萩原(監修)(1983)による〔『地震の事典』(158p)から〕


地震
 地下の岩石の急激な破壊などによって振動がひきおこされる現象。この振動が地震波として伝わり、地表や地中が揺れる現象が地震動である。一般には、たんに地震というとこの地震動をさすことが多いが、地震学でははっきり区別して用いられる。
 こうした自然地震に対し、爆発などによって振動が人工的にひきおこされる場合は、人工地震とよばれる。ダムの貯水、深井戸への注水、大規模な採石などによって地下の岩盤の間隙水圧や応力が変化すると地震がおこることがあり、誘発地震とよばれる。』



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