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最終更新日:2016年11月2日
主にプレート運動(Plate Movement)に伴う地殻(Crust)表層部における変動(Movement
of Solid Crust Material、Diastrophism)に関係する情報を集めている。 現在のプレートの水平(Horizontal、Lateral)方向の移動速度は最大で年間10センチメートル程度であり、垂直(Vertical)方向の隆起(Uplift)や沈降(Subsidence)速度は一般に最大で年間数ミリメートル程度である。垂直方向では、風化作用(Weathering)・浸食作用(Erosion)(削剥作用、Denudation)によっても一般に最大で年間数ミリメートルのオーダーである。しかし、地球46億年の地質時代で考えると、その累積(Cumulative)量は膨大になる。 |
リンク |
世界 |
図2 GPSで測定された世界各地の連続観測局の動きとプレート。プレートの略号は次のとおり、af:Africa, am: Amuria, an:Antarctica, ar: Arabia, au:Australia, ca:Carib, co:Cocos, eu:Eurasia, in: India, na:North America, nb: Nubia, nz:Nazca, pa: Pacific, ph: Philippine Sea, sa: South America, sc: South China, sm: Somalia, sn: Sundaland。GPS速度データはJPLのM.Heflin氏による(ftp://sideshow.jpl.nasa.gov/pub/mbh)。 日置(HP/2012/11)による『地震はなぜおこるか?』から |
Source: http://en.wikipedia.org/wiki/File:Global_plate_motion_2008-04-17.jpg Strange(HP/2012/11)による『El Hierro : a tectonic compression/relaxation mechanism?』から |
日本(現在) |
最新の地殻変動情報 全国(1年間(水平方向)):平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。硫黄島では、島内の地殻変動が見られます。 |
長期の地殻変動情報 全国(10年間) |
国土地理院(HP/2015/12)による『日本列島の地殻変動』による。 |
全国(1年間(水平方向)):3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動が見られます。硫黄島では、島内の地殻変動が見られます。 国土地理院(HP/2012/11)による『最新の地殻変動情報』による。 |
図3 重心推定法による結果と、これまでに報告していた結果との比較(ユーラシアプレート安定域固定) 重心推定法により求めた結果と、第227 回地震調査委員会(平成23年6月9日)にて報告した東北地方沿岸域の地震前までの移動速度(高さ固定法(石川・藤田、2005)による結果)と、第229 回地震調査委員会(平成23年8月5日)にて報告した南海トラフの移動速度(基本解析による結果)との比較。 海上保安庁による『第237回地震調査委員会資料』(2012/4/10)から |
大鹿村中央構造線博物館(HP/2011/4)による『地球史の「現在」の始まりが、海洋と大気の環境を重視して見直されました』から |
電子基準点がとらえた地殻変動 (H15.4〜H16.3 新潟県大潟を固定) 国土地理院による『資料−2 インテリジェント基準点の自律移動支援プロジェクトへの活用(案)』(2005/2/15)から |
日本(過去) |
大鹿村中央構造線博物館(HP/2011/4)による『地球史の「現在」の始まりが、海洋と大気の環境を重視して見直されました』から |
隆起 |
3. 測地学的データと変動地形学データの違い 変動地形学的に求めた最近10万年間の隆起量と測地学的に計測された隆起量は一致しない。特に北海道から東北地方にかけての太平洋岸は、最近100年間明瞭な沈降を示し、運動のセンスが逆である。 |
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産業技術総合研究所地質調査総合センター(2015/4/16)による『わが国の地質環境について:隆起・侵食』から |
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河成段丘を用いた内陸部の隆起量の推定技術 |
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(独)日本原子力研究開発機構地層処分研究開発部門(2010/3/10)による『隆起・侵食/気候・海水準変動に関する研究−H21年度の研究成果−』から |
地殻変動観測 |
図1.海底地殻変動観測の概念 |
図2.観測システム |
海上保安庁海洋情報部(HP/2016/11/2)による『海底地殻変動観測』から |
世界の地殻変動帯のALOS PALSAR観測要求地域 |
世界の地殻変動帯のALOS PALSAR観測要求地域 |
飛田ほか(2011/11/17)による『地震・火山監視(地殻変動観測)に有効なSAR観測』から |