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石油とは(Petroleum/Oil)

最終更新日:2017年7月27日

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 エネルギー資源(Energy Resource)の主役(Leading)である。運輸(Tranport)部門では現在も代替できる資源は存在しない。世界エネルギー資源消費量(Consumption)の4割近くを占めるため、その枯渇(Depletion)問題が最も心配されている。ピーク・オイル(Peak Oil)は枯渇時期についての問題ではなく、迫りくる生産量(Product)がピークとなる時期についての論争であるが、過去の例からピークを過ぎると社会経済的な問題が激化しやすくなるため、その影響を心配して対策をとるべきことが主張されているものである。
 石油(Oil)過去の生物体(Ancient Biomass)が変化して生成されたものである。つまり、過去の太陽エネルギーの缶詰(Tin Can of Ancient Solar Energy)とも言える。従って、それを現在の地球で消費すると、過去にあった膨大なエネルギーを放出することになり、現在のエネルギーバランスを崩すことにより環境問題(Environmental Issue)を大きくする訳である。
 また、石油はエネルギー資源としてばかりでなく、プラスチック(Plastic)などの原料(Raw Material)としての物質資源(Material Resource)でもある。むしろ、物質資源としての価値の方が高いためエネルギー資源としての消費は控えるべきであるという主張もなされている。
石油とは

1994|−|1997|−|1998

【1998】

【1997】

【1994】

石油備蓄

2011

【2011】

構成物質

2017

【2017】

非在来型

1997|−|201120122013

 在来型と非在来型の区別は明確ではないが、非在来型石油資源の代表例はオイルシェールシェールオイルオイルシェール=油母頁岩*、ゆぼけつがん、油頁岩、Oil shale〔そこから生産される石油はシェールオイル(Shale oil)であるが、区別されずに使われている場合が多い。シェール革命後はシェールオイルと呼ばれることが多いが、オイルシェールという場合はこのシェールを人工的に処理して生産したものを本来は示していたため、混乱を避けるためにシェールオイルはタイトオイルとも呼ばれる。〕およびタールサンド(Tar sands)オイルサンドOil sand)も同じ意味で使われている。タイトオイル(Tight oil:浸透性の悪いタイトな油層からの石油)は別ものとされているが、シェールオイルとの重複もある。〕である。
* 頁岩(けつがん、Shale)は剥離性を示す泥質の堆積岩である。剥離性を示さないものは泥岩Mudstone)と呼ばれる。さらにスレート劈開を示すものは粘板岩Slate)と呼ばれる。変成作用により生成した岩石に(結晶)片岩Schist)があるが、この片岩と粘板岩の中間的な岩石は千枚岩Phyllite)と呼ばれ、変成岩に含まれる。粘板岩は堆積岩に含められることが多いが、変成岩に含める研究者もいる。〔変成作用の強さ(とくに圧力条件)により、泥岩→頁岩→粘板岩→千枚岩→片岩のように変化する。〕
 頁岩は、石油の根源岩Source rock)の代表的なものの一つであり、堆積作用時に生物の遺骸が混じり、それが分解せずに石油根源物質に変化すれば、油母(Kerogen)頁岩となる。普通の石油資源は、これらの有機物が孔隙率の高い岩石に移動したもので、移動先の岩石は貯留岩(Oil reservoir⇒Petroleum reservoir)と呼ばれ、砂岩や石灰岩が代表的である。
(リンクはウィキぺディア)
【参考】“シェールオイル”は在来型か、非在来型か?  http://www.rs.jx-group.co.jp/library/files/20111227_02_write.pdf

 高橋力裕氏による。2011年12月?、4p。

【2013】

【2012】

【2011】

【1997】

石油取引

2011|−|2015

【2015】

【2011】

石油製品

1993|−|201320142015

【2015】

【2014】

【2013】

【1993】

製油所

2011

【2011】

石油市場

2008|−|2011

【2011】

【2008】

原油価格

2006|2007|20082009|2010|20112012|−|2015

※需給の関係から見れば次のような要因が重要と考えられる。
供給面(生産側)
 @産油国の戦争・紛争【減】;
 A産油国(とくにOPEC)による戦略(生産量調整も含む)【減または増】;
 B埋蔵量増加(在来型:新油田開発)【増】;
 C埋蔵量増加(非在来型:シェールオイル開発など)【増】;
 D埋蔵量減少(ピークオイル)【減】;
 E輸送時の事故等(タンカー襲撃・テロも含む)【減】;など。
需要面(消費側)
 @世界経済の景気【増または減】;
 A石油製品動向〔ガソリンなどのエネルギー製品およびプラスチックなどの物質製品〕(自然災害等による製造施設への影響【減】も含む)【増または減】;
 B特定国(おもに中国やインドなどの新興国)の経済発展【増】;
 C地球環境問題(とくに地球温暖化問題に関連する二酸化炭素排出抑制)の影響(代替エネルギー利用による影響も含む)【減】;
 D投機的資金の流入【増】;など。
 ただし、これらは相互に密接に関連するため、どの影響が最も強いかを判断することは簡単ではない。また、原油価格はガソリンなどの石油製品価格に直結するため、生活用製品全体の価格上昇を招く。ただし、時間差は変動する。

【2015】

【2012】

【2011】

【2009】

【2008】

【2006】

石油会社(石油メジャーも)

201020112012|−|2015

【2015】

【2012】

【2011】

【2010】

石油開発

2006

【2006】


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