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配付プリント等 |
およそ150億年前にビッグバンにより誕生したといわれる宇宙の中で、私たちの銀河が生まれ、そしてその中で太陽系が誕生したのは46億年前頃である。その一員である地球は、私たちが知りうる限りでは、唯一の生命をもつ惑星である。授業では、宇宙の中で地球というのはどのようにして生まれ、進化してきたかについて説明する。 |
@ | 天動説(地球中心説) |
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A | 地動説(太陽中心説) | |
肉眼観測だけでなく望遠鏡観測が加わることで、『宇宙』の領域が太陽系内から太陽系外へと拡がる。 | ||
B | 星界 |
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C | 静止宇宙 |
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D | 銀河 |
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※ | 理論的予言 | |
E | 膨張宇宙 |
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進化宇宙 |
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ビッグバン(Big Bang)宇宙 |
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補足説明 |
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ハッブルが得た遠方銀河の距離速度関係 ハッブル定数と宇宙の距離尺度 ハッブル宇宙望遠鏡によるセファイド変光星の観測から較正された銀河距離指標を用いて、ハッブル定数の値は約1割の精度で決定されている。 Freedman(2000)による 須藤(2005)による『観測的宇宙論の進化論』から ハッブル定数を70km/s・Mpc〔メガ(100万)パーセク〕とすれば、ハッブル時間は139億年となる。なお、現在の最新の観測による宇宙の年齢は137億年とされている。 |
※ビッグバン理論の観測的証拠とされているのは、@ハッブル則に従う膨張、A宇宙マイクロ波背景放射、B軽元素の存在比(⇒元素合成)、C銀河の進化と分布(⇒宇宙の大規模構造)、等とされている。(リンクはウィキペディア)
COBEによる宇宙マイクロ波背景放射のスペクトル。波長(横軸)の単位は1cmあたりの波数。横軸の5近辺の波長1.9mm、160.2Ghzにピークがあることが読み取れる WMAPによる宇宙マイクロ波背景放射の温度ゆらぎ。 ウィキペディア(2010)による『宇宙マイクロ波背景放射』から ・宇宙マイクロ波背景放射=cosmic microwave background (radiation)、
CMB、CMBR |
須藤(2005)による『観測的宇宙論の進化論』から |
【光におけるドップラー効果】
赤方偏移 光のドップラー効果の一例。左が太陽、右が遠方の銀河BAS11のスペクトル。吸収線(暗線)の位置の変移を測定することで光源の視線方向の後退速度を計算できる ウィキペディアによる『ドップラー効果』から |
参考 |
名称 | 相対的な強さ | 影響範囲(m) | 力を伝達するゲージ粒子 |
強い相互作用 |
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グルーオン |
電磁相互作用 |
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光子(フォトン) |
弱い相互作用 |
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ウィークボソン(W±、Z0) |
重力相互作用 |
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重力子(グラビトン) |
ウィキペディアによる『基本相互作用』から 注) 正しくはgravitonはゲージ粒子ではない。 |
〔東京工業大学理学部地球惑星科学科の井田研究室の中の『惑星系形成過程の基礎物理』から〕 |
図2-2: 標準モデルに基づく太陽系形成過程 福井(2004)による『惑星系形成論の現状- 特に原始惑星系円盤の形成過程について-』から |
わかりやすく緊密配置で描かれた太陽系。実際の天体同士はとても離れている ウィキペディア(2010)による『太陽系』から |
〔Calvin J. Hamilton氏によるViews of the Solar Systemの中から〕 太陽と九つの惑星の大きさの比較。左から、太陽、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。ただし、最近、冥王星は惑星からはずされた。 |
水星 Mercury |
金星 Venus |
地球 Earth |
火星 Mars |
木星 Jupiter |
土星 Saturn |
天王星 Uranus |
海王星 Neptune |
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(固体惑星) |
(巨大ガス惑星) |
(巨大氷惑星) |
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(K*) |
440 90〜700 |
737 228〜773 |
282 184〜333 |
210 133〜293 |
152 110〜 |
143 82〜 |
68 59〜 |
53 50〜 |
|
(K*) |
− | − | − | − | 105 | 85 | 54 | 52 | |
(kPa) |
10-13 | 9321.9 | 101.325 | 0.7〜0.9 | 70 | 140 | − | − | |
(kPa) |
− | − | − | − | 14 | 8 | 10 | 20 | |
(℃) |
− | − |
15 -70〜55 |
-43 -130〜15 |
− | − | − | − | |
(%) |
CO2 (二酸化炭素) |
- | 96.5±0.8 | 0.035 | 95.32 | − | − | − | − |
N2 (窒素ガス) |
- | 3.5±0.8 | 78.084 | 2.7 | − | − | − | − | |
Ar (アルゴン) |
- | 0.007±0.0025 | 0.934 | 1.6 | − | − | − | − | |
O2 (酸素ガス) |
- | − | 20.949 | 0.13 | − | − | − | − | |
H2O (水) |
- | 0.002〜0.015 | <4 | 〜0.021 | 0.003±0.002 | <0.000002 | − | − | |
H2 (水素ガス) |
- | − | 0.000055 | − | 89.8±2.0 | 96.3±2.4 | 〜82.5±3.3 | 〜80±3.2 | |
He (ヘリウム) |
- | 0.0012 | 0.000524 | − | 10.2±2.0 | 3.25±2.4 | 15.2±3.3 | 19.0±3.2 | |
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の各惑星データ(リンクも)および『比較惑星学(1997)』から。 * K(ケルビン温度)=℃(摂氏温度)+273.15。⇒熱力学温度 |
〔日本惑星協会の『IMAGE LIBRARY 太陽系』からアースライズ(Earthrise)〕 月から見た地球。 |