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2011年3月11日(金)に発生した2011年東北地方太平洋沖地震により被災した原発からの放射能漏洩事故。
とくに、福島第一原発(沸騰水型軽水炉6機)における燃料ペレットの熔融や水素爆発等に伴って放射性物質が放出した問題は、世界史上でもチェルノブイリ原発事故に次ぐ原子力災害となった。地震発生時、第一原発では、1〜3号機は自動停止、4〜6号機は定期点検のため停止中であったが、1〜4号機でとくに大きな問題が発生した。福島第二原発(沸騰水型軽水炉4機)においても問題が生じたが、第一原発よりも早く終息した。また、福島第一原発3号機がプルサーマルとして運転されていたため、プルトニウムがMOX燃料として使われていた。
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●東京電力 |
中間報告書 2011年12月 |
報告書 2012年6月 |
・こちらを参照 |
●@内閣(政府) |
中間報告書 2011年12月 |
最終報告書 2012年7月 |
事故調査・検証委員会 ・こちらを参照 ・ヒアリング記録公開(2014年9月11日) |
●A国会 | − |
報告書 2012年7月 |
事故調査委員会 ・こちらを参照 http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3856371/naiic.go.jp/index.html* |
●B民間 | − |
報告書(有料) 2012年2月 |
事故独立検証委員会 ・こちらを参照 ・ヒアリング内容公開 |
* 国立国会図書館が収集した〔WARP(インターネット資料収集保存事業)〕2012年10月25日時点のウェブサイト(http://naiic.go.jp/)のページ。 ※4種類の報告書の比較はこちらを参照。 |
福島原発 |
◎核燃料取り出し開始=4号機プール、来年末まで−福島第1 時事通信社による『【図解・社会】福島第1原発の廃炉工程表(2013年11月6日)』から |
炉内燃料の崩壊熱(地震後約半年間の変化)〔2011年5月26日〕 東京電力(HP/2011/5)による『東日本大震災後の福島第一・第二原子力発電所の状況』の『記者会見配布資料』から |
福島第一・第二原子力発電所への地震・津波の影響について〔2011年5月24日〕 東京電力(HP/2011/5)による『東日本大震災後の福島第一・第二原子力発電所の状況』の『記者会見配布資料』から |
〈原子力発電と事故の基本情報〉核分裂のイメージと原子力発電の仕組み=2011年4月4日朝刊 朝日新聞社(HP/2011/5)による『図解・福島第一原発事故と市民生活への影響(2)』から |
福島第1原発の冷却システムのイメージ図(2011年3月21日付朝刊) 毎日新聞社(HP/2011/5)による『福島原発 図説集』から |
原子力安全・保安院(HP/2011/4)による『IAEAにおける福島第一原子力発電所の事故と国際的な初期対応に関するサイドイベント(仮訳)』から |
放射能 |
循環注水冷却システム 1号機、2号機、3号機、4号機、5号機、6号機、淡水化装置、多核種除去設備 (ALPS)。 発電所周囲の放射線量:構内での計測データ(モニタリングポスト)、サーベイマップ(原子炉建屋内、建屋周辺、敷地全体)、発電所周囲の放射線量:周辺の放射性物質の核種分析結果、プラントパラメータ(原子炉格納容器の水位・圧力・温度)、ガレキ・伐採木の管理状況。 福島第一原子力発電所1〜4号機建屋周辺地下水の詳細分析結果・(その2)(2013/9/9)、福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(2013/9/9)。 東京電力(HP/2013/9)による『福島第一原子力発電所の現況』の『滞留水の貯蔵状況、処理状況』(2013/8/27)から |
◎放出セシウム、さらに減少=毎時0.6億ベクレル−工程表7度目改定・福島第1原発 時事ドットコム(HP/2011/11)による『【図解・社会】東日本大震災・福島原発1〜3号機からの放射性セシウム放出量(2011年11月17日)』から |
原子力災害対策本部政府・東京電力統合対策室(HP/2011/11)による『東京電力福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋 |
東京電力(HP/2011/9)による『東京電力福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋 進捗状況』(2011/9/20)から |
東京電力(HP/2011/8)による『東京電力福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋 進捗状況』(2011/8/17)から |
東京電力(HP/2011/7)による『東京電力福島第一原子力発電所1〜3号機からの放射性物質の現時点での放出量の暫定評価について』(2011/7/19)から |
東京電力(HP/2011/7)による『事故の収束に向けた道筋』(2011/7/12)から |
東京電力(HP/2011/5)による『福島第一原子力発電所サーベイマップ』(2011/5/6、2011/4/27)から |
INES(国際原子力事故評価尺度) |
◎事故評価、最悪の「レベル7」=チェルノブイリと並び2例目−福島第1原発 |
← ← ← |
◎津波軽視で国内最悪事故に=電源、冷却機能喪失−スリーマイル並み・福島第1原発 |
時事ドットコム(HP/2011/3)による『【図解・社会】東日本大震災・国際原子力事故評価尺度(2011年3月18日)』による(右)⇒時事ドットコム(HP/2011/4)による『【図解・社会】東日本大震災・国際原子力事故評価尺度(2011年4月12日)』による(←) |
メルトダウン(nuclear meltdown) |
◎溶融燃料10年内に回収=解体完了、最長40年−廃炉工程表を決定・福島原発事故 時事ドットコム(HP/2011/12)による『【図解・社会】東日本大震災・福島原発の溶融燃料取り出し作業(2011年12月21日)』から |
◎溶融燃料、コンクリ床浸食=格納容器内で最大65センチ−東電が推定公表・福島第1 時事ドットコム(HP/2011/12)による『【図解・社会】東日本大震災・福島第1原発1〜3号機の燃料の推定状況(2011年11月30日)』から |
東京電力(HP/2011/12)による『東京電力福島第一原子力発電所 1〜3号機の炉心損傷状況の推定について』(11/30)から |
◎2、3号機も炉心溶融=東電が解析結果公表−容器損傷「限定的」・福島第1 |
◎あまりに遅い解析=福島第1原発2、3号機の炉心溶融 |
時事ドットコム(HP/2011/5)による |
◎「順調」1号機に落とし穴=燃料溶け落ち、格納容器も水漏れ−工程表見直しは不可避 時事ドットコム(HP/2011/4)による『【図解・社会】東日本大震災・原発1号機の状況(2011年5月12日)』から ※福島第一原発1号炉の『メルトダウン』の状況。 |
対策 |
経済産業省(HP/2011/12)による『東京電力福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋 当面の取組のロードマップ(ステップ2完了)』(2011/12/16)から |
東京電力(HP/2011/11)による『東京電力福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋 当面の取組のロードマップ(改訂版)』(2011/11/17)から |
東京電力(HP/2011/10)による『「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」の進捗状況(10月17日)について』(2011/10/17)から |
東京電力(HP/2011/9)による『事故の収束に向けた筋道』(2011/9/21)から |
経済産業省(HP/2011/8)による『「東京電力福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋 当面の取組のロードマップ」(改訂版)』から |
東京電力(HP/2011/7)による『東京電力福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋当面の取組のロードマップ(改訂版)』(2011/7/19)から |
◎安定化まで6〜9カ月=爆発防止、高濃度汚染水が課題−福島原発事故、東電が工程表 時事ドットコム(HP/2011/4)による『【図解・社会】東日本大震災・事故収束に向けた主な対策(2011年4月17日)』から |
原子力災害対策本部(HP/2011/5)による『東電「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」の進捗状況について』(5/17)から |
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(3か月程度) |
(今から6〜9か月程度) |
目標 | 放射線量が着実に減少 | 放出が管理され、大幅に抑制 |
原子炉 | 安定的に冷却(水で満たす) | 冷温停止状態 |
燃料プール | 安定的に冷却 | 水位の安定(遠隔操作) |
汚染水 | 外部流出の防止 | 汚染水の処理・減少 |
汚染した大気・土壌 | 飛散の防止 | 建物全体を覆う |
経済産業省(HP/2011/4)による『当面の取組み(課題/目標/主な対策)のロードマップ及び発電所内における主な対策の概要図』から |
写真 |
福島第1原発の衛星写真。右から1号機、2号機、3号機、4号機(デジタルグローブ・ISIS提供・共同) |
小型の無人飛行機が撮影した福島第1原発。左から4号機、3号機、建屋が残る2号機、1号機=3月20日(エア・フォート・サービス提供) |
サーチナ(HP/2011/5)による『【写真特集】福島原発』(2011年4月20日)から |
福島第一原子力発電所 津波来襲状況(2011年3月11日 撮影場所:固体廃棄物貯蔵庫東側のり面(5号機の近傍(南側)から東側を撮影)
東京電力(株)(HP/2011/5)による『東日本大震災後の福島第一・第二原子力発電所の状況』の中の『報道配布 写真・動画ダウンロード』から |
東京電力(株)(HP/2011/5)による『東日本大震災後の福島第一・第二原子力発電所の状況』の『福島第一原子力発電所の状況について』から |