(財)河川環境管理財団(2005):平成16年全国一級河川の水質現況.(財)河川環境管理財団、113p.


目 次

はじめに

第一章 河川水質の概況
1.水質改善の取り組みと成果
2.水質を取り巻く新たな取り組み
3.平成16年水質調査結果の概要

 (1)生活環境の保全に関する環境基準の満足状況

 (2)調査地点の水質状況

 (3)人と川のふれあいからみた水質状況

 (4)水生生物の保全に係る環境基準の満足状況

4.水質事故等の状況
 (1)水質事故の現状

 (2)コイヘルペスの状況


第二章 河川の水質現況
1.環境基準項目等からみた水質の現況

 (1)水質調査地点
 (2)河川の流量
 (3)生活環境の保全に関する環境基準の項目からみた水質の現況
   1)評価項目
   2)環境基準の満足状況
     @環境基準の類型指定状況 
     A調査地点の環境基準の満足状況 
     B類型別の環境基準の満足状況 
     C地方別の環境基準の満足状況 
     D水系別の環境基準の満足状況 
   3)調査地点の類型指定状況と水質状況 
   4)調査地点のランク別水質状況 
   5)代表地点の水質状況の経年変化 
 (4)人の健康の保護に関する環境基準の項目からみた水質の現況 
 (5)要監視項目からみた水質の現況 
 (6)農薬項目からみた水質の現況 
 (7)水道関連項目(トリハロメタン生成能)からみた水質の現況 
 (8)「人と川のふれあい」からみた水質の現況 
   1)糞便性大腸菌群数 
   2)透視度
 (9)水生生物の保全に係る水質環境基準からみた水質の現況 
2.水生生物による簡易水質調査結果(水生生物調査) 
 (1)調査の概要 
 (2)調査結果 
3.水質事故等の状況 
 (1)水質事故の発生状況 
 (2)コイヘルペスの状況 

第三章 河川の水環境改善のための事業及び施策
1.水質浄化対策等

 (1)河川浄化対策 
 (2)ダム貯水池水質保全対策 
 (3)流水保全水路の整備 
2.流況改善対策等 
3.清流ルネッサンス21・清流ルネッサンスU 
4.湖沼の水質保全 :
5.水質監視等 
6.水質汚濁防止連絡協議会 
7.水環境に関するその他の取り組み 

参考資料
 
 参考資料1 一級河川の流量状況
 参考資料2 環境基準を満足している地点の割合(水系別)
 参考資料3 各種基準値(指針値)一覧 
 参考資料4 「水生生物による簡易水質調査結果」参加団体一覧 
 参考資料5 一級河川の平均水質(河川ランキング) 
 参考資料6 一級河川の全調査地点の水質 
 参考資料7 一級河川の水質現況に関する担当窓口一覧 

環境基準の満足状況

  • 本報告は、国土交通省が河川管理者の立場から全国一級河川の水質調査を実施しているものについて、地方別または河川別にとりまとめたものである。
    本報告で「満足」とする表現を用いているのは、水質汚濁防止法に基づき年度毎に公共用水域の水質の汚濁状況を環境基準との比較で評価する場合の「達成」とする表現と区別するためのものである。』

※『達成状況』はこちらを参照。


  • BOD(Biochemical Oxygen Demand)とは、溶存酸素存在のもとで水中の有機物を栄養源として好気性微生物が増殖・呼吸するときに消費される酸素量で、20℃ 5日間で消費される溶存酸素量(mg/l)を標準とする。一般的に水質汚濁を示す代表的な指標で、水質関係の各種法令で規制項目として採用されている。
  • COD(Chemical Oxygen Demand)とは、水中の有機物等を過マンガン酸カリウム(KMnO4)または重クロム酸カリウム(K2Cr2O7)で化学的に酸化するとき消費される酸化剤の量を、対応する酸素量であらわしたものである。BODと同様、水質汚濁を示す代表的指標である。
  • BOD及びCODにおける環境基準の達成状況は、公共用水域が通常の状態(河川にあっては低水流量以上の流量)にあるときの測定値によって判断することとなっている。しかし、低水流量時の水質の把握が非常に困難であるため、BOD及びCODについては測定された年度のデータのうち、75%以上のデータが基準値を達成することをもって評価することとしたものである。例えば、月一回の測定の場合、日平均値を水質の良いものから12個並べたとき、水質の良い方から9番目が75%値となる。この値が基準値に適合することをもって、当該測定地点において環境基準を達成しているとみなすこととされている。』


2004年 


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