法王聖座(Holy See) |
定義 |
ローマ法王及びローマ法王庁(政府に相当)を総称した概念。約12億3千万人とも言われる信者を擁するカトリック教会の最高機関であり,国家としての側面も持つ。 |
元首 |
フランシスコ法王(第266代、2013年3月13日即位、アルゼンチン出身) |
議会 |
無し。(世界カトリック司教団を代表する司教代表会議が,集団指導体制の手段として法王の諮問役を果たしている。) |
政府 |
法王の公務執行中央機関であるローマ法王庁(Curia Romana)が政府に相当する。その最高機関は国務省で、内務省に相当する総務局と外務省に相当する外務局が設置されている。この他に経済省,広報省など10聖省及び12評議会等が設置されている。
首相名 ピエトロ・パロリン国務長官 |
バチカン市国
(Vatican City State) |
人口 |
809人(2016年4月) |
面積 |
0.44平方キロメートル(日本の皇居は1.15平方キロメートル)
この他、市国外のイタリア領土内に治外法権を有する施設あり。 |
言語 |
公用語はラテン語。また、一般に外交用語はフランス語、業務用語はイタリア語。 |
元首 |
ローマ法王(立法、行政、司法の全権を行使) |
宗教 |
キリスト教(カトリック) |
政治機関 |
バチカン市国委員会が統括し、市国政庁が執行。 |
外交・防衛 |
軍事力 |
軍は存在せず、スイス衛兵が法王身辺と法王宮殿を、市国警察がその他の警備に当たる。 |
経済 |
通貨 |
ユーロ |
経済概況 |
主としてイタリアを始めとするEU諸国からの輸入に依存。2014年の法王庁財政収支は2562万ユーロの赤字であった。法王庁64機関の職員2880人の人件費は1億2660万ユーロ。ただし、歳入、歳出の数値は発表されなかった。今まで発表されていなかった法王庁純資産は9億3900万ユーロ。バチカン市国財政収支は6351万ユーロの黒字であった。同市国の純資産は6350万ユーロ。バチカン市国職員数は1930人。 |
その他 |
日本における
カトリック信者数 |
約45万人(司教17名(その内、大司教3名) |