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最終更新日:2018年6月16日
全般 | 四大公害 | 防止 | その他 |
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公害の定義| 公害| |
四大公害| | 足尾銅山|
鉱害| |
地域的な環境問題(Environmental Problem)を公害(Pollution)と呼ぶことが多い。 日本では1960年代に最も悪化した。大気汚染(Air Pollution)・水質汚濁(Water Pollution)・土壌汚染(Soil Contamination)などの『典型7公害』(Typical Seven Pollutions)と呼ばれるものが代表的なものである。また、水俣病(Minamata Disease)・第二水俣病(Niigata Minamata Disease)・イタイイタイ病(Itai-itai Disease)・四日市ぜんそく(Yokkaichi Asthma)は四大公害病(Four Big Pollution Diseases of Japan)とされている。典型的なものは現在も存在するが、地球環境問題(Global Environmental Problem)の悪化による影響の方が大きいと理解されることが多いため、注目されることが少なくなっている。 地球環境問題に比べて、人為的な発生による被害が大きいものが多いという傾向が見られる。 |
リンク |
全般 | 四大公害 | 防止 | その他 |
全般| 関係法| |
四大公害|
水俣病| 新潟水俣病| イタイイタイ病| 四日市ぜんそく| |
公害防止計画| EHS(Environmental, Health and Safety Guidelines)ガイドライン| |
足尾銅山| 鉱害| 途上国の公害| |
【EHSガイドライン】Environment, Health and Safety
公害の定義 |
※『環境問題』は、空間的な広がりの大きさから、『地球環境問題』と『地域環境問題』とに分けるのが便利である。『公害』は、一般に『地域環境問題』とほぼ同じ意味合いで用いられることが多い。日本では、1960年代に激化した『地域環境問題』を『公害』と呼んでいたが、その後に世界的に拡大してきている『地球環境問題』の影に隠れて、『地域環境問題』を『公害』ということが少なくなった。『環境問題』には、『自然災害』や各種の『事故』の一部も含めることがある。
公害の定義 総務省による公害等調整委員会の公害苦情相談と公害紛争処理の『「公害」とは』(HP/2018/6/15)から |
自然的災害 (地震、風水害など) |
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社会的災害 |
産業公害 (水俣病、四日市ゼンソクなど) |
薬害(スモン病)、食品公害など 商品・サービスによる害 |
都市公害 (自動車排気ガス、その他複合汚染) |
基地公害 公共事業公害 |
労働災害 (職業病) |
産業事故 (ガス爆発、油流出) |
交通事故、地下街事故など |
戦災など (原爆病など) |
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産業災害 | 都市災害 | 権力災害 |
公害 |
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鷲尾香一による『苦情は年7万件超!「公害」は今も発生し続けている』(2017/1/23)から |
典型7公害 |
公害苦情受付件数の推移 |
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政府広報オンラインによる『身近な公害問題を解決! 「公害紛争処理制度」をご利用ください』(2013/10/22)から |
四大公害 |
(株)キッズ・コーポレーションによるハイスクールタイムスの『公害が引き起こした悲しい歴史が』(HP/2018/6/15)から |
四大公害病 ウィキペディア(HP/2011/3)による『公害病』から |
植田(1996)による〔『環境経済学』(38-39p)から〕 |
足尾銅山(栃木県:1973年閉山) |
西暦年 | 主な出来事 |
1610 | 足尾銅山開山 |
1877 | 古河市兵衛が足尾銅山を経営 |
1884 | 足尾銅山の銅生産量が日本一 |
1891 | 田中正造が第2回帝国議会で鉱業停止要求 |
1897 | 禿山となった銅山周辺の山で植林開始(2005年現在継続中) |
1905 | 経営会社を古河鉱業と改称 |
1944 | 足尾銅山が軍需会社に指定(1941年〜1945年は第二次世界大戦) |
1973 | 足尾銅山閉山、製錬事業は継続 |
日光市による『足尾銅山の世界遺産登録をめざして』から |
第1図 足尾巡検:見学箇所位置図 古河鉱業株式会社(1976)「古河鉱業創業100年史」p.126第3-1図に加筆. 藤永ほか(2006)による『2005年度秋季講習会「足尾:鉱山開発と環境汚染防止の歴史を訪ねる」』から |
第2図 川名精錬所からの煙害による荒廃地域(市川,1956の図を川名,2000の引用から抜枠). 北川(2006)による『足尾の土壌汚染とウラルにおける足尾』から
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鉱害 |
図− 3 鉱物資源開発に伴って発生した環境汚染―日本の例― 注)大きな丸は被害の大きかった汚染を示す. (出典)NHK 社会部編:日本公害地図,日本放送出版協会,p294, 1971., NHK 社会部編:日本公害地図(第二版),日本放送出版協会, p387, 1973. ,環境保全協議会編:環境破壊の歴史,環境保全協議会,p541, 1992 から鉱業に関するものだけを抜粋して作図した. 志賀(2000)による『中国の鉱業に見られるいくつかの問題と日本の対中国技術協力の方向─日本の「鉱害」問題を教訓として─』から |