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最終更新日:2017年1月18日
地球科学分野(Earth Sicence Field)では、電磁波(Electromagnetic Wave)が関わる現象(Phenomenon)が多いし、関連する観測法(Observational Method)や実験法(Experimental
Method)にも電磁波の性質を利用したものが多い。特に人の目で認識できる可視光〔Visible
Light:一般的に単に光(Light)と呼ばれることが多い〕の場合が重要である。具体的には色(Color)の違いなどとして区別されているが、色は人の視覚(Visual Perception、Sight)という生理的な(Physiological)感覚(Sense)による違いである。逆に言えば、物理的な(Physical)基準だけでは一般化できないのが色の特徴である。 色は、一般に『光の三原色』と物体の『色の三原色』を基本として表わされる。 『光の三原色』は加法混色(Additive Primary Color)とも呼ばれ、赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)からなる。これら三色の混合により白(White)が生じる。 『色の三原色』は減法混色(Subtractive Primary Color)とも呼ばれ、シアン(Cyan:緑青≒青)・マゼンタ(Magenta:赤紫≒赤)・イエロー(Yellow:黄)からなる。これら三色の混合により黒(Black)が生じる。 また、色は色相(Hue:色合いの違い)・彩度(Colorfulness、Saturation:鮮やかさの違い)・明度の『色の三属性』に分けて評価されることが多い。(Lightness、Value、Brightness:明るさの違い) 一般に色の名称(Color Term、Color Name)は色相について用いられるが、同じ色に対して目的(分野)に応じて異なる色名が用いられており、複雑な状況になっている。一応、国際(例えば国際照明委員会によるCIE表色系など)および国内(JIS、日本工業規格、Japanese Industrial Standards)では標準的な色名の使い方が示されているが、それに沿わない色名が使われる場合が多い。 |
色 |
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ウィキペディア(HP/2015/3)による『色』から |
色空間 |
加法混合 |
減法混合 |
CIExy色度図におけるsRGB(三角形の内側)とCMY(白線の内側)の範囲。 基準となっている平面はxyY色空間で、全ての色空間を包摂できる。xyYは均等色空間ではないため、面積の大きさが知覚上での色の多様さとは直接対応しない点に注意。 |
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ウィキペディア(HP/2013/12)による『色空間』から |
A comparison of different color spaces. |
色温度 |
The CIE 1931 x,y chromaticity space, also showing the chromaticities of black-body light sources of various temperatures, and lines of constant correlated color temperature |
電磁波 |
ウィキペディア(HP/2015/3)による『光』から |
Figure 6f-1: Some of the various types of electromagnetic radiation as defined by wavelength. Visible light has a spectrum that ranges from 0.40 to 0.71 micrometers (μm). 〔Okanagan University CollegeのDepartment of GeographyのMichael Pidwirny氏によるPhysicalGeography.netの『FUNDAMENTALS OF PHYSICAL GEOGRAPHY』の『CHAPTER 6: Energy and Matter』の中の『(f). The Nature of Radiation』から〕 |
The electromagnetic spectrum 〔University of OregonのJim Brau氏によるPhysics and Astronomy Course Pages of J. Brauの『Astronomy 122: Birth and Death of Stars』の中の『Radiation』から〕 |
電磁波は波長によって呼び名・用途が異なる。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の『電磁波』から |
フラウンホーファー線 |
太陽光スペクトル中の暗線。太陽大気および地球大気(主に酸素ガス)における吸収線が混じっている。
ウィキペディアによる『フラウンホーファー線』から |