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最終更新日:2017年8月1日
エネルギーフロー(Energy Flow)は、人間社会(Human Society)におけるエネルギー資源(Energy
Resource)の流れ(Flow)をエネルギー量(Amount)で表現したもので、資源分野(Resource
Field)ではよく使われる基礎資料である。エネルギーバランス(Energy
Balance)と呼ぶこともあるが、使用エネルギーの収支(Balance、Revenue
and Expenditure)を示したものである。国単位(by Country)で年別(by Year)に示されることが多い。 近年は、エネルギー資源の主体である化石燃料〔Fossil Fuel:石油(Oil)・石炭(Coal)・天然ガス(Natural Gas)等〕の消費(Consumption)に伴って排出される炭酸ガス(CO2)が関わる温室効果(Greenhouse Effect)の影響(地球温暖化、Global Warming)が注目されており、その炭酸ガスの排出量(Emission)を資源消費量から計算によって推定するために、環境分野(Environment Field)でもエネルギー消費量が重要視されており、その全体の傾向をみるのにも使われている。 一般に、入口側(Input Side)の一次エネルギー総供給(Total Primary Energy Supply)と出口側(Output Side)の最終エネルギー消費(Final Energy Consumption)、さらに中間のエネルギー転換(Energy Conversion)の3つに分けて表わされることが多い。 |
リンク |
【日本】〔経済産業省資源エネルギー庁によるエネルギー白書(各年版)の中に、日本のエネルギーバランス・フロー概要(図)が掲載されている〕
日本 |
【第211-1-2】我が国のエネルギーバランス・フロー概要(2015年度)
資源エネルギー庁による『エネルギー白書2017』から |
【第211-1-2】我が国のエネルギーバランス・フロー概要(2012年度、単位1015J) (注1) 本フロー図は、我が国のエネルギーフローの概要を示すものであり、細かいフローについては表現されていない。特に転換部門内のフローは表現されていないことに留意。 資源エネルギー庁による『エネルギー白書2014』から |
第200-1-3 我が国のエネルギーバランス・フロー概要(2010 年度、単位1015J) (注) 1. 本フロー図は、我が国のエネルギーフローの概要を示すものであり、細かいフローについては表現されていない。特に転換部門内のフロー 資源エネルギー庁(HP/2012/11)による『エネルギー白書2012』から |
【第200-1-3】我が国のエネルギーバランス・フロー概要(2009年度、単位1015J) (注1) 本フロー図は、我が国のエネルギーフローの概要を示すものであり、細かいフローについては表現されていない。特に転換部門内のフローは表現されていないことに留意。 資源エネルギー庁(HP/2011/11)による『エネルギー白書2011』から |
資源エネルギー庁(2010)による『平成21年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書)』から |
〔資源エネルギー庁の中の『エネルギー白書 2004年版』の第1部第2章第2節『1.地球温暖化問題 (1)国内での対応の考え方』から〕 |
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米国 |
U.S. Energy Flow - 2012. A quad is 1015 BTU, or 1.055 × 1018 joules. Note the breakdown of useful and waste energy in each sector (dark vs. light grey) due to the nature of heat engines, which cannot convert all thermal energy into useful work and consequently lose a portion of their heat to the environment. Wikipedia(HP/2014/12)による『Energy in the United States』から |
Lawrence Livermore National Laboratory(HP/2012/6)による『Energy Flow』から |
〔The Energy and Environment Directorate (E&ED) at Lawrence Livermore National Laboratory (LLNL)によるEnergy & Environment Directorateの『Resources』の『Flow Charts Index』の中の『U.S. Energy Flow − 2002』から〕 |
中国 |
Fig. 2. China’s oil flow in 2009, unit megaton per annum (Mt/a). Note: Data from DESNBS, 2010 (tables 4.2and 5.1) and Wang (2010, p.43, table47). Ma et al.(2012)による『Oil development in China: Current status and future trends』から |
Fig. 1. China's energy flow chart for 2007 Zhang and Wang(2011)による『Analysis of China's energy utilization for 2007』から tceは石炭換算トンであり、Mは100万であるので、Mtceは100万石炭換算トン。(『エネルギーの単位』のページを参照) |
その他の国 |
【第221-3-1】主要各国のエネルギーバランス表(日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、中国)(2000年)〔2002年はこちらを参照。〕 〔資源エネルギー庁の中の『エネルギー白書 2004年版』の第2部第2章第1節『 3.エネルギー需給構造の国際比較 (1)主要国のエネルギーフロー』から〕 |