戻る<1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12|13|14|15<
|
配付プリント等 |
補足説明 |
|
緯度 | 経度 | 全磁力 |
|
|
||
34゜23′58″ | 132゜42′41″ | 47581 nT≒0.5 G |
|
|
|
地磁気は、強さと方向をもつベクトル量です。地磁気を表すためには、地磁気要素のうち、互いに独立な3要素が必要です。 地磁気の要素 F:全磁力(nT) ( )単位 |
〔国土地理院のホームページの『地球の性質をはかる』の中の『地磁気』から〕 |
地磁気(地球磁場)(Earth's magnetic field) (独)産業技術総合研究所(旧研究所)(HP/2011/4)による『地磁気(地球磁場)(Earth's magnetic field)』から |
2010年の全磁力図(メルカトル図法) |
2010年の偏角図(メルカトル図法) |
2010年の伏角図(メルカトル図法) |
京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センター(HP/2011/4)による『磁石の北と地磁気極と磁極』の『国際標準地球磁場 (IGRF-11)』から |
2000年の全磁力図 |
2000年の偏角図 |
2000年の伏角図 |
国土地理院地磁気測量(HP/2011/4)による『磁気図』から |
地磁気北極 (青) と磁北極 (緑) |
地磁気南極 (青) と磁南極 (緑) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
図2 IGRFに基づく地磁気極と磁極の1900〜2000年までの10年毎と2005年の位置 (赤)、及び2010年の予測位置。
表1 IGRFに基づく1900〜2015年 (2011年以降は予測) の地磁気極と磁極の地理緯度、経度。(抄) |
図3.4 地磁気変動のスペクトル.右側のカーブは磁気あらしなどの擾乱時にのみ発生する変動によるもの.基本周期のみを示してある(Campbell, 1967; Banks, 1969; Jin & Thomas, 1977などを参照して作成). 上田・水谷(編)(1992)による『地球』の109頁から 地表では0.3〜0.7 G(ガウス)〔3〜7×10-5T(テスラ)=3〜7×104nT(ナノテスラ)=3万〜7万ナノテスラ〕の磁場が存在する。 |
地球磁場の強さの変動 |
A three-dimensional view of the Earth's magnetosphere(地球の磁気圏) 〔James L. Green氏による。NASAのSpace Science Education Outreachの中の『The Magnetosphere』から〕 地磁気により磁気圏が生成し、プラズマ(おもに陽子と電子)からなる太陽風を防ぐ働きをする(プラズマは磁気圏の弱部である両極から侵入し、大気成分と反応して発光し、オーロラと呼ばれる現象を起こす)。また、太陽光の強力な紫外線により電離層(圏)が生成しているが(ほぼ熱圏に重なる位置)、太陽風の強さが変動すると、これらの磁気圏と電離層(圏)に影響を与え、それは地表付近の地磁気の強さにも影響を与えることになる。 |
Sun Spots 〔Calvin J. Hamilton氏によるViews of the Solar Systemの『Sun』から〕 太陽黒点。光球における周囲の温度は約6,000℃であるが、黒点部分は約4,000℃程度といわれている。発生の原因は太陽の磁場であるとされている。 |
Sunspot Numbers |
Sunspots |
〔Solar Physics Group at NASA's Marshall Space Flight Centerによる『Solar Physics』の『The Sunspot Cycle』から〕 太陽黒点の数の約11年周期の変動。太陽光および太陽風の強度が黒点の発生の影響により変動し、地球上の様々な現象も類似の周期で変動すると考えられている。 |
参考 |
【3つの北】
※北には3種類ある。地球の自転軸(地軸)の方位から定義される真北(True North)と、磁石の方位から定義される磁北(Magnetic
North)と、地図(平面直角座標*により表示された)の方眼の方位から定義される方眼北(Grid
North、座標北、原点方位の北)である。真北と方眼北の差は小さい。一般には、真北と磁北の2つがよく用いられている。日本では磁北は真北より西へ偏っている(西偏角)。日本ではもっとも地図と関係の深い2つの組織〔国土地理院および資源調査総合センター(地質調査所)〕が、関連するルールを主に決めている〔北は、原則的に上側とする。真北は、両矢印(星印や米印もよく用いられる)で示す。磁北は、片矢印で示し、日本では偏角が西であるので左側に付ける。つまり、磁北の片矢印の方向が真北を示す。両方とも、方位記号には垂直に短い横線を加えることも多い〕。
* 国土地理院による日本の測地座標系の中の平面直角座標系
『地球上の点の水平位置は、厳密には準拠楕円体上の地理学的経緯度によって表されるべきですが、位置・方向・距離等を平面上に投影して測量計算を行うことは曲面上に比べ非常に簡単になり便利です。また、公共測量のように測量範囲が狭い場合には、十分正確に表すことができます。
日本で用いられている平面直角座標は、ガウス・クリューゲルの等角投影法によるもので、座標原点を通る子午線は等長に、図形は等角の相似形に投影されます。しかし、距離については、原点から東西に離れるに従って平面距離が増大していくため、投影距離の誤差を相対的に1/10,000以内に収めるよう座標原点に縮尺係数(0.9999)を与え、かつ、座標原点より東西130km以内を適用範囲とした座標系を設けています。
(図:略)
平面直角座標系は、表1及び図1のように現在、全国を19の座標系に区分しています。なお、
1.座標系のX軸は、原点において子午線に一致する軸とし、原点から真北に向かう値を正とします。Y軸は原点においてX軸に直交する軸とし、真東に向かう値を正とします。三次元直交座標(X,Y,Z)とは定義が異なりますので注意して下さい。
2.各座標系原点の値は、X=Y=0.000メートルとします。』
図−1 日本における3つの「北」の相互関係(部分) |
図-14 日本における真北と磁北記号の表示例 |
図−10 3つの北記号のまとめ |
|
長浜ほか(1987)による『地図の北「真北・磁北・方眼北」の表示法』から 地質調査所(1953):地形図式規程 2のaでは、Nは削除しなければならない(Nだけでは3つのうちのどれかが分らないし、この場合は記号が磁北を示すので不要)。2のbでは、東偏角を示すことになるが、日本はすべて西偏角であるので間違い。 |
Q7: 磁北、方眼北とはなにか(特別な方位の基準)? |
【新生代の改訂】
※2009年に、IUGS(国際地質科学連合) により地質年代表が改訂され、『第三紀』が無くなった。『古第三紀』と『新第三紀』は残っている。そして、『新第三紀』と『第四紀』の境界は258万年前とされた。なお、『第四紀』の『更新世』(旧・洪積世)と『完新世』(旧・沖積世)の境界は1万1700年前。
大鹿村中央構造線博物館(HP/2011/4)による『地球史の「現在」の始まりが、海洋と大気の環境を重視して見直されました』から |