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第7回 堆積岩について

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補足説明

全般

基本的な堆積岩

【基本的な堆積岩】

参考

堆積岩(砕屑岩)の分類流速および砕屑物の粒径(半径)と浸食・運搬・堆積との関係日本の地質地質学的な諸作用と岩石

【堆積岩(砕屑岩)の分類】
 一般的な堆積岩は、構成鉱物の組合せは限られているが粒径の変化が大きいので、粒径particle size、grain size)に応じて分類される。(1/2)n〔nは整数、下図のφに等しい〕のように粒子が細粒化されることを前提として分類されている〔Wentworth scale/Udden-Wentworth scale(Krumbein phi scale)〕。とくに2mm1/16mmと1/256mm〔堆積物では、(boulder-cobble-gravel/pebble-granule)−(sand)−シルト(silit)−粘土(clay)の境界、シルトと粘土を合わせて(mud)とも呼ぶ:堆積岩では、それぞれ礫岩(breccia-conglomerate)−砂岩(sandstone)−シルト岩(siltstone)−粘土岩(claystone)の境界、シルト岩と粘土岩を合わせて泥岩(mudstone)とも呼ぶ〕が分類の境界値として用いられている。

【流速および砕屑物の粒径(半径)と浸食・運搬・堆積との関係】
 河川における、流速と堆積物の粒径(Clay=粘土、Silt=シルト、Sand=砂)との関係を示す図であり、Erosionの領域では浸食作用が起こり、Transportの領域では運搬作用が起こり、Depositionの領域では堆積作用が起こることを示す。

【日本の地質】
 地表に分布する岩石の種類や生成時代などを地質(geology)と呼ぶが、日本の全域で調査が行われており、概略は次のようになっている。慣例的に、土壌を剥がした基盤岩(basement rock)の表層について表わすことになっている。堆積岩〔プレート(plate)の沈み込み(subduction)に伴う付加体(accretionary prism、accretionary wedge)としてのものが主体〕がもっとも多く、次に火成岩の火山岩が多い。

【地質学的な諸作用と岩石】
 風化作用
浸食作用運搬作用堆積作用(堆積物の形成)→続成作用(堆積物から堆積岩へ)→変成作用(変成岩の形成)→火成作用(火成岩の形成)のようなサイクルが重要である。


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