まえがき | 熊澤峰夫・丸山茂徳 | |
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新しい地球観を創りだすために |
都城秋穂 | 2 |
全地球ダイナミクス−もっと新しい地球観をめざして |
丸山茂徳 | 3 |
プリュームテクトニクス |
丸山茂徳・深尾良夫・大林政行 | 12 |
全地球史解読計画とは何か |
熊澤峰夫 | 22 |
カオスの縁にいる地球 |
伊東敬祐 | 30 |
沈み込んだプレート(スラブ)は、やはり深さ400〜1000kmで滞留しているらしい |
大林政行 | 36 |
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2-1 地球誕生−太陽系形成からマグマオーシャンまで |
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惑星探査時代と全地球史 | 水谷 仁 |
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隕石に閉じ込められた星間塵−太陽系形成以前の星の記録 | 甘利幸子 | 40 |
太陽系はユニークか | 井田 茂 | 49 |
隕石を作った初期太陽系プロセス−原始惑星系の物質大循環 | 圦本尚義・倉本 圭 | 57 |
地球・月はなぜそこにあるのか | 井田 茂 | 67 |
太古代付加体と新しい地球史 | 丸山茂徳 | 73 |
2-2 明らかになった太古代の地球の姿 | 85 | |
35億年前の付加体の実証 | 椛島太郎・寺林 優 | 87 |
中央海嶺玄武岩からマントルの温度を読む | 小宮 剛 | 91 |
太古代の玉手箱−27億年前のメルト包有物の発見 | 清水健二 | 94 |
35億年前の海洋底変成作用 | 北島宏輝 | 97 |
プレートテクトニクスはいつはじまったのか−マントル対流の形態と海水準 | 瀬野徹三・本多 了 | 101 |
20億年前におこったマントルの状態の相転移 | 小河正基 | 109 |
固体中心核の成長と地球磁場の振る舞い | 浜野洋三・隅田育郎 | 115 |
マグマオーシャンはなかった?−もう一つのマグマ、“水”の役割 | 藤井敏嗣・三部賢治・安田 敦 | 122 |
2-3 生命の誕生と進化 | 127 | |
生命と地球の共進化 | 川上紳一・大野照文 | 129 |
初期生命の実像−野外地質学と分子生物学からのアプローチ | 磯崎行雄・山岸明彦 | 139 |
最古の生命化石が語るもの | 上野雄一郎 | 147 |
酸素大気と生命の星をもたらした光合成−その誕生と進化のシナリオ | 松浦克美・伊藤 繁 | 149 |
カンブリア紀の生物進化と環境変動 −イラン・エルブールズ山脈の3億年連続地層記録を読む |
松本 良・角和善隆 | 156 |
分裂する超大陸と生物大量絶滅 | 磯崎行雄 | 164 |
白亜紀/第三紀境界に何が起こったか−生物の絶滅パターンとその原因 | 海保邦夫 | 171 |
白亜紀末の大絶滅の実像が明らかになった | 海保邦夫 | 180 |
キューバ白亜紀/第三紀境界の巨大津波堆積物 | 多田隆治・松井孝典 | 181 |
大陸の移動と哺乳類の進化 | 長谷川政美・曹 纓 | 188 |
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3-1 プレートの問題 | 197 | |
海洋プレートの誕生から死まで−新しいリソスフェア-アセノスフェア観 | 唐戸俊一郎 | 199 |
マントルの融解とマグマの成因−実験室で中央海嶺玄武岩を再現する | 廣瀬 敬・久城育夫 | 210 |
沈み込むプレートが融解して高Mg安山岩が生まれる | 巽 好幸 | 219 |
沈み込み帯のマントル対流とマグマの生成 | 岩森 光 | 228 |
大陸衝突体の深部から−超高圧変成岩の発見とその意義 | 坂野昇平・Simon.R.WALLIS・平島崇男 | 236 |
日本列島の起源、進化、そして未来−大陸成長の基本パタンを解読する | 磯崎行雄 | 245 |
3-2 プルームの問題 | 259 | |
地震波トモグラフィーでみたマントル内部構造 | 谷本俊郎 | 261 |
マントルプルームとはなにか−数値シミュレーションの立場から | 本多 了・中久喜伴益・岩瀬康行 | 267 |
深部マントルのダイナミクス−地震トモグラフィ、鉱物物理とマントル対流 | 唐戸俊一郎 | 273 |
洪水玄武岩の起源−マントルプルームの新しいモデル | 高橋栄一・中嶋勝治 | 283 |
地球超深部からの手紙−ダイヤモンドインクルージョンを読む | 入舩徹男 | 290 |
マントルプリュームの“化石”−巨大火山岩地域の形成と地球の歴史 | 斎藤実篤・平 朝彦 | 294 |
スーパープルームの起源と活動史をさぐる | 巽 好幸 | 304 |
古地磁気変動で核の活動史をさかのぼる | 木川栄一 |
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3-3 水とマントルのダイナミクス | 313 | |
プルーム内部でなにがおこっているのか −超高圧実験からみたプルームテクトニクス |
大谷栄治・久保知明・鈴木昭夫 |
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水が地球深部を支配する−超高圧実験の最新成果 | 大谷栄治 | 323 |
核に溶けた水素−マントル上昇流の新しい駆動力 | 奥地拓生 | 326 |
海水をマントルに運ぶ | 岡本和明・Max SCHMIDT・丸山茂徳 | 329 |
3-4 基盤の確立−刷新的手法の開拓導入 | 331 | |
地球のささやきを聞く−常時地球自由振動の発見 | 須田直樹・名和一成・小林直樹 | 333 |
GPSでみた変動する日本列島 | 多田 尭・鷺谷 威・宮崎真一 | 338 |
地球の年齢をはかる | 平田岳史 | 349 |
同位体顕微鏡−全地球ダイナミクスを診る次世代分析装置 | 圦本尚義 | 352 |
全地球史解読のための最新テクノロジー開発 | 高野雅夫 | 359 |
3-5 自然環境と地球のダイナミクス | 363 | |
ダンスガード・サイクル−突然かつ急激な気候変動と日本海海洋変動 | 多田隆治 | 364 |
地球表層環境変動とスーパープルーム | 川幡穂高 | 373 |
深海掘削が目指す新しい地球生命科学 | 平 朝彦・長沼 毅・徐 垣・木川栄一 | 379 |
発泡するマグマの振動を聴く | 市原美恵 | 385 |
大きな地震より小さな地震が多いのはなぜか−自ら止まる地震破壊の性質 | 亀 伸樹・山下輝夫 | 391 |
あとがき | 熊澤峰夫・丸山茂徳 | 399 |
出典一覧 |
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