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最終更新日:2017年2月10日
地球規模では、プレート運動(Plate Movement)による応力(Stress)のため、地殻(Crust)は圧縮(Compressive)あるいは引張の(Tensile)力(Force)を受けるが、その加速度(Acceleration)と強さ(Strength)あるいは地殻物質(Crust
Material)の力学的性質(Mechanical Property)の違いに応じて変形(Transformation)や破断(Breaking、Fracture)を生じる。例えば、応力が急激(Instantaneous)にかかるか、地殻物質が硬い(Brittle)場合には、閾値(Strain
Threshold)を超えると破断が生じるが、その破断面(Fracture Plane)がずれている場合には断層(Fault)と呼ぶ。 上下(Vertical)方向で、圧縮応力の影響が強い場合には逆断層(Reverse Dip-slip Fault)が、引張応力の場合には正断層(Normal Dip-slip Fault、Extensional Fault)が形成される。また、水平(Horizontal)方向での影響が強い場合は横ずれ断層(Transcurrent Fault、Strike-slip Fault)が形成されるが、一般には上下方向と水平方向とが組み合された断層(Oblique-slip Fault)となることが多い。 このような断層の形成に伴う振動が起こす波は地震波(Seismic Wave)と呼ばれる。 地球規模の断層の代表的なものがトランスフォーム断層(Transform Fault)である。 破断せずに変形すれば(Deform)褶曲(Fold)と呼ばれる。 |
リンク |
断裂とは |
断層 |
断層パラメータ 地下で断層がどのようになっているかは、断層の走向、傾斜角、すべり角という三つの数値で表現されます。これを断層パラメータと言い、それぞれ次のようなことを示しています。 気象庁(HP/2011/3)による『発震機構解と断層面』から |
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〔文部科学省地震調査研究推進本部の『地震の基礎知識』の中の『地震発生のメカニズムを探る』から〕 |
活断層 |
日本全国には、陸域で約2000の活断層が確認されています。活断層それぞれの平均的な活動間隔は、千年〜数万年と比較的長い時間ですが、それらの中には歪の限界に近づいたものもあるかもしれません。そのため、発生する地震の規模や活動度が高いと考えられる主な活断層およそ100か所について、調査が進められています。 〔文部科学省地震調査研究推進本部の『地震の基礎知識』の中の『地震発生のメカニズムを探る』の『(1)日本の活断層分布』から〕 |
構造線 |
〔長野県下伊那郡の大鹿村中央構造線博物館の中の『中央構造線ってなあに?』から〕 |
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〔新潟県糸魚川市のフォッサマグナミュージアムの中の『フォッサマグナって何ですか?』から〕 |