茅 陽一(監修)オーム社(編)(2003)による〔『環境年表 2004/2005』(340p)から〕


10・1 日本の食料自給率

 日本の主要食用農産物のうち、米、鶏卵および野菜はそれぞれ95%、95%、82%と高い自給率を保っているが、小麦、豆類の自給率は11%、7%と非常に低く、ほとんどを輸入に頼っている。この結果食料の自給率は主食用穀物で60%、飼料用の穀物も含めると28%となっている。また、魚介類の自給率は1975年には100%であったのに、2000年には53%と大幅に減少している。

表10・1 日本の食用農水産物の品目別自給率〔単位:%〕
区分 1975 1980 1985 1990 1995 1998 1999 2000
主要農水産物の自給率
110 100 107 100 103 95 95 95
小麦 4 20 14 15 7 9 9 11
豆類 9 7 8 8 5 5 6 7
 うち大豆 4 4 5 5 2 3 4 5
野菜 99 97 95 91 85 84 83 82
果実 84 81 77 63 49 49 49 44
肉類 77 81 81 70 57 55 54 52
 うち牛肉 81 72 72 51 39 35 36 33
鶏卵 97 98 98 98 96 96 96 95
牛乳、乳製品 81 82 85 78 72 71 70 68
魚介類 100 97 86 72 75 66 56 53
砂糖 15 27 33 33 35 32 31 29
供給熱量自給率 84 53 52 47 42 40 40 40
食用農産物総合自給率 69 75 74 67 -※1 -※1 -※1 -※1
主食用穀物自給率 40 69 69 67 64 59 59 60
穀物(食用+飼料用)自給率 40 33 31 30 30 27 27 28
注) ※1:データ欠損
<出典> 農林水産大臣官房調査課:食糧需給表 平成12年度.


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