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タンタル（Ta）　Tantalum

• 『A.G.Ekebergにより1802年に発見された。ギリシャ神話に登場するTantalusが元素名の由来である。』

同位体

同位体 *印は天然放射性同位体	質　量	存在度 〔原子百分率〕 （　）内の数字は誤差
180Ta*	179.947466	0.012（2）
181Ta	180.947996	99.988（2）

放射性核種 （放射性同位体）	半減期	壊変形式
180Ta	8.152時	軌道電子捕獲、 β-壊変
182Ta	114.43日	β-壊変

電子構造

原子 番号	元素	原子の基底状態の 電子配置	原子の 基底状態	第1イオン化電位 E i1/V	イオンの 基底状態	第2イオン化電位 E i2/V
73	Ta	[Xe]4f145d36s2	4F3/2	7.88	5F1	16.2

物理的特性

物理的特性

原子番号		73
原子量		180.9479
結晶構造
密度	kg・m-3（×103）	16.654（室温）
融点	℃	2985
沸点	℃	5510
抵抗率（0℃）	Ω・m（10-8）	12.3
抵抗の温度係数（0〜100℃）	℃-1
熱伝導率（0℃）	W・m-1・K-1	57
比熱（298.15K）	J・K-1・mol-1
熱膨張率（293K）	K-1（×10-6）	6.3
ヤング率	Pa

産状

【地圏】（mg/kg）

• 花崗岩：3.5？　玄武岩：0.5。土壌：2。頁岩：2。石灰岩：0.05。砂岩：0.05。
• 普通鉱物：稀、ペグマタイト中に存在。

【水圏】（mg/kg）

• 海水：0.000002。淡水：＜0.000002。

【気圏】

• 空気：0.01ng/m³？

【生物圏】（mg/kgDM）

• 可食野菜：＜0.001。哺乳動物の骨：0.03。
• 蓄積者：ホヤStyela plicata（シロホヤ属の一種）。毒性：300mg/日はラットに致死量。
• 注意：海洋無脊椎動物中に0.02〜0.04mg/kg。

【その他】

• 年循環量　天然：＜0.07〜8。採鉱量：0.43×10⁹g/年。
• 総説：海洋生物中のTa、KokubuとHidaka（1965）、BurtonとMassie（1971）、植物中のTa、Renanら（1979）。

リンク

• TIC　　http://www.tanb.org/
  　TANTALUM-NIOBIUM INTERNATIONAL STUDY CENTER。
  　『An international, non-profit association founded in 1974 under Belgian law
  Over 70 members from 20 different countries involved with all aspects of the tantalum and niobium industry
  Managed by an Executive Committee representing all segments of the industry 』
• タンタル　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB
  　フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』の中のページ。
  Tantalum　　http://en.wikipedia.org/wiki/Tantalum
  　Wikipedia, the free encyclopediaの中のページ。

文献

• Burton,J.D. and Massie,K.S.(1971): J.Mar.Biol.Ass.U.K., 51, 679.
• Kokubu,N. and Hidaka,T.(1965): Nature, Lond., 205, 1028.
• Renan,M.J., Drennan,B.D., Keddy,R.J. and Sellschop,J.P.F.(1979): “Nuclear Activation in the Life Sciences, 1978”, p.479, I.A.E.A., Vienna.