池ヶ谷清貴・市原路子(2010):上流事業のメジャー主導は続く???石油・天然ガスレビュー44(4)、37-56.


はじめに
1.攻めのNOC(国営石油会社)と守りの欧米企業の二極化
 (1)海外進出を活発化するNOC
 (2)守りの欧米石油会社の戦略は規模で異なる
2.一貫操業会社(欧米メジャー)の変容
 (1)利益率と部門の大きさに相関がない従来の一貫操業モデル
 (2)弱体化するシステム
 (3)下流整理と上流事業での新たな試み
 (4)ガス一貫操業体制の野望
 (5)非在来型資源に集中する上流投資
 (6)ガスシフトの色濃く
 (7)化石燃料vs.自然エネルギー
 (8)IOCvs.サービス会社・NOC
 (9)やはり、中東の埋蔵量からの離脱は難しいのか
結びにかえて
 石油の無い生活など考えられない
 天然ガス需要は、急増するか
 再生可能エネルギー
 BPの事故。しかし海洋事業は続く
 NOCの隆盛とIOC
参考:原動力となるスーパーメジャーの存在
 LNG事業
 大水深
 非在来資源の開発
  (1)非在来型石油(新たに二つのサウジアラビア)
  (2)非在来型ガス(巨大産ガス国カタール級)
 その他
参考文献
注・解説

表6 現在の企業規模グループ
 

スーパーメジャー

メジャー

中堅企業
生産規模 200万 boe/d超 100万 boe/d超

25万〜100万 boe/d
埋蔵量規模 100億 boe以上 40億 boe以上

10億〜40億 boe
上流コアの現状 多様なコアの維持拡大 主要コアの維持 地場以外のコア確立 北米集中
  ExxonMobil
BP
Shell
Chevron
Total
ConocoPhillips
Eni Repsol YPF
Occidental
Anadarko
Apache
BG
Hess
Tailsman
Marathon
Devon
EnCana
Suncor
CNR
Chesapeake
EOG
海外進出する国営石油会社
Gazprom、Petrobras、Statoil、CNPC、Petronas、ONGC、CNOOC、Sinopec 他


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