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チタン（Ti）　Titanium

• 『1791年W.Gregorにより砂の中からTiO2として発見された。元素名はギリシャ神話の巨人タイタンに由来する。』

同位体 *印は天然放射性同位体	質　量	存在度 〔原子百分率〕 （　）内の数字は誤差
46Ti	45.9526295	8.25（3）
47Ti	46.9517637	7.44（2）
48Ti	47.9479470	73.72（3）
49Ti	48.9478707	5.41（2）
50Ti	49.9447920	5.18（2）

放射性核種 （放射性同位体）	半減期	壊変形式
44Ti	49年	軌道電子捕獲
51Ti	5.76分	β-壊変

電子構造

原子 番号	元素	原子の基底状態の 電子配置	原子の 基底状態	第1イオン化電位 E i1/V	イオンの 基底状態	第2イオン化電位 E i2/V
22	Ti	[Ar]3d24s2	3F2	6.82	4F3/2	13.557

物理的特性

物理的特性

原子番号		22
原子量		47.867
結晶構造
密度	kg・m-3（×103）	4.54（室温）
融点	℃	1666
沸点	℃	3289
抵抗率（0℃）	Ω・m
抵抗の温度係数（0〜100℃）	℃-1
熱伝導率（0℃）	W・m-1・K-1
比熱（298.15K）	J・K-1・mol-1
熱膨張率（293K）	K-1（×10-6）	8.6
ヤング率	Pa（×1010）	11.57

産状

【地圏】（mg/kg）

• 花崗岩：2300。玄武岩：9000。土壌：5000。頁岩：4600。石灰岩：300。砂岩：3500。
• 普通鉱物：TiO2、FeTiO3、CaTiO3、チタン石。

【水圏】（mg/kg）

• 海水：0.001。淡水：0.005。

【気圏】

• 空気：2〜1000ng/m³。

【生物圏】（mg/kgDM）

• 陸上植物：1.5〜56。可食野菜：＜0.02〜3。哺乳動物の筋肉：1〜2。海藻：3〜40。海水魚：0.2。
• 蓄積者：硬珪酸質組織。毒性：比較的無害。

【その他】

• 年循環量　天然：0.2〜22。採鉱量：1？×10¹²g/年。
• 総説：Underwood（1977）；土壌中のTi、DixonとWeed（1977）。

リンク

• ITA　　http://www.titanium.org/
  　The International Titanium Association。
• チタン・メニュー　　http://ogre.mtl.kyoto-u.ac.jp/Ti/index.html
  　京都大学エネルギー科学研究科 エネルギー応用科学専攻エネルギー応用プロセス学講座 高温プロセス分野提供。
• チタンについて　　http://www.toho-titanium.co.jp/jp/ti/index.htm
  　東邦チタニウム（株）の中のページ。
• チタン　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%BF%E3%83%B3
  　フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』の中のページ。
  Titanium　　http://en.wikipedia.org/wiki/Titanium
  　Wikipedia, the free encyclopediaの中のページ。

文献

• Dixon,J.B. and Weed,S.O.(eds.)(1977): “Minerals in Soil Environments”, Soil Sci.Soc.Amer., Madison, Wisc.
• Underwood,E.J.(1977): “Trace Elements in Human and Animal Nutrition”, 4th Ed., Academic Press, London, NewYork.