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テルル（Te）　Tellurium

• 『1782年F.J.Muller（uの頭に¨） von Reichensteinにより発見された。ラテン語の“地球”tellusが元素名の由来。』

同位体 *印は天然放射性同位体	質　量	存在度 〔原子百分率〕 （　）内の数字は誤差
120Te	119.904026	0.09（1）
122Te	121.9030558	2.55（12）
123Te*	122.9042711	0.89（3）
124Te	123.9028188	4.74（14）
125Te	124.9044241	7.07（15）
126Te	125.9033049	18.84（25）
128Te*	127.9044615	31.74（8）
130Te*	129.9062229	34.08（62）

放射性核種 （放射性同位体） mは準安定状態	半減期	壊変形式
121Te	16.78日	軌道電子捕獲
123mTe	119.7日	核異性体転移
125mTe	57.40日	核異性体転移
127mTe	109日	核異性体転移、 β-壊変、
127Te	9.35時	β-壊変
129mTe	33.6日	核異性体転移、 β-壊変
129Te	69.6分	β-壊変
132Te	3.204日	β-壊変

電子構造

原子 番号	元素	原子の基底状態の 電子配置	原子の 基底状態	第1イオン化電位 E i1/V	イオンの 基底状態	第2イオン化電位 E i2/V
52	Te	[Kr]4d105s25p4	3P2	9.01	4S	18.6

物理的特性

物理的特性

原子番号		52
原子量		127.60
結晶構造
密度（20℃）	kg・m-3（×103）	6.24
融点	℃	449.8
沸点	℃	991
抵抗率（0℃）	Ω・m
抵抗の温度係数（0〜100℃）	℃-1
熱伝導率（0℃）	W・m-1・K-1
比熱（298.15K）	J・K-1・mol-1
熱膨張率（293K）	K-1（×10-6）	16.8
ヤング率	Pa

産状

【地圏】（mg/kg）

• 花崗岩：0.005？　玄武岩：0.004？　土壌：＜0.1。
• 普通鉱物：希；AuTe2、Bi2Te3。

【水圏】（mg/kg）

• 海水：0.0002。淡水：0.0002。

【気圏】

• 空気：≦0.2ng/m³。

【生物圏】（mg/kgDM）

• 可食野菜：0.01？　哺乳動物の筋肉：0.017？
• 天然化合物：Te(CH3)2。毒性：6mg/lは人植物に有毒；ラットには0.25mg/日で有毒、1〜9mg/日で致死量。
• 注意：文献にある高い値は多分誤りであろう。Teに富む土壌に生育する若干の植物中には2〜25mgTe/kg（Beath et al., 1935）。

【その他】

• 年循環量　天然：0.02？　採鉱量：0.22×10⁹g/年。
• 総説：微生物代謝、SilvermanとEhrlich（1964）、Nagai（1965）、SummersとJacoby（1977）；ラットの代謝、Hollins（1969）；毒物学、CerwenkaとCooper（1961）。

リンク

• テルル　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%AB
  　フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』の中のページ。
  Tellurium　　http://en.wikipedia.org/wiki/Tellurium
  　Wikipedia, the free encyclopediaの中のページ。

文献

• Beath,O.A., Draize,J.H. and Gilbert,C.S.(1935): Bull.Wyo.Agric.Exp.Sta., 206.
• Cerwenka,E.A. and Cooper,W.C.(1961): Arch.Envir.Health, 3, 189.
• Hollins,J.G.(1969): Health Phys., 17, 497.
• Nagai,S.(1965): J.Bact., 90, 220.
• Silverman,M.P. and Ehrlich,H.L.(1964): Adv.Appl.Microbiol., 6, 153.
• Summers,A.O. and Jacoby,G.A.(1977): J.Bact., 129, 276.