Bowen,H.J.M.〔浅見輝男・茅野充男(訳)〕(1979):環境無機化学−元素の循環と生化学−
Environmental Chemistry of the Elements
13章 地圏と生物圏の元素
『 この章はFrを除いてHからCmまでのすべての元素について、この本あるいは引用文献のどこかで述べられている知識を要約してある。本書はこの主題についてのすべての文献の包括的な調査ではない。元素の配列は元素記号のアルファベット順である。濃度は殆んどmg/kg、あるいは、いくらかの放射性核種についてはBq/kgで表わした。次の諸点に注意されたい。
- “天然放射性同位元素”は、ここでは真の天然放射性核種、宇宙線によりつくられたものおよび人間によって環境にもたらされたものを含む。』
- 地圏については濃度の平均値で示した。ただし空気では濃度の範囲で示した。
- “年循環量、天然”は、岩石風化作用や河川による可溶性物質の移送の速度の推定値を意味する。単位は殆んどが109g/年である。
- “採鉱量”は殆んど1976年のデータである。化石燃料の燃焼から相当の寄与がある場合にはここに含めた。単位は殆んどが109g/年である。
- 測定が実施された生物圏については、濃度の範囲が与えられている。哺乳動物の筋肉にちてのある種のデータはGorskiら(1974)のものである。』
- Gorski,L., Heinonen,J. and Suschny,O.(1974): Report IAEA/RL/25,
Vienna.
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