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配付プリント等 |
補足説明 |
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参考 |
水ポテンシャルΨ=Φm+Φp+Φo+Φz ここで、Φm:マトリックポテンシャル、Φp:圧ポテンシャル、Φo:浸透ポテンシャル、Φz:重力ポテンシャルである。 |
Φ kPa |
水分恒数 (Water constant) |
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孔隙 | 測定法 | |
0 |
最大容水量(0) (Maximum water holding gcapacity) |
重力水 (Gravitational water) |
粗孔隙(30〜100μm) (Macropore) |
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-3 |
圃場容水量(-3〜-10) (Field capacity) |
砂柱法 | |||
-6 | 吸引法 | ||||
-50 |
毛管連絡切断含水量(-50〜-100) (Lento-capillary point) |
易有効水 |
有効水分容量 (Available water) 毛管水 (Capillary water) |
毛管孔隙 (Capillary pore) |
加圧板法 |
-100 | 遠心法 | ||||
-600 |
初期萎凋点〔植物が日中一時的に萎れる〕 (Primary wilting point) |
難有効水 | |||
-1,500 |
永久萎凋点〔植物が萎れて枯死する〕 (Permanent wilting point) |
加圧膜法 | |||
-2,700 |
吸湿係数〔20℃、湿度98%の大気と平衡〕 (Hygroscopic coefficient) |
膨潤水 (Swelling water) |
吸湿水 (Hygroscopic water) |
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-30,000 |
風乾土水分〔日陰の大気と平衡〕 (Air-dried soil water) |
||||
-300,000 |
単分子層吸着量〔水1分子が吸着〕 (Monolayer adsorption water content) |
蒸気圧法 | |||
-700,000 |
絶乾土〔水分含量がほぼ0〕 (Oven-dried soil) |
炉乾燥法 |
ダルシーの法則 地下水の流れに対する解析によく用いられるダルシーの法則は、次式で示される。 v = ki v:見かけの浸透流速 [cm/sec]、k:透水係数 [cm/sec]、i:動水勾配 この関係はヘンリー・ダルシーが1856年に上水道の濾過砂を用いて導いた。ダルシーの法則で求められる浸透流速は、単位面積を単位時間に通過する流量であり、正確には流速というよりは流束(FLUX)と理解すべきである。これに対して、実際に水分子が移動する速度を表す場合には、実流速という言葉が用いられる。 透水係数(Hydraulic conductivity)とは土中の水の流れやすさを示すもので、値が大きいほど水が流れやすいことを示す。透水係数の変動範囲は目安として、粘土で10-9〜10-7、シルト・砂などで10-7〜10-3、きれいな砂で10-3〜1、きれいな礫で1〜103 [cm/sec] 程度で、一般に粘土は不透水、砂・礫は透水といってよい。 動水勾配とは、 i = h / L h:水頭差 [m]、L:距離 [m] である。 |
流量=(土壌円筒の断面積)×(土壌の透水係数)×(ポテンシャル勾配) において q=K(ΔΨ/gL) ここで、q:流束(フラックス、flux:単位面積当りの流量)(m/s)、K:透水係数(m/s)、ΔΨ:ポテンシャル差(kPa)、L:土壌円筒の高さ(m)。 つまり、水のフラックスは2点間のポテンシャル差に比例して大きくなるが、これをダルシーの法則(Darcy's law)と呼び、上式をダルシー式と呼ぶ。 |
近藤(HP/2010)による『第4回 地下水流動系』から |