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配付プリント等 |
補足説明 |
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【生物の進化系統樹】
約40億年前に誕生した生物(Organism、Life on Earth)は、6億年前頃に大きな進化(Evolution)を遂げ、4億年前頃に陸上に進出した後に今日に至る進化を完成させた。現在の生物および化石(Fossil)の研究から、生物の進化に基づいた大分類(Biological
Classification)が行われてきた。それは、2界説(2 Kingdoms System)から5界説(5
Kingdoms System)へと発展し、現在では遺伝子解析(DNA解析)に基づいた系統分類(Phylogenetic Axonomy
of 16S Ribosomal RNA,)により3ドメイン説〔Three-Domain System:真正細菌ドメイン(Bacteria
Domain)−古細菌ドメイン(Archaea Domain)−真核生物ドメイン(Eukaryote Domain)〕が提案されている。
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〔筑波大学生物科学系植物系統分類学研究室による藻類画像データの中の『五界説と藻類』から〕 |
東京薬科大学 細胞機能学研究室の地球最古の生命からナノテクノロジーへの中の『全生物の進化系統樹』から DNA解析に基づく最新の3ドメイン説(Three-Domain System)。 |
【生物の種数】
研究されているものは約175万種(Species)であるが、存在することが予想されているものは1400万種に近い。熱帯雨林(Tropical
Rainforest)などに多くの未知の種が存在すると考えられている。
表1 既知の種の数と推測されている主種の総数(単位1,000)
注(*) おおまかなグループ分けであり生物分類学にいう分類群ではない。 出典 Watson, R.T., Heywood, V.H., Baste,I., Dias,B., Gamez,R., Janetos, T.Reid, W., and Ruark, G.(edts.)Global Biodiversity Assessment-Sumary for Policy-Makers, Cambridge University Press(1995) 〔国立遺伝学研究所生命情報研究センターの菅原秀明氏による生物系研究資材は戦略的情報資源であるの中の『1.はじめに‐生物多様性の世紀へ』から〕 |
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一次生産 (Gt/年) |
生物量 (Gt) |
一次生産 (Gt/年) |
生物量 (Gt) |
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115 | 1837 | 0.9 | 1.0 |
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55 | 3.9 | 3.0 | 1.0 |
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170 | 1841 | 3.9 | 2.0 |
Gt(ギガトン)は10億(=109)トン。 |
参考 |
【太陽光の透過状態と光合成化合物】
太陽光(Sunlight)を利用して〔二酸化炭素(Carbon Dioxide)と水(Water)を用いて〕光合成(Photosynthesis)を行う生物(主に植物)を中心とした生物群が進化によって誕生した。つまり、太陽光のエネルギーが必要かつ重要である。太陽光は主に可視光(Visible
Spectrum、Visible Light)からなるが、波長(Wavelength)の違いに対応した光合成産物の種類と量の違いが知られている。
〔Seafriends Marine Conservation and Education Centreによるseafriendsの『oceanography』の中の『Oceanography - currents』から〕 |
【森林分布】
光合成による生産量である一次生産(基礎生産、Primary Productivity)は、陸では熱帯林〔Tropical
Forest:とくに熱帯雨林(Tropical Rainforest)〕によるものがもっとも多く、海ではプランクトン(Plankton)によるものが多いと見積られている。
その陸における森林分布関連のデータを示す。
This global map was assembled from the regional data used throughout this study. However, the forest type classification has been simplified for easier interpretation and the sparser forests were eliminated from the coverage. 〔UNEP-WCMCによる『Forests』の中の『Forest Information Service』の『A Global Overview of Forest Conservation』の『Global Overview』の『Global forests map』から〕 赤道付近の熱帯林(熱帯雨林)と北半球高緯度地帯の北方林〔Boreal Forest、Taiga:針葉樹(Conifer;Pinales、Coniferales)の分布が広い |
〔MONGABAY.COMの『RAINFORESTS』の中の『Section 1: TROPICAL RAINFORESTS OF THE WORLD』から〕 大規模な熱帯雨林は3地域に集まっている。南アメリカ(South America)の北部、アフリカ中央部(Sub-Saharan Africa)、東南アジア(Southeast Asia)である。 |
〔(財)地球・人間環境フォーラムの中の森林と環境のページの『図とデータでみる世界の森林』から〕 |
1:熱帯多雨林、 (出典:日本の植生図鑑<T>森林,中西哲他,昭和58年) 〔環境省自然環境局の生物多様性センターの『生物多様性情報システム』の『自然環境保全基礎調査』の中の『植生自然度調査/植生調査』の『植生図について』から〕 |
【光合成による生産が分解に勝る深度と太陽光が透過する深度】
海におけるプランクトンによる光合成のためには太陽光が必要である。とくに深度に対する太陽光の強度を示す。
〔WMU Department of Geosciencesの中のページから〕
〔海洋深層水利用学会(DOWAS)の『用語解説』の『真光層(euphotic layer)と補償深度(compensation depth)』から部分引用〕 |
〔Kurt Hollocher氏による『Illustration gallery』から〕 |
図14.2 水中における日射量の透過率(横軸)と水深(縦軸)の関係。 (Kondo, et al., 1979; 水環境の気象学、p.163, 式7.3、より転載) 〔近藤純正ホームページの『身近な気象』の『M14.境界層の日変化(Q&A)』から〕 |
【一次生産】
太陽光を利用した光合成(Photosynthesis)による生産を一次生産(基礎生産、Primary
Productivity)と呼ぶ〔正確には、無機反応により生産された有機物量であるが、実質的には光合成による場合が大半である:呼吸による消費を除いた量は純一次生産(Net
Primary Productivity)と呼ばれる〕。
図3.クロロフィル(Chlorophyll)量と一次生産の検証の模式図。通常、クロロフィル量は深度によって異なります。一次生産は、クロロフィル量、光強度、水温、栄養塩によって支配されているので、これらの因子の水深による変化を推定する必要があります。生成された有機物の一部は沈降粒子となって下方に除去されます。 〔科学技術振興調整費総合研究「炭素循環に関するグローバルマッピングと |
NASA Satellites Measure Earth’s Metabolism 〔NASA earth observatoryの『News』の『New Images』の中の『NASA Satellites Measure Earth’s Metabolism』から〕 |
〔Jay Pitocchelli氏によるEcology - Population Ecology, Community Ecology, Ecosystems and the Biosphere General Biology BI 04 Summer School Lecture Notesから〕 |