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配付プリント等 |
補足説明 |
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岩種 | 地質時代* | 面積(km2) | 比率(%) |
堆積岩 |
第四紀 新第三紀 古第三紀 白亜紀 ジュラ紀 三畳紀 古生代 |
80,228.16 |
21.36 |
第四紀−古生代 |
149,849.08 |
39.91 |
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堆積岩を主とする 付加コンプレックス |
古第三紀−古生代 |
60,802.94 |
16.19 |
火成岩を主とする 付加コンプレックス |
古第三紀−古生代 | 3,661.73 | 0.98 |
超苦鉄質火成岩類 | 先新第三紀 | 1,876.98 | 0.50 |
火山岩 |
第四紀 新第三紀 古第三紀 白亜紀 |
41,629.97 44,685.16 4,261.61 15,092.42 |
11.09 11.90 1.13 4.02 |
第四紀−白亜紀 | 105,669.16 | 28.13 | |
深成岩 |
新第三紀 古第三紀 白亜紀 先白亜紀 |
3,947.43 5,339.90 28,498.26 1,422.46 |
1.05 1.42 7.59 0.38 |
新第三紀−古生代 | 39,208.05 | 10.44 | |
変成岩 | 先新第三紀 |
14,472.51 〔低圧型: 4,207.01〕 〔高圧型:10,265.50〕 |
3.85 |
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375,540.47 | ||
堆積岩(付加コンプレックスを含む) 火成岩(付加コンプレックス及び超苦鉄質火成岩を含む) 変成岩 |
56.10 40.05 3.85 |
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*)100万分の1日本地質図第3版には、新第三紀と古第三紀との境界にまたがる年代(PG4)の地質単位がある。ここではそれらの年代をより近い古第三紀とした。 |
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花崗岩(かこうがん、granite、グラニット):酸性(acidic)の深成岩(plutonic rock)。大陸地殻の代表的な岩石。灰色部分は石英(quartz:SiO2)、白色部分は斜長石(plagioclase:NaAlSi3O8〜CaAl2Si2O8)、黒色部分は黒雲母(biotite)であるが、カリ長石(K-feldspar)(正長石;orthoclase:KAlSi3O8)ははっきりしない(少し灰色味をもつ白色の部分に存在すると考えられる。試料によっては、暖色系の色合いが強い)。鉱物の粒径は数mmであるが、試料によっては1cmを超える場合もある。 | 玄武岩(げんぶがん、basalt、バサルト):塩基性(basic)の火山岩(volcanic rock)。海洋地殻の代表的な岩石。輝石(pyroxene)と斜長石(plagioclase)を主とし、カンラン石(olivine)や角閃石(amphibole)も伴う。ただし、鉱物の粒径は肉眼では識別できないほど小さい。輝石・カンラン石・角閃石は有色鉱物であるので、全体的には暗灰色に見える。 |
火成岩(igneous rocks)は、マグマ(magma:岩石の熔融体)から固結してできる岩石であるが、化学組成〔とくにSiO2(珪酸;シリカ)成分量〕および組織(形成深度が粒径などに最も影響する)の違いにより分類される。花崗岩はSiO2量が多く、深部でゆっくり冷却されて形成された。一方、玄武岩はSiO2量が少なく、地表付近で急速に冷却されて形成された。これらの中間の性質を持つ岩石には、別の名称が付けられているが、これらは連続的に変化している。なお、マグマの化学組成の違いは主に源岩の違いによる。 |
参考 |
【火成岩の分類】
火成岩の分類では、一般に、横軸にシリカ(silica、二酸化ケイ素)成分(SiO2)をとり、縦軸に生成深度(粒径)をとる。シリカが多くて粗粒(径数mm程度)なものは、大陸地殻の代表的な岩石である花崗岩(地下でゆっくりと冷えて形成された深成岩の一種)であり、シリカが少なくて細粒(粒子が肉眼で判別しにくい程度)のものは、海洋地殻の代表的な岩石である玄武岩(地表付近で速く冷えて形成された火山岩の一種)である。
マグマから鉱物が晶出する順序はおおよそ決まっており、比較的シリカ成分の少ないものほど早期に晶出するが、火成岩を構成する鉱物の晶出順序を最初に明らかにしたBowenの業績を称え、これはボーウェンの反応系列(Bowen's reaction series)と呼ばれる。シリカ成分の量は構成鉱物の種類と密接に関連している。
〔総合地質情報研究グループの『ベータ版』の『シームレス地質図サポートページ』の『岩石と地層の分類』から〕 |
火成岩の分類 〔岩手県立博物館の『これなあに?』の『地質分野』の中の『造岩鉱物[ぞうがんこうぶつ]と火成岩の分類』から〕 |
Figure 10e-1: The classification of igneous rocks. This graphic model describes the difference between nine common igneous rocks based on texture of mineral grains, temperature of crystallization, relative amounts of typical rock forming elements, and relative proportions of silica and some common minerals. 〔Okanagan University CollegeのDepartment of GeographyのMichael Pidwirny氏によるPhysicalGeography.netの『FUNDAMENTALS OF PHYSICAL GEOGRAPHY』の『CHAPTER 10: Introduction to the Lithosphere』の中の『(e). Characteristics of Igneous Rocks』から〕 構成鉱物の種類と量は、ボーウェンの反応系列における変化に対応している。シリカ成分が同じであれば、粒径が異なっても、構成鉱物はほとんど変わらない。 |
【ボーウェンの反応系列】(Bowen's reaction
series)
カナダの岩石学者のNorman
L. Bowen(1887 - 1956)が、マグマから(冷却に伴って)鉱物が晶出する順序をまとめたもの。
かんらん石(olivine)→輝石(pyroxene)→角閃石(amphibole)→黒雲母(biotite)のように、まったく結晶構造の異なる鉱物へと変化していく不連続系列と、斜長石(plagioclase)のCaに富むものからNaに富むものへのように、結晶構造は同じだが組成の異なるもの(固溶体という)へと変化していく連続系列の2つの系列が並列して進み、最後には白雲母(muscovite)・カリ長石(K-feldspar)・石英(quartz)が主体となる。
マグマから晶出する鉱物の温度変化と、岩石に含まれる鉱物の違いを示した例 〔総合地質情報研究グループの『ベータ版』の『シームレス地質図サポートページ』の『岩石や地層のでき方』から〕 |
〔Steven Dutch氏(Natural and Applied Sciences, University of Wisconsin-Green Bay)による『Physical Geology (Earth SC 202) Notes and Visual Aids』の『Igneous Rocks』から〕 |
Bowen's Reaction Series In the early part of the 20th century, N. L.
Bowen carried out experiments to characterize the process of
crystallization of igneous
rocks from magma.
The illustration below is patterned after Lutgens and Tarbuck's
perspective of that reaction series. 〔Georgia State UniversityのDepartment of Physics and AstronomyのCarl R. (Rod) Nave氏によるHyperPhysicsの『Geophysics』の中の『Bowen's Reaction Series』から〕 |