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最終更新日:2017年1月21日
鉱物(Mineral)の石英(Quartz、SiO2)が結晶(Crystal)である場合に、俗に水晶(Rock Crystal)と呼ばれる。 石英は鉱物の中でも最も代表的なものの1つである。量的には、長石(Feldspar)グループに次いで多いと予想されている。大部分の岩石(Rock)の構成鉱物(Constituent Mineral)である。 水晶は、17世紀にニコラウス・ステノ(Nicolas Steno)が面角一定の法則(Law of Constancy of Interfacial Angles)の魁となる研究を行ったことでも知られる。 |
リンク |
【石英】(SiO2)〔1気圧・573℃で、三方晶系の低温型石英(α-quartz)から六方晶系の高温型石英(β-quartz)に転移する〕
左と右 |
(a) 左水晶 (b) 右水晶 図 1-4 左水晶と右水晶の外形 〔(株)リコーによるネット・メセナの『水晶・圧電仮想博物館』の『天然水晶から人工水晶へ−科学と技術の流れ−(岩崎文子・岩崎秀夫両氏による)』から〕 |
双晶 |
Gault,H.R.(1949): The frequency of twin types in quartz crystals. American Mineralogist, 34. Akhavan(HP/2011/9)による『Quartz Crystals - Twinning』から |
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Nelson(2010)による『Twinning, Polymorphism, Polytypism, Pseudomorphism』から ブラジル式とドーフィネ式と日本式の3種類。 |
相図 |
SERC(HP/2012/7)による『Phase Diagrams (and Pseudosections) for Petrologists』から |
Farley(2008)による『QUARTZ』から 二酸化ケイ素(SiO2)の多形には、上図のように6種類が存在する。ただし、high-quartz(高温型石英)は急速にlow-quartz(低温型石英)へ転移するので、常温(室温)ではその結晶構造は保たれない。ただし、高温型石英の外形を示す低温型石英は存在する(仮晶)。 |
シリカ鉱物 |
ウィキペディア(HP/2014/10)による『二酸化ケイ素』から |