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日本列島−地質/プレート運動−

最終更新日:2017年2月5日

1987|−|1990|−|1995|−|2004|−|20102011|2012|20132014

 地表に分布する岩石の種類や生成時代などを地質(geology)と呼ぶが、日本の全域で調査が行われており、産業技術総合研究所地質調査総合センターによるシームレス地質図(あるいは地質図Naviから日本の地質図の概要を知ることができる。地質図は慣例的に、土壌を剥がした基盤岩(basement rock)の表層について表わすことになっている。堆積岩〔プレート(plate)の沈み込み(subduction)に伴う付加体(accretionary prism、accretionary wedge)としてのものが主体〕がもっとも多く、次に火成岩の火山岩が多い。

日本列島の構造発達史*1

付加体と花崗岩がない時代*1

花崗岩*1

構造浸食*2

変成作用*3
(海嶺の沈み込みによる)

@
約7〜5億年前 受動的大陸縁のステージ

  超大陸ロディニアの分裂と原日本の誕生

 
     

A
約5(5.2)
〜約0.2億年前
活動的大陸縁のステージ 付加体の形成構造浸食

2
5.2〜3.5億年前 古生代前半の原日本  

5.2〜4.7億年前

1
沈み込み開始時 5.2億年前

1
長門-蓮華 4.8億年前

1
4.7〜4.4億年前 オルドビス紀からシルル紀最初期

 
     
 

2
4.4〜4.0億年前

2
4.0〜3.7億年前 デボン紀  
   

2
古生代の造山運動に伴う 3.6億年前

3
3.5〜2億年前 超大陸パンゲアからアジアへ

3
3.5〜2.8億年前 石炭紀〜ペルム紀前期

 
 

2
長門-蓮華(旧三郡) 3.4億年前
 

3
2.8〜2.5億年前  

4
2.5〜2.4億年前 トリアス紀前期  
 

4
2.4〜2.1億年前

3
周防(旧三郡) 2.4億年前
 

3
秋吉造山運動に伴う 2.0億年前  

4
2〜0.25億年前 東アジアと日本大陸縁の成長  

5
1.9〜1.5億年前  

4
智頭 1.8億年前

5
1.4〜1.1億年前 白亜紀前期  

4
白亜紀の佐川造山運動に伴う 1.3億年前

5
三波川
(イザナギ-クラ海嶺)
1.2〜1.1億年前
 

6
1.1〜0.9億年前    

6
0.8〜0.6億年前 白亜紀後期〜古第三紀最初期  

4
白亜紀の佐川造山運動に伴う 0.8億年前
 

7
0.6〜0.3億年前  

6
四万十
(クラ-太平洋海嶺)
0.6億年前

B
約0.2億年前以降 島弧のステージ
〔背弧海盆(日本海)拡大〕

5
0.25億年前〜現在 日本島弧の成立
(約1500万年前にほぼ現在の姿)
 

8
0.15億年前

5
中新世    
 

6
現在  
*1 磯崎ほか(2011)による『活動的大陸縁の肥大と縮小の歴史―日本列島形成史アップデイト―』から
*2 鈴木ほか(2010)による『
日本列島の大陸地殻は成長したのか?―5つの日本が生まれ,4つの日本が沈み込み消失した―』から 
*3 磯崎ほか(2010)による『
日本列島の地体構造区分再訪―太平洋型(都城型)造山帯構成単元および境界の分類・定義―』から 

【2014】

【2013】

【2011】

【2010】

【2004】

【1995】

【1990】

【1987】


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