ニセ科学のリスト |
創造科学 |
聖書の世界創造を真実として進化論を否定したキリスト教原理主義の創造論に科学的根拠を与えようとした言説。アメリカでは深刻な問題となっている。 |
ルイセンコ事件 |
後天的な獲得形質の遺伝を主張。イデオロギー(国家)が科学の方向を決めた事例。 |
超心理学 |
超能力の科学的研究。真面目な研究者もいて、科学とニセ科学の境界とも言えるが、超能力の存在を前提としている研究はニセ科学と言える。 |
血液型人間学 |
人間の性格は遺伝物質である血液型(ABO式)と関連性があり、人間の性格は血液型によって分類できるという主張。一種の民間信仰と化したニセ科学の実例。 |
波動 |
ニセ科学が等しく好む現代のニセ科学。(上で解説済み) |
フリー・エネルギー
(永久機関) |
フリー・エネルギー装置が出来れば資源問題は解決出来るとして研究する研究者が多い。自然法則に反するため、特許は降りない。 |
マイナス・イオン |
ニセ科学であるにも拘わらず、大手家電メーカーがこぞって市場参入。 |
EM菌 |
万能の土壌改良剤。ゴミ処理・水処理・土壌改良に役立ち、食料問題や環境問題は全てこれで解決すると万能の効果を謳う。※効果がないわけではないのが難しいところ。 |
ゲルマニウム |
効能はともかく、「ゲルマニウムは32℃以上で電子を放出するから健康によい」という主張は全くの事実無根。 |
ゲーム脳の恐怖 |
脳科学の専門家の間では科学的根拠のない主張であるとの見方が強い。テレビゲームのやりすぎがあらゆる社会問題の原因としたところが如何にも短絡的でニセ科学的。 |
脳内革命 |
ゲーム脳と同様、専門家の間では科学的根拠のない主張であるとの見方が強い。全てを脳内麻薬で解説。 |
100匹目の猿 |
「ある行動や考えなどがある一定数を超えると、これが接触のない同類の仲間にも伝播する」とする主張。初出のライアル・ワトソン自身が後に捏造であったことを白状した。 |
ドーマン法と「奇跡の詩人」 |
効果が疑問視されている知的障害者用のリハビリ理論と、少年の著作活動に対して親による捏造が疑われた。NHKの番組放送で批判が噴出。 |
七田式幼児教育 |
社会問題化してもおかしくない問題だとする専門家も多い。 |
市民運動とニセ科学 |
自分たちの運動にとって都合のよいものだけを信じるといった「結論が先にあり、イデオロギーが科学に優先している」事例。 |
日本企業によるニセ科学研究への参入 |
ソニーのエスパー研究所や国立放射線医学総合研究所(現在は独立行政法人)での遠隔外気功の研究など。 |
※ 実はこの他にも「ホメオパシー」や「反相対性理論」「星占い」などニセ科学と言われるものはまだたくさんあるのですが、キリがないのでこの辺で止めておきます。 |