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ビスマス（Bi）　Bismuth

• 『この元素がいつごろから知られていたのかは明らかではないが、1500年以前にはすでに活字金として用いられていた。ドイツ語のWismutのラテン語訳bisemutumが元素名の起源といわれる。』

同位体

同位体 *印は天然放射性同位体	質　量	存在度 〔原子百分率〕 （　）内の数字は誤差
209Bi	208.980384	100

放射性核種 （放射性同位体）	半減期	壊変形式
206Bi	6.243日	軌道電子捕獲、 β+壊変
207Bi	31.55年	軌道電子捕獲、 β+壊変
210Bi	5.013日	β-壊変、 α壊変

電子構造

原子 番号	元素	原子の基底状態の 電子配置	原子の 基底状態	第1イオン化電位 E i1/V	イオンの 基底状態	第2イオン化電位 E i2/V
83	Bi	{[Xe]4f145d10}6s26p3	4S	7.287	3P0	16.68

物理的特性

物理的特性

原子番号		83
原子量		208.98038
結晶構造
密度（20℃）	kg・m-3（×103）	9.747
融点	℃	271.4
沸点	℃	1561
抵抗率（0℃）	Ω・m（10-8）	107
抵抗の温度係数（0〜100℃）	℃-1
熱伝導率（0℃）	W・m-1・K-1	8.2
比熱（298.15K）	J・K-1・mol-1
熱膨張率（293K）	K-1（×10-6）	13.4
ヤング率	Pa（×1010）	3.19

産状

【地圏】（mg/kg）

• 花崗岩：0.065。玄武岩：0.031。土壌：0.2？　頁岩：0.48。石灰岩0.17。砂岩：0.18。
• 普通鉱物：Bi、Bi2O3、Bi2S3。

【水圏】（mg/kg）

• 海水：0.00002。淡水：0.00002？

【気圏】

• 空気：0.2〜3ng/m³。

【生物圏】（mg/kgDM）

• 陸上植物：＜0.02。可食野菜：0.06？　哺乳動物の筋肉：0.032。哺乳動物の骨：＜0.2。海水魚：0.04。
• 蓄積者：哺乳動物の腎。毒性：27mg/lで植物に有毒；ラットに1.5mg/日で有毒、160mg/日で致死量。

【その他】

• 年循環量　天然：0.2〜0.7。採鉱量：3.5×10⁹g/年。

リンク

• THE COLORFUL WORLD OF BISMUTH　　http://www.bismuth.be/
  　BISMUTH PRODUCERS ASSOCIATION−BiPAによる。
• ビスマス　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9
  　フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』の中のページ。
  Bismuth　　http://en.wikipedia.org/wiki/Bismuth
  　Wikipedia, the free encyclopediaの中のページ。

文献