISEPによる『自然エネルギー世界白書 2014』から |
【第 222-2-14】世界の地熱発電設備(2012年) 出典: 国際地熱協会(International Geothermal Association)。 資源エネルギー庁による『エネルギー白書2014』から |
全国17ヵ所で発電 日本の地熱発電 出典:火力原子力発電技術協会、地熱発電の現状と動向 2010・2011年版、平成24年 JOGMEC(HP/2014/3)による地熱資源情報の『地熱発電の概要 : 日本の地熱発電』から |
地熱発電設備容量の変化 出典:BP統計 2012 をもとに作成 |
世界各国の地熱発電設備容量 出典:BP統計 2012 をもとに作成 |
JOGMEC(HP/2014/3)による地熱資源情報の『地熱発電の概要 : 世界の地熱発電』から |
地殻熱流量 |
松本(2008)による『陸域における地殻熱流量と地震活動の相関性』から 日本列島における地殻熱流量測定例: |
地殻熱流量=40〜100 mW/m2 (熱流量= 熱伝導率×地温勾配) 岩石の熱拡散率≒10-6 m2/s 厚さ30kmの層の時定数≒7 m.y. |
地殻熱流量の球関数展開 |
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山野(2005/10)による『地殻熱流量測定による地下温度構造の研究』から |
第2図 38°Nに沿った日本海から佐渡島,蔵王を通り日本海溝へいたる断面図.○・●は地殻熱流量,□・■は地温勾配値から推定された地殻熱流量,破線は標高.黒で塗りつぶしたシンボルは,地殻熱流量・地温勾配値の中で,それぞれ最も深い温度測定点までの地表面または海底面からの深さが明記してあるもの,あるいは坑井の深さが1,500m以上あるもの. 田中ほか(2004)による『日本列島及びその周辺域の地温勾配及び地殻熱流量データベース』から |
第1図 dataset(A)の(a)スタンディングタイム,(b) 温度,(c)深度,(d)地温勾配のヒストグラム. |
第3図 data set(A)の深度に対する温度のプロット(各データは+で表されている.).実線は地温勾配(各々の数字の単位はK/km.),曲線は水の沸騰曲線を表す. |
第8図 全てのデータに対する(a)地温勾配,(b)深度のヒストグラム. |
第9図 深度に対する地温勾配のプロット(各データは+で表されている.).○は,深度300−2000mまでは各100m毎,深度2000m以深では各500m毎の地温勾配と深度の平均値を示す. |
田中ほか(1999)による『坑井の温度データによる日本の地温勾配値のコンパイル』から 世界の平均的地温勾配(こうばい)=1.5〜5℃/100m=15〜50℃/km。 |
熱伝導率 |
松本(2008)による『陸域における地殻熱流量と地震活動の相関性』から |