戻る<1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12|13|14|15<
|
配付プリント等 |
補足説明 |
|
オーストラリア西海岸のハメリンプール(Hamelin Pool)にある現生ストロマトライト 〔Science Circle Hokkaido JapanによるWisdom96の中の『Hamelin Pool』から〕 オーストラリアのハメリンプール〔Hamelin Pool Marine Nature Reserve:⇒シャーク湾(Shark Bay)〕はストロマトライト(Stromatolite)の名所。ストロマトライトはシアノバクテリア〔ラン藻、藍藻(Cyanobacteria、Blue-Green Algae、Blue-Green Bacteria、Cyanophyta)〕などの光合成(Photosynthesis)に伴う分泌物によって形成された炭酸塩岩(Carbonate rock)である。35億年前頃から現在まで存在する。地球大気中の酸素(Oxygen Gas)は、これらの生物により生み出されたと信じられている。 |
理科ネットワークの『地球と生命の誕生』の中の『暗い太陽のパラドックス』から 約46億年前に誕生した太陽は核融合反応により輝いているが、初期は暗かった(現在の7割程度の明るさ)と予想されている。地球の表面温度(全地球平均温度)は、主に太陽光度の大きさによって決まると考えると、初期の地表面温度はマイナス数10℃になってしまう。現在知られている証拠は、そのような低温環境を示さない。これが『暗い太陽のパラドックス』である。これは、初期の地球大気には大量の二酸化炭素が存在したため、その温室効果によって暖められ、地表面温度は適度な値であったと説明されている。 |
(大気の変遷の推定例) 「地球の進化」(岩波地球惑星科学13)の図5.16より作成 |
(過去6億年間における酸素(O2)と二酸化炭素(CO2)の量の変化の推定例) 「地球の進化」(岩波地球惑星科学講座13,1998年)の図6.15より作成。 |
山賀(HP/2012/10)による『第二部−1− 地球の歴史』から |
O2 build-up in the earth's atmosphere. Red and green lines represent the range of the
estimates while time is measured in billions of years ago (Ga).
Wikipedia(HP/2011/10)による『Great Oxygenation Event』から |
参考 |