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最終更新日:2018年12月18日
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マイクロプラスチック| |
海洋汚染(Marine Pollution)に関しては、一般に陸に近い海域が対象とされる場合が多い。陸における水汚染(Water Pollution)と密接に関連している場合が多いが、陸(Land)と海(Sea)を結びつけた環境問題に対する研究は多くない。 海洋汚染の例として示されることが多いのは、廃棄物(Waste)等の海洋投棄(Ocean Dumping)やタンカー事故(Tank Ship Incident)等による石油流出(Oil Spill)のような問題である。海洋生態系(Marine Ecosystem)への影響としての富栄養化(Eutrophication)を起こす原因物質の問題もしばしば取り上げられるが、漁獲量への影響つまり水産資源(Seafood Resource)の確保に対する問題としての場合が多い。富栄養化のように陸に近い場所で起こる問題の場合には、原因物質は農業排水・生活排水・工業排水等の陸域諸排水(Effluent)や大気沈着物(Atmospheric Deposit)などの様々な排出源を持つため、水汚染の場合と同様に問題は複雑である。 |
リンク |
全般 | 石油 | 栄養塩 | その他 |
リンク| 全般| 法律・条約| |
タンカー事故| 石油流出| |
閉鎖性海域| 総量規制| |
海洋投棄| アルゴ計画| NOWPAP| 放射能| 漂流・漂着ゴミ| マイクロプラスチック| その他 |
【NOWPAP】(North-west Pacific Action Plan、北西太平洋地域海行動計画)
海洋汚染 |
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海上保安庁(2013/3)による『平成24 年の海洋汚染の現状について』から |
'Fly-over' of impacted oceans Briggs (HP/2011/5)による『Map shows toll on world's oceans』(2008/2)から |
閉鎖性海域 |
閉鎖度指標 【湾口幅】 その海域の入口の幅:W 【面積】 その海域の内部の面積:S 【湾内最大水深】 その海域の最深部の水深:D1 【湾口最大水深】 その海域の入口の最深部の水深:D2 【閉鎖度指標】 この数値が高いと、海水交換が悪く富栄養化のおそれがあることを示します。水質汚濁防止法では、この指標が1以上である海域等を排水規制対象としています。 |
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(財)国際エメックスセンター(HP/2013/7)による『閉鎖性海域とは(閉鎖度指標)』から |
1.チェサピーク湾*(Chesapeake Bay)/2.サンフランシスコ湾*(San Francisco Bay)/3.メキシコ湾(Gulf of Mexico)/4.地中海(Mediterranean Sea)/5.北海(North Sea)/6.バルト海(Baltic Sea)/7.ペルシャ湾(Persian Gulf)/8.タイ湾(Gulf of Thailand)/9.渤海*(Bohai Sea)/10.瀬戸内海*(Seto Inland Sea)/11.黒海(Black Sea)/12.ピュージェット湾(Puget Sound)/13.ハドソン湾*(Hudson Bay)/14.カリフォルニア湾*(Gulf of California)/15.カリブ海(Caribbean Sea)/16.紅海(Red Sea)/17.ベンガル湾(Bay of Bengal)/18.南シナ海(South China Sea)/19.黄海(Yellow Sea)/20.東シナ海(East China Sea)/21.日本海(Sea of Japan) * 非国際海域 |
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(財)国際エメックスセンター(HP/2010)による『世界閉鎖性海域環境ガイドブック』から |
沿岸スケッチ 88 海域データ集 「この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の300万分の1日本とその周辺、100万分の1日本及び、数値地図200000(地図画像)を複製したものである。(承認番号 平13総複、第192号)」 (財)国際エメックスセンター(HP/2010)による『日本の閉鎖性海域の環境保全2005』から |
(社)瀬戸内海環境保全協会(2004)による『環境教育テキスト 瀬戸内海−里海学入門』から |
海洋投棄 |
1993年11月の第16回ロンドン条約締約国協議会議において放射性廃棄物の海洋投棄が禁止された。
【参考】
廃棄物投棄に係わる海洋汚染防止条約(ロンドン条約) http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=13-04-01-03
海洋投棄規制と実績 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=05-01-03-10
欧米諸国の放射性廃棄物海洋投棄 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=05-01-03-22
旧ソ連による放射性廃棄物の海洋投棄に関する我が国の対応 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=11-02-05-04
ロシア連邦による隣接海への放射性廃棄物の海洋投棄 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=14-06-01-16
旧ソ連・ロシアの放射性廃棄物海洋投棄による水産物中の放射能調査 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-01-03-07
わが国の海洋投棄中止にいたる経緯 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=05-01-03-11
海洋投棄 http://www.rist.or.jp/atomica/dic/dic_detail.php?Dic_Key=237
国別総廃棄量と最大地点。SU=ソ連 (39,243TBq), GB=イギリス (35,088TBq), CH=スイス (4,419TBq), BE=ベルギー (2,120TBq). フランス (354TBq), ドイツ (0.2TBq), イタリア (0.2TBq), オランダ (336TBq), スウェーデン (3.2TBq)はGBの中、ロシア(2.8TBq)はSUの中。アメリカ 3,496TBq, 日本 15TBq, 韓国 ?TBq, ニュージーランド 1+TBq。 |
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放射能の比較 |
日本周辺への海洋投棄、ナホトカ沖のRU以外のものはソ連による投棄、数字のないものは4TBq未満、RUは1992/3年のロシアによる投棄。 |
ウィキペディア(HP/2012/3)による『海洋投入』から |
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(財)高度情報科学技術研究機構による原子力百科事典ATOMICAの中の『ロシア連邦による隣接海への放射性廃棄物の海洋投棄』(2003/1)による |
マイクロプラスチック |
【図3】プラスチック分布のモデル解析 【出典】Eriksen et al.,”Plastic Pollution in the World's Oceans: More than 5 Trillion Plastic Pieces Weighing over 250,000 Tons Afloat at Sea,” PLoS ONE, 9(12): e111913, 2014. |
【図4】各国のプラスチック廃棄物の流出量に関する推計(数字の単位は百万トン) 【出典】Jenna R. Jambeck et al.,” Plastic waste inputs from land into the ocean,” Science 347, 768 (2015), DOI: 10.1126/science.1260352 |
DOWAエコジャーナル(森田)よる『そうだったのか!マイクロプラスチック問題とは?(2)』(2018/8/1)から |
海洋におけるマイクロプラスチック動態のイメージ 日向博文による『マイクロプラスチックは沿岸域でどのように動いているのだろうか?』(2016/8/26)から |