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最終更新日:2016年10月14日
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地下水| |
瀬戸内海(Seto Inland Sea)周辺における自然環境(Natural Environment)に関連する情報を集めている。ただし、本ホームページ責任者が関心を持つ範囲のみである。 海洋の中でも閉鎖性海域(Enclosed Sea)は環境問題(Environmental Issue)が表面化し易い環境であるために、物質循環(Matter Cycle、Geochemical Cycle)に与える人類(Human)の影響(Influence)を研究するための試験地(Study Site)として相応しい。瀬戸内海は日本で最大の閉鎖性海域であり、陸域側(Land Side)および海域側(Sea Side)の両方からの様々な調査研究(Investigation、Study)が行われている。 |
瀬戸内海 |
瀬戸内海周辺の起伏 南東方向から北西方向へのプレートの沈み込みに伴う圧縮応力の長期的な作用の結果、図のようなNE-SW方向(白線)の隆起が周期的に存在するように見える。写真はGoogle Mapによる。 福岡(2015/12)による |
R1(2013/7)による『瀬戸内海の、3D海底地形図 (シリーズ11)』から |
瀬戸内海環境保全特別措置法による対象区域 水面面積:23,203km2、平均水深:38m、容積:8,815億m3、流域人口:3,000万人 注)瀬戸内海は「瀬戸内海環境保全特別措置法」で次のように定めている。 |
瀬戸内海の水深図 出典:「瀬戸内海の環境」((社)瀬戸内海環境保全協会)に基づき作成 |
〔環境省が情報を提供し(社)瀬戸内海環境保全協会が運用するせとうちネットの『瀬戸内海の環境情報』の『自然環境』から〕 |
〔環境省が情報を提供し(社)瀬戸内海環境保全協会が運用するせとうちネットの『瀬戸内海の環境情報』の『瀬戸内海の流量と降水量』から〕 |
古瀬戸内海 |
瀬戸内海には古い時代と新しい時代のものがある。古いほうは第一瀬戸内期と呼ばれ、新第三紀中新世(約2,300万年前〜約500万年前)中期初頭(1500万〜1600万年前)頃に存在した。一方、新しいほうは第二瀬戸内期と呼ばれ、新第三紀鮮新世(約500万年前〜約258万年前)中頃(300万年前)から第四紀更新世(約258万年前〜約1万年前)頃までに存在した(瀬戸内湖?)。第四紀更新世〜完新世(約1万年前から現在)の氷河時代(氷期)の寒冷期には海水準(⇒海水準変動)が低下して陸化したが間氷期の温暖期(現在に続く)には海水準が上昇して海化した。(【参考】Kotobank.jpによる『古瀬戸内』など。リンクは主にウィキペディア)
瀬戸内海の今と昔 中新世の古瀬戸内海(第一瀬戸内海)、中新世〜鮮新世(せんしんせい)の第二瀬戸内海(湖)に続いて現在の瀬戸内海が生まれました。平均水深30mと浅い瀬戸内海は内湾の生物に富んだ内海です。そして生きた化石として知られているカブトガニが生活する海でもあります。 東濃地科学センター(HP/2014/7)による『海辺の生物が東濃にいた理由 瀬戸内海の今と昔』から |
R1(2013/7)による『瀬戸内海の、3D海底地形図 (シリーズ11)』から |
沖村(2010/3)による『豊かな里海・瀬戸内海ものがたり』から |
図1 約二万年前の日本列島 (図説 廿日市の歴史から) |
図2 約一万年前の瀬戸内海 (図説 廿日市の歴史から) |
峰起の鼻工房(2009?)による『1.瀬戸内海の成り立ち』から |
図9 沖積層基底面深度分布図 瀬戸内海に海水が流入する直前の約2万年〜1万年前の地形にほぼ相当。 井内(2001)による『瀬戸内海の海砂問題と砂堆の形成』から |
図−3 1400万年〜1700万年前(新第三紀中新世中期)の地層分布(柴田、糸魚川原図を改変) Ma:松江 To:鳥取 Mi:三次 H:広島 O:岡山 N:名古屋 K:京都 Mz:瑞浪 中野ほか(1997)による『11 瀬戸内海の底質−呉阿賀港をめぐって−』から |
図1-1-3 約2万年昔の瀬戸内海 永井原図 「愛媛の島々の自然」AP.13より 愛媛県生涯学習センター(1991)による『瀬戸内海の形成』から |
図1・4−瀬戸内区の古地理 |
図1・4の凡例 |
柴田・糸魚川(1989/3)による『瀬戸内海区と古瀬戸内海』から |
第6図(左)と第7図(右) |
第8図(左)と第9図(右) |
植田(1974/11)による『中国路をゆく 中国地方の地質と生いたち』から |
海底 |
図2 瀬戸内海底質分布図 平均粒度(ファイスケール)による底質分布。4より小さい数字が「砂」、4より大きい数字が「泥」に相当。 井内(2001)による『瀬戸内海の海砂問題と砂堆の形成』から |
図1-1-4 瀬戸内海の表層堆積物の分布 「日本の地質7・中国地方」BP.171より 愛媛県生涯学習センター(1991)による『瀬戸内海の形成』から |
瀬戸内海に流れる河川 |
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地下水 |
【2012】
図2.4.4-3 中国-四国地域における深部流体の分布に関する特徴. |
深部から上昇する流体の存在は西南日本と東北日本では異なっている.西南日本弧においては,フィリピン海プレートが南から北に向かって沈み込んでおり,沈み込みの開始は日本海の拡大に伴い約 2000 万年前に始まった.フィリピン海プレートは比較的若いため,プレートの厚みは薄く比較的高温である特徴がある.そのためスラブ内での深発地震は約60km 地下までしか生じていない.スラブ内の含水鉱物は比較的速やかに脱水する特徴があるものと考えられる.図2.4.4-3に示すように,マントル起源ガスの上昇域は山陰および前弧域の四国の広範囲にあり,スラブ直上のウェッジマントルは,まだ,フレッシュで多くのマントル起源ガスを含有していると推定される.中国山地では,厚い古生層に多くの花崗岩が貫入しており,それらがキャップロックとなり,深部起源の流体の上昇を妨げているようにみえる(図2.4.4-5).本地域では,山陰地域が最もマントル起源ガスの上昇が活発であり高熱流量である.四国の中央構造線沿いに有馬型深部熱水の上昇があり,西条市南部には標高700m地点で多量のCO2と共に塩水が自噴している場所がある.有馬型深部熱水は,スラブ脱水を起源とすると考えられているため,その上昇はジオプレッシャーにより駆動されると考えられる.上昇の水みちさえ確保されれば,どこにでも上昇しうる流体である.四国地方においては,深部起源の炭酸がいたるところで確認される.これらはその炭素同位体比および地下構造からみて,沈み込んだスラブに含まれる海成炭酸塩の分解を起源とするものと思われる.炭酸がスラブ起源である場合,同時にスラブ脱水起源の塩水も上昇している可能性がある.ただし,低温でスラブから脱水する成分は,有馬型と異なり酸素同位体比があまりシフトしていない可能性が高いため古い海水起源のものと同位体的に区別が難しい.したがって,これまで古い海水と考えられてきた塩水の一部は,深部上昇型のスラブ脱水起源の可能性がある.どちらであるかは,深部流体の影響評価の上では,変動性のものか長期安定型なのかの根本的なところで大変重要である. |
図2.4.4-5 西南日本および東北日本弧における地質大構造模式断面と各種深部流体の存在,分布(日本列島の地質編集委員会編(2002),丸山ほか(2004),産総研地質調査総合センター編(2007), Zhao et al.(2009)を参照して作成). |
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産業技術総合研究所地質調査総合センター深部地質環境研究コア(2012)による『概要調査の調査・評価項目に関する技術資料−立地要件への適合性とその根拠となる調査結果の妥当性−』の『技術資料2012:地下水流等に関するサイト特性評価に関する妥当性』の『(4)深部流体法』から |
図2-30 中国・四国地方の地質図. |
図2-32 中国・四国地域における既存地下水試料の水質分布. (a) 水温,(b) pH,(c) Cl,(d) HCO3,(e) SO4,(f) B. |
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図2-34 中国・四国地域における既存地下水試料の(a)δDと(b)δ18Oの分布. |
図2-36 中国・四国地域における既存地下水試料の3He/4He(Ra)の分布. 3He/4Heは大気混入の影響を取り除いた“Corrected” Ra値を使用している. 図2-38 中国・四国地域における既存地下水試料の36Cl/Clの分布. |
図2-40 中国地域における既存地下水試料の87Sr/86Srの分布. 左上図の各地質地域の87Sr/86Srの範囲はNotsu et al. (1988;1991)による. 図2-41 中国-四国地域における既存地下水試料の20Ne濃度とCl濃度の関係. |
図2-43 中国-四国地域における既存地下水試料の20Ne濃度と深部起源炭素濃度の関係. |
図2-45 中国・四国地域における既存地下水試料の放射壊変起源4Her濃度分布. |
図2-47 中国・四国地域における既存地下水試料の3Hem/4Her分布図. |
図2-49 δD,δ18O,およびCl濃度との関係から推定した中国-四国地域における既存地下水試料の起源とその分布. 図2-50 中国-四国地域における既存地下水試料のキーダイヤグラム.(各起源により分類(2.1.1)した結果を示した) |
図2-53 中国・四国地域における既存地下水試料の深部起源炭素濃度およびP値の分布. (a) 深部起源炭素濃度(Cds),(b) P値(=log(Fs /F),Fsは各試料のTDIC/3He比,Fは規格化の値として1010とした(MORBのTDIC/3He比(=1.5×109)より一桁高く設定) |
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図2-58 調査地域における第四紀火山,断層・構造線,深部低周波微動・地震の分布. |
図2-59 Li濃度の分布(Cl濃度>1000mg/L). |
図2-60 Li/Cl(重量比)の分布(Cl濃度>200mg/L). |
図2-61 Cl濃度の分布(Cl濃度>1000mg/L. |
図2-62 Cds濃度の分布. |
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産業技術総合研究所地質調査総合センター深部地質環境研究コア(2012)による『概要調査の調査・評価項目に関する技術資料−立地要件への適合性とその根拠となる調査結果の妥当性−』の『技術資料2012:Appendix:深部流体の影響評価・予測手法』から |
黒潮 |
親潮の流れ 本州南岸を流れる黒潮の典型的な流路 1:非大蛇行接岸流路 2:非大蛇行離岸流路 3:大蛇行流路 気象庁(HP/2011/6)による『親潮』と『黒潮』から |
瀬戸内海水質汚染 |
図2.1.5 瀬戸内海における負荷量の内訳(平成11 年度) 出典)平成13 年度 発生負荷量等算定調査 報告書 環境省 〔中国経済産業局 資源エネルギー環境部による(平成18年3月)『平成17 年度産業公害防止対策調査 「閉鎖性水域の海域別対策調査(瀬戸内海)」報告書』から〕 |
瀬戸内海の島 |
表1のとおり、瀬戸内海で外周が0.1Km以上の島の数は727です。(昭和61年海上保安庁調査) |
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海上保安庁海洋情報部による『瀬戸内海には島がいくつあるかな?』から |
芸予諸島(げいよしょとう) |
芸予諸島の全体図 ウィキペディア(HP/2013/8)による『芸予諸島』から |
Googleマップによる『生口島』周辺航空写真 |
海上保安庁 |
藻場(もば) |
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水産庁(HP/2016/10/14)による『藻場を守る漁業者の活動』から |
Wikipedia(HP/2016/10/14)による『Kelp forest』から |
藻場の種類 藻場の分類 |
海草・海藻の鉛直分布 |
水産庁(HP/2014/6)による『藻場の働きと現状』から |