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最終更新日:2019年6月19日
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自然科学(Natural Science)的、特に地質学(Geology)的な日本についての情報を集めている。 日本列島(Japanese Archipelago)は元来アジア大陸(Asian Continent)の一部であったが、数千万年前に起こった日本海(Sea of Japan)の誕生(Occurrence)と拡大(Enlargement)に伴って島弧(Island Arc)となった。その地質学的な変遷史はプレート・テクトニクス(Plate Tectonics)によって説明されている。日本列島の基盤(Basement)は、太平洋プレート(Pacific Plate)の沈み込み(Subduction)に伴う付加体(Accretionary Prism、Accretionary Wedge)で特徴づけられる。つまり、比較的若い地質体(Geologic Body)から構成されている。 全般的には『日本』のページを参照。 |
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日本人の起源| 植生| |
・室戸沖南海トラフ付加体前縁部の高熱流量と地下深部の圧力・浸透率の関係 (224-236p) ●太平洋型造山帯―新しい概念の提唱と地球史における時空分布―(115-223p) ・超大陸と日本列島の起源(100-114p) ●活動的大陸縁の肥大と縮小の歴史―日本列島形成史アップデイト―(65-99p) ・インドネシア非火山性外弧のオフィオライト―世界最若オフィオライトの産状と岩石学的多様性―(52-64p) ・古生代日本と南北中国地塊間衝突帯の東方延長(40-51p) ・九州西端部からの四万十高圧変成岩類の発見(30-39p) ・飛騨外縁帯糸魚川-青海地域の地質と変成作用―日本列島地質体最古の沈み込み帯型変成作用と上昇期の加水変成作用―(4-29p) ・特集号「日本列島形成史と次世代パラダイム(Part III)」表層地質からマントル対流起動論へ―巻頭言―(1-3p) |
・マントル熱進化モデルの新展開(1215-1227p)
・第2大陸(1197-1214p) ・日本列島の大陸地殻は成長したのか?―5つの日本が生まれ,4つの日本が沈み込み消失した―(1173-1196p) ・日本列島の古地理学―砕屑性ジルコン年代頻度分布と造山帯後背地の変遷―(1161-1172p) ・プロト伊豆―マリアナ島弧の衝突付加テクトニクス―レビュー―(1125-1160p) ・日本海の拡大と構造線―MTL,TTLそしてフォッサマグナ―(1079-1124p) ・新生代日本列島の火山活動とマントルダイナミクス―この10年における進展―(1063-1078p) ・スラブ起源流体と沈み込み帯でのマグマ生成 (1054-1062p) ●日本列島の地体構造区分再訪―太平洋型(都城型)造山帯構成単元および境界の分類・定義―(999-1053) ・構造浸食作用―太平洋型造山運動論と大陸成長モデルへの新視点―(963-998p) ・特集号「日本列島形成史と次世代パラダイム(Part II)」表層地質からマントル対流起動論へ―巻頭言―(959-962p) ・Overview of a Special Issue on “Geotectonic Evolution of the Japanese Islands under New Paradigms of the Next Generation (Part I-III)”(947-958p) |
・クロミタイト―不思議なマントル構成岩―(392-410p) ・輸出科学の時代―日本列島の地体構造区分・造山運動研究史―(378-391p) ・付加体の構造侵食による前弧の構造発達(362-377p) ・日本海拡大時の中央および西南日本前弧域テクトニクス(347-361p) ・砂質片岩中のジルコンの年代分布に基づく三波川帯再区分の試み(333-346p) ・三波川変成帯中の新たな独立した広域変成帯の存在―白亜紀から第三紀の日本における造山運動―(313-332p) ・日本列島に記録された古生代高圧変成作用―新知見とこれから解決すべき問題点―(294-312p) ・日本列島の誕生場―古太平洋の沈み込み開始を示す飛騨外縁帯の520Maの熱水活動―(279-293p) ・日本最古の堆積岩年代472Ma(オルドビス紀前期末)とその意義―飛騨外縁帯一重ヶ根層のジルコンU-Pb年代―(2701-278p) ・南部北上帯古期岩類のLA-ICP-MS U-Pbジルコン年代(257-269p) ・日立変成岩類―カンブリア紀のSHRIMPジルコン年代をもつ変成花崗岩質岩類の産状とその地質について―(245-256p) ・西南日本における海溝-島弧-縁海系の地殻構造―南海トラフから大和海盆北縁まで―(235-244p) ・新生代北部九州のテクトニクス史と火山活動史―背弧火山岩区研究における重要性―(224-234p) ・日本列島下での沈み込みプロセスの多様性(205-223p) ・日本列島下のスラブの三次元構造と地震活動 (190-204p) ・特集号「日本列島形成史と次世代パラダイム(Part I)」―巻頭言―(187-189p) |
地形 |
Topographic map |
海底地形 |
日本周辺海底地形図(部分) 赤線は領海線。 海上保安庁海洋情報部(HP/2014/4)による『海洋台帳』から |
南海〜東南海〜東海沖の海底地形図(鳥瞰図) |
南海〜東南海〜東海沖の浅発地震震央分布 震央分布に用いたデータは気象庁提供(1923年−2013年) |
四国沖の海底地形図(鳥瞰図) |
四国沖の浅発地震震央分布 震央分布に用いたデータは気象庁提供(1923年−2013年) |
日向灘の海底地形図(鳥瞰図) |
日向灘の浅発地震震央分布 震央分布に用いたデータは気象庁提供(1923年−2013年) |
海上保安庁海洋情報部(HP/2014/4)による『プレート境界域の海底地形』から |
日本海 |
図2.2.4-1 日本海の海底地形 水深は、米国海洋大気庁地球物理データセンター作成のETOPO5(緯度経度5分格子の標高・水深データ)による。 |
図2.2.4-6 日本海固有水の形成域と深層循環の模式図 日本海の海底地形(図2.2.4-1)に日本海固有水の形成域と深層循環の模式図を重ねた。四角の枠で囲まれた海域は上部固有水の形成域、楕円で囲まれた海域は深層水・底層水の形成域、曲線および矢印は2000m以深の主な深層循環の経路を示す(Senjyu et al., 2005aなどをもとに作成)。 |
図2.2.4-2 100m深の水温の平年分布図(単位:℃)と極前線の平年の位置 左上:2月、右上:5月、左下:8月、右下:11月。海洋大循環モデルとデータ同化の解析結果による。平年値は1985〜2010年の26年平均値。白線は極前線の平年の位置で、100m深における月ごとの極前線の指標水温(重岡, 2010)を用いて位置を決定した。 |
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気象庁(HP/2012/11)による『2.2.4 対馬暖流および日本海固有水』から |
図7 25〜20 Maの古地理図.西南日本弧はN50゜E,東北日本弧はN40゜E方向に復元され,日本海内の小陸塊は大部分が韓半島から豆満に収納できる.飛騨陸塊を日本海側に復元した.当時の海溝位置については,中新世前期付加体分布地域とし,あわせて火山フロントの位置を示した.当時の火山フロントの位置については,北上山地西縁―阿武隈山地東部,諏訪湖周辺から山陰地区に分布することから,西南日本・東北日本をまたがってほとんど直線的に火山フロントがあった.始新世中期に火山活動と広域的隆起があり,漸新世には,対州層群の示す古流向から堆積盆地が北東に開き,日本列島地域は島弧性安山岩類(グリーン・タフ)活動の場であった.始新世から漸新世前期までの間の海水の進入が直ちに日本海が拡大を意味しない.MTLに沿って150 km以上の失われた地帯があったとみられる. |
図8 20〜15 Maの古地理図.日本海の南・北両側は受け身的プレート境界であり,複数の拡大軸と failed rift (埋設性中断リフト)があった.現在の東北日本脊梁に深い海が,さらに日本海沿岸部からフォッサマグナ〜山陰地方により深い海があった.東・西両側には日本海東縁トランスフォーム(JET)と日本海東縁トランスフォーム(JWT:想定)があった.MTLに沿って幅150 kmの地帯が南方に衝上することにより大量の砕屑物がTTT境界の急斜面に堆積し,巨大オリストストローム(岬オリストストロームなど)を形成した.さらに前面においては厚い付加体が形成された(Medial Miocene ACs). |
図12 日本海の拡大構造発達.日本海拡大直前(37 Ma)に西南日本・アジア大陸の下に上昇した含水マントルプルームと広域的隆起した領域を示す.25〜15 Maにかけて,はじめに日本海盆において,その後大和堆・大和海盆において急速に拡大が起こった.いずれも,プルーム上昇に伴う広域的隆起により,その周囲に多量の堆積物が供給され,西南日本では山陰沖,東北日本では秋田・新潟の厚い堆積体を形成した.説明は本文参照. |
図15 西南日本弧における構造侵食量の見積もり.日本海の拡大量は,海洋地殻部長さ+大和海盆長さ×1/2によって求める.その断面(四国からウラジオストックへ至る線)上での長さは約600 kmである.一方,短縮量は海溝後退長さ,MTL短縮量,褶曲・断層短縮の総計であり,716 kmとなる.116 km幅の差は,おおむね15 Maの海溝軸から現在の海溝軸の幅に相当し(残りは15 Ma以降の構造侵食分),この幅の地帯が構造侵食を受けたと考えられる.MTL短縮約150 km幅分は,前面の海溝斜面に流入収支したと考えられる.西南日本九州から関東山地全体を総計すると,その失われた構造侵食総量は3,480,000 km3となる. |
柳井ほか(2010)による『日本海の拡大と構造線―MTL,TTLそしてフォッサマグナ―』から |
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A−A'は火山群を横断した断面、B−B'は火山フロントにそった縦断面を示す。マントルウエッジにはMORB様のマントル(87Sr/86Sr〜0.703)と堆積物の溶融によって形成された肥沃なマントル(87Sr/86Sr〜0.705)が存在する。日本海大和海盆形成時には肥沃なマントルが上昇し、周辺の枯渇したマントルとともにマグマを生成した。リフティング終了後、肥沃なマントルは、マントルウエッジ内の対流により火山弧の直下に熱い指として侵入する。熱い指はスラブに沿ってコンベヤーのように再び深部へもどされる。火山フロント直下のマントルダイアピルはこの肥沃なマントル物質をより多く含む。 田村(2003)による『東北日本弧と大和海盆周辺のマグマの成因関係』から |
図1−日本海の海底地形 <水路図複製・海上保安庁承認第500036号> |
図2−大和堆・富山舟状海盆の海底俯瞰図 <原図・茂木昭夫> |
図4−日本海の地殻断面図 |
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図5・A−古第三紀末期−新第三紀初期の古地理 <2500万年前−1900万年前まで> |
図5・B−新第三紀・中新世前期の古地理 <1900万年前−1650万年前まで> |
図5・C−新第三紀・中新世中期−後期の古地理 <1650万年前−900万年前まで> |
図5・D−新第三紀・鮮新世の古地理 <600万年前−300万年前まで> |
湊正雄監修<目でみる日本列島のおいたち> 築地書館刊より |
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竃(1975)による『日本海と大和堆』から |
日本人の起源 |
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国立科学博物館(HP/2012/11)による『日本人はるかな旅展』の『分子レベルでみた日本人のルーツ』から |
概要日本人とモンゴロイドの起源と移動ルートの図 日本人の起源・図 丸地による『試論:DNA-日本人の起源とモンゴロイド』(2010/11)から |
Sinkawa?(2010/10)による『シリーズ「日本人の起源」(4) 縄文人はどのように形成されていったのか』から |
Watasumu(2010/7)による『C日本列島の人類【60万〜2万年前】陸続きの大陸から渡来』から |
人類拡散の経路図(溝口優司氏の説) |
溝口優司・科博人類研究部長による日本人形成のシナリオ。 (1)アフリカでホモ・サピエンスに進化した集団の一部が6〜5万年前までに東南アジアに到着 |
朝日新聞による『「日本人」起源 通説に一石 国立科学博物館』(2010/3/11)から |
図1・A−第四紀・洪積世前期の古地理<200万年まえから80万年まえまで> 湊正雄監修 <目でみる日本列島のおいたち> 築地書館刊より |
図1・B−第四紀・洪積世中期の古地理<80万年まえから15万年まえまで> 湊正雄監修 <目でみる日本列島のおいたち> 築地書館刊より |
図1・C−第四紀・洪積世後期の古地理<15万年まえから1万年まえまで> 湊正雄監修 <目でみる日本列島のおいたち> 築地書館刊より |
図1・D−第四紀・沖積世の古地理<1万年まえから現在まで> 湊正雄監修 <目でみる日本列島のおいたち> 築地書館刊より |
図2−アジアにおけるヒトの移住(北上)の経緯 <ただし洪積世末葉〜沖積世初・中葉><湊正雄氏原図> |
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図3−ウルム氷期以降の海水面運動<年代数値の単位はY.B.P.><湊正雄氏原図,一部省略> |
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郷原(1975)による『氷河時代の日本列島』から |