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第9回 生物の働きについて

配付プリント等補足説明参考

配付プリント等

補足説明

全般

生物の進化系統樹生物の種数一次生産と二次生産

【生物の進化系統樹】
 約40億年前に誕生した生物(Organism、Life on Earth)は、6億年前頃に大きな進化(Evolution)を遂げ、4億年前頃に陸上に進出した後に今日に至る進化を完成させた。現在の生物および化石(Fossil)の研究から、生物の進化に基づいた大分類(Biological Classification)が行われてきた。それは、2界説(2 Kingdoms System)から5界説(5 Kingdoms System)へと発展し、現在では遺伝子解析(DNA解析)に基づいた系統分類(Phylogenetic Axonomy of 16S Ribosomal RNA,)により3ドメイン説〔Three-Domain System:真正細菌ドメイン(Bacteria Domain)−古細菌ドメイン(Archaea Domain)−真核生物ドメイン(Eukaryote Domain)〕が提案されている。

【生物の種数】
 研究されているものは約175万種(Species)であるが、存在することが予想されているものは1400万種に近い。熱帯雨林(Tropical Rainforest)などに多くの未知の種が存在すると考えられている。

一次生産と二次生産

参考

太陽光の透過状態と光合成化合物森林分布光合成による生産が分解に勝る深度と太陽光が透過する深度一次生産

【太陽光の透過状態と光合成化合物】
 太陽光(Sunlight)を利用して〔二酸化炭素(Carbon Dioxide)と水(Water)を用いて〕光合成(Photosynthesis)を行う生物(主に植物)を中心とした生物群が進化によって誕生した。つまり、太陽光のエネルギーが必要かつ重要である。太陽光は主に可視光(Visible Spectrum、Visible Light)からなるが、波長(Wavelength)の違いに対応した光合成産物の種類と量の違いが知られている。

【森林分布】
 光合成による生産量である一次生産基礎生産、Primary Productivity)は、陸では熱帯林〔Tropical Forest:とくに熱帯雨林(Tropical Rainforest)〕によるものがもっとも多く、海ではプランクトン(Plankton)によるものが多いと見積られている。
 その陸における森林分布関連のデータを示す。

【光合成による生産が分解に勝る深度と太陽光が透過する深度】
 海におけるプランクトンによる光合成のためには太陽光が必要である。とくに深度に対する太陽光の強度を示す。

【一次生産】
 太陽光を利用した光合成(Photosynthesis)による生産を一次生産基礎生産、Primary Productivity)と呼ぶ〔正確には、無機反応により生産された有機物量であるが、実質的には光合成による場合が大半である:呼吸による消費を除いた量は純一次生産(Net Primary Productivity)と呼ばれる〕。


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