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レニウム（Re）　Rhenium

• 『メンデレーエフの周期表ではドビマンガンとしてその存在が予想されていた。自然界に存在する元素としては最後に発見された元素（1925年W.Noddack、I.Tacke、O.Bergによる）で“ライン川”を元素名の起源とする。』

同位体

同位体 *印は天然放射性同位体	質　量	存在度 〔原子百分率〕 （　）内の数字は誤差
185Re	184.952955	37.40（2）
187Re*	186.9557505	62.60（2）

放射性核種 （放射性同位体）	半減期	壊変形式
183Re	70.0日	軌道電子捕獲
186Re	90.64時	β-壊変、 軌道電子捕獲
188Re	16.98時	β-壊変

電子構造

原子 番号	元素	原子の基底状態の 電子配置	原子の 基底状態	第1イオン化電位 E i1/V	イオンの 基底状態	第2イオン化電位 E i2/V
75	Re	[Xe]4f145d56s2	6S	7.87	7S	16.6

物理的特性

物理的特性

原子番号		75
原子量		186.207
結晶構造
密度（20℃）	kg・m-3（×103）	21.02
融点	℃	3180
沸点	℃	5596
抵抗率（0℃）	Ω・m
抵抗の温度係数（0〜100℃）	℃-1
熱伝導率（0℃）	W・m-1・K-1
比熱（298.15K）	J・K-1・mol-1
熱膨張率（293K）	K-1
ヤング率	Pa

産状

【地圏】（mg/kg）

• 花崗岩：0.00056。玄武岩：0.00025。
• 普通鉱物：なし；MoS2に随伴。

【水圏】（mg/kg）

• 海水：0.000004。

【生物圏】（mg/kgDM）

• 海藻：0.014〜0.222。海水魚：0.0008。
• 蓄積者：植物Atriplex confertifolia（ハマアカザ属の一種）？；人間の甲状腺？　毒性：Re（�Z）は哺乳動物に比較的無害。

【その他】

• 総説：海洋中のRe、Scadden（1969）；植物中のRe、MyersとHamilton（1961）。

リンク

• レニウム　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0
  　フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』の中のページ。
  Rhenium　　http://en.wikipedia.org/wiki/Rhenium
  　Wikipedia, the free encyclopediaの中のページ。

文献

• Myers,A.J. and Hamilton,J.C.(1961): U.S.Geol.Surv.Prof.Paper, 424B, 286.
• Scadden,E.M.(1969): Geochim.Cismochim.Acta, 33, 633.