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最終更新日:2016年7月25日
地域環境問題〔Local Environmental Issue:公害(Pollution)を含む〕の代表的な1つである。有害物質(Toxic Substance、Harmful Substance)の移動速度は大気中で最も速いが、次は水中である。地表における水の働きは非常に重要であるため、その水質の変化は様々な影響を生む。 公害等では、水質汚濁(Water Pollution)という表現が用いられるが、ここでは水汚染と表現することにする。 水汚染の場合には、多種類の汚染源(Source)と汚染経路(Pathway、Route)が存在し、最終的には海洋汚染(Marine Pollution、海水汚染)にまで及ぶ場合も多い。一般的には、陸水(Inland Water)と海水(Seawater)とは分けて考えることが多い。しかし、降水(Precipitation)−地表水〔Surface Water:河川水(River Water)や湖沼水(Lakes Water)〕−地下水(Groundwater)−海水のような水循環(Water Cycle、Hydrologic Cycle)をイメージすれば判るように、環境問題において最も重要なものが水に関わるものである。 ここでは、質(Quality)の問題に限定している。水の量(Quantity)の問題は『水資源』のページを参照。 |
リンク |
全般 | 環境 | 水道 |
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国など | その他 |
全般| 水質調査| モニタリング| |
環境基準| 水質汚濁防止法| 水質保全/評価| バイオアッセイ| 富栄養化|貧栄養化| |
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用語集| その他 |
水汚染 |
海洋汚染 |
原島・功刀(1997)による『海の働きと海洋汚染』から(リンクはウィキペディア) |
水質汚濁防止法 |
1970年12月25日(法律第138号)制定。全252条。 第一条 この法律は、工場及び事業場から公共用水域に排出される水の排出及び地下に浸透する水の浸透を規制するとともに、生活排水対策の実施を推進すること等によつて、公共用水域及び地下水の水質の汚濁(水質以外の水の状態が悪化することを含む。以下同じ。)の防止を図り、もって国民の健康を保護するとともに生活環境を保全し、並びに工場及び事業場から排出される汚水及び廃液に関して人の健康に係る被害が生じた場合における事業者の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図ることを目的とする。 総務省のe-Gov(HP/2011/6)による『水質汚濁防止法』から |
浄化法 |
(財)河川環境管理財団(編)(2002)による『流域マネジメント−新しい戦略のために』から |
環境基準 |
環境基準について 環境省(HP/2011/7)による『環境基準』から |
欧州指令 |
European Commissionによる『Urban waste water treatment Directive 91/271/EEC』から |
砒素汚染 |
アジア砒素ネットワーク(HP/2012/3)による『アジアの砒素汚染地図』から |
アジア砒素ネットワーク(2010)による『アジアの砒素汚染地図』から |
図− 2 地質時代毎の岩石(地層)中のヒ素全含有量 |
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図− 6 ヒ素・鉄・硫黄を含む水(As-Fe-S-H2O 系)のEh-pH 図 |
図− 5 ヒ素を含む水(As-H2O 系)のEh-pH 図 |
島田による『自然由来重金属等による地下水・土壌汚染問題の本質:ヒ素』(2009/3)から |
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