化学の目でみる 地球の環境−空・水・土−

目次


第1章 序論
1.1 今、私どもが立っているところ 1
1.2 生物の生存環境−大気、天然水、土壌 4
第2章 自然をみつめる化学の目−物質の単位、原子
2.1 化学−物の性質をみる目 7
2.2 原子の構造−原子番号 9
2.3 元素(原子)の周期律表−原子番号の決まった順番ごとに化学的性質の似た元素が現われる 13
2.4 原子量 17
2.5 同位元素(同位体) 19
第3章 生命の故郷、海−水の不思議さ
3.1 地球だけに満々たる海水がある−そこで生命は生まれ、進化した 23

(1)

 水の分布 23

(2)

 海は生命の故郷 24

(3)

 どうして0.0001%の河川水に人は頼れるのか−滞留時間 26
3.2 どうして地球だけに液体の水、海水があるのだろうか? 27

(1)

 地球形成時に水を構成する水素と酸素原子はふんだんに存在していた−元素の宇宙存在度 28

(2)

 太陽からの地球の距離 32

(3)

 地球の質量−地球の引力 34

(4)

 世にも不思議な水分子の構造−水素結合、水和 34
第4章 地球生物の生存場の化学像
4.1 大気の化学 43
4.2 天然水の化学 45

(1)

 海水、河川水、降水の化学組成 46

(2)

 雪氷の化学組成が指示すること 48
4.3 土壌の化学 52

(1)

 土壌の化学組成 52

(2)

 粘土のイオン交換能力 55

4.4
地球における化学元素の動き−地球上では化学元素は水の動きとともに激しく動いている 57
(1)  主要化学成分の地球化学的収支 58
(2)  微量重金属元素の地球化学的収支 61
第5章 地球生物の生存場の起源、形成およびその進化

5.1
大気の起源 66
(1)  再び太陽系の材料物質−元素の宇宙存在度 66
(2)  希ガスからみた原始大気の起源−一次原始大気と二次原始大気 66
(3)  二次原始大気の登場 69
(4)  二次原始大気の化学像 71

5.2
水の起源と進化 73
(1)  水の変遷の歴史の描き 73
(2)  現在から過去にせまる攻め方 76
(3)  原始地球形成以後の海水の化学組成の変遷−二次原始大気の変遷 83

5.3
土壌の主要成分である粘土の生成−山くずれの予知 87
(1)  1年間にある河川流域で生産される粘土量の推定 87
(2)  河川の水質から山くずれの予知 87
第6章 地球環境問題

6.1
地球環境問題とは? 94

6.2
地球の温暖化 96
(1)  温室効果・温室効果ガス 96
(2)  大気中の二酸化炭素(炭酸ガス)濃度の日時変化 97
(3)  温暖化が環境に与える影響 108
(4)  大気中の二酸化炭素(炭酸ガス)の発生源と行方 110
(5)  すばらしい水の惑星・地球−極端なまでに見事で微妙な地球環境のバランス 112
(6)  海水は大気中の二酸化炭素を能率よくは吸収してくれない 114
(7)  森林減少は大気中の酸素ガスを減少させるのか? 116
(8)  人間の対応−今、私どものやるべきこと 116

6.3
フロンによる成層圏のオゾン層破壊 122
(1)  オゾン層の形成とその役割 122
(2)  人間によるフロンの使用とオゾン層破壊 123

6.4
酸性雨 127
(1)  酸性雨とは? 127
(2)  酸性雨の本体 129
(3)  酸性雨の影響 132
第7章 水資源の利用

7.1
降水量と人間1人が使える水の量 135

7.2
水の需要状況 138

7.3
21世紀の水資源問題 141
参考文献 144
あとがき 147
索引 149


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