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最終更新日:2017年2月9日
温泉(Bathing Facility and Inn around Hot
Spring)とは、地熱(Geotherm)による熱水(Hydrothermal Water)を利用したものであるが、人為的な定義(日本)では熱水でなくても特定成分に富めばよいことになっている。 温泉(Hot Spring)は火山地帯(Volcanic Region)に伴うことが多く、日本は地質学的な(Geological)条件に恵まれている。 有害な成分(Harmful Ingredient)を多く含むことがあり、その場合には周辺の河川水(River Water)や地下水(Groundwater)に対する汚染源(Source of Pollution)となる。 |
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温泉 |
温泉の定義は、日本の温泉法(1948年7月)の第二条に、
『この法律で「温泉」とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。』
とある。
また、鉱泉は、環境省による鉱泉分析法指針(2002年3月))に、
『鉱泉とは、地中から湧出する温水および鉱水の泉水で、多量の固形物質、またはガス状物質、もしくは特殊な物質を含むか、あるいは泉温が、源泉周囲の年平均気温より常に著しく高いものをいう。
温泉法いう「温泉」は、鉱泉の他、地中より湧出する水蒸気およびその他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)を包含する定義である。
鉱泉は、温泉法第2条別表に従い、常水と区別する(第1-1表)。
鉱泉のうち、特に治療の目的に供しうるものを療養泉とし、第1-2表により定義する。』
とある。
温泉の定義
環境省(HP/2012/2)による『温泉の保護と利用』から |
温泉法による温泉の定義 ウィキペディアによる『温泉』から |
泉質 |
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環境省(HP/2014/6)による『新旧泉質名対照表』から |
世界の温泉 |
アメリカの熱水泉の分布 ウィキペディア(HP/2014/6)による『熱水泉』から |
世界の温泉分布 |
日本の温泉 |
温泉地数・都道府県ベスト10 環境省自然環境局・平成23年度データ(平成24年3月末現在/平成25年3月発表)より当所が作成。 |
温泉地数の推移(1982〜2011年の30年間) 環境省自然環境局・平成23年度データ(平成24年3月末現在/平成25年3月発表)より当所が作成。 |
泉源数・都道府県ベスト10 環境省自然環境局・平成23年度データ(平成24年3月末現在/平成25年3月発表)より当所が作成。 |
環境省自然環境局・平成23年度データ(平成24年3月末現在/平成25年3月発表)より当所が作成。 |
泉ゆう出量・都道府県ベスト10 環境省自然環境局・平成23年度データ(平成24年3月末現在/平成25年3月発表)より当所が作成。 |
ゆう出量の推移(1982〜2011年の30年間) 環境省自然環境局・平成23年度データ(平成24年3月末現在/平成25年3月発表)より当所が作成。 |
日本温泉総合研究所(HP/2013/7)による『日本の温泉データ』から |
別府温泉 |
別府市営温泉地図 別府市(HP/2015/3)による『温泉』から |
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別府温泉の源泉分布(1987年) ●:噴気・沸騰泉、●:一般温泉 [原図:由佐・大石(1988)] |
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別府温泉地球博物館(HP/2015/3)による『別府温泉事典』の『別府温泉』(由佐悠紀氏)から |
図3.2.2 古の自然湧出温泉の場所(鈴木 1933)と海面下100mでの地温分布(Allis & Yusa 1989) K:鉄輪断層、A:朝見川断層、N:無名の伏在断層 |
(左)図3.2.5 採取水量の分布:昭和48〜50年(1973〜75)および(右)図3.2.6 採取熱量の分布:昭和48〜50年(1973〜75) |
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図3.2.7 泉質の分布(1970年以前) |
図3.6.1 泉質形成モデルと別府流域の水収支 |
(左)図3.6.2 京大実験井で観測された温度・泉質の鉛直分布 および(右)図3.6.3 各種温泉水の流動経路 |
図3.7.1 塚原(伽藍岳)−明礬−鉄輪−亀川に沿う地熱−温泉系の概念モデル(1)深部まで 図中の蒸気流出や熱放射の数値は、伽藍岳の地熱活動に対するものである。 |
図3.7.2 塚原(伽藍岳)−明礬−鉄輪−亀川に沿う地熱−温泉系の概念モデル(2)浅部 |
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由佐(HP/2014/3)による『第3章 温泉・湯けむりの自然科学的概要』から |