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地学編(1984) |
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ab initio method | アブイニシオ法:経験的パラメータを使わずに、量子力学的に原子・分子の電子構造や物性を求める方法。ab initio はラテン語で、初めからの意。 | |||
ablation |
@削摩:浸食、風化により岩石がすりへること。 A消耗:融解、蒸発により氷河の体積が減少すること。 B融除、溶発:宇宙船や隕石などが高速で大気中を運動する際、摩擦熱により溶融した物質が蒸発して除かれること。 |
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abrasion |
(1)磨耗 (2)すりへり【岩石】 |
海食 |
@摩耗:水流、波、風、氷河などに含まれる砂などの砕屑物の衝突、摩擦により、岩石表面が削り取られること。→corrasion Aすりへり【岩石】。 B海食 |
磨砕(粘土の)→grinding【粘土の事典】 |
absorption |
@吸収:地表水が地下に流れ込むこと。 A吸収:光や波などが物質中を通過するとき、そのエネルギーの一部を失うこと。 |
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abundance | 存在度、存在量 | |||
abundances of elements | 元素の存在度 | |||
abut | アバット | アバット | アバット、(地層の)つぎたし | |
abyssal ... | 深海〔成〕−[形] | 大深海 |
@深成【形容詞】→plutonic。 A深海(成)【形容詞】。 B深層【形容詞】 |
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accessory mineral | 副成分鉱物 |
アクセサリー鉱物 副成分鉱物 |
副成分鉱物、微量鉱物 | |
accretion | 付加 |
アクリーション 付加 |
@付加:波の作用、潮流、沖積作用などにより、海岸において陸地が形成されること。 A付着成長:石や無機物質の表面に粒子が集まって大きくなる過程。 B大陸の成長:クラトンの縁辺に海底堆積物などが付加し、大陸が成長すること。→accretionary prism |
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accretionary prism | 付加プリズム | 付加プリズム | 付加プリズム:プレートの沈み込みによって、プレート状の堆積物が陸側へ押しつけられてできる楔(プリズム)状の堆積体。 | |
accumulation | 集積【原油】 |
集積: @石油や天然ガスがトラップに集まること、また集まった石油やガスのこと。 A雪などの固体の形で氷河や雪原に加えられた水の量。 |
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ACF diagram | ACF図 | ACF図 | ACF図:変成鉱物の化学組成や共生関係を三成分ACF(モル比)で表わした図。A=Al2O3+Fe2O3−Na2O−K2O、C=CaO−3.3P2O5、F=MgO+MnO+FeO。A+C+F=100%。 | |
achondrite | アコンドライト | エコンドライト | アコンドライト、エイコンドライト:コンドリュール(chondrule)を欠く石質隕石の総称。 | |
acid ...; acidic ... |
酸性−[形] | 酸性 |
acid @酸性【形容詞】。 A酸 acidic 酸性【形容詞】: @火成岩において、66%以上のSiO2を含む、または石英・長石を主な構成鉱物とするものをいう。対語:basic、intermediate、ultrabasic→silicic A酸の性質を示すこと。対語:basic |
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acid soil | 酸性土 | 酸性土壌 | 酸性土壌 | 酸性土壌【粘土の事典】 |
acidity | 酸性度 | 酸性度 |
酸性(粘土の) 酸性度【粘土の事典】 |
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acidotrophic lake | 酸栄養湖 | 酸栄養湖 | 酸栄養湖 | |
acme | アクメ | アクメ | アクメ:ある化石種が最も栄え、変種が多く出現した時期。 | |
actinid actinide |
アクチニド |
アクチニド: @→actinoid Aアクチニウムを除いたアクチノイド。 |
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actinoid | アクチノイド:原子番号89〜103の15元素。すべて放射性。 | |||
activated clay | 活性白土 | 活性白土 | 活性白土 | 活性白土【粘土の事典】 |
activation energy | 活性化エネルギー | 活性化エネルギー | ||
active fault | 活断層 | 活断層 | 活断層 | |
activity |
活性度 活量 |
活動度、活量【化学】 | ||
adaptation | 適応 | 適応、順応、適合 | ||
adaptive radiation | 適応放散 | 適応放散 | 適応放散 | |
addition | 相加現象【結晶光学】 |
@相加【偏光顕微鏡】:薄片のX' 方向と検板のX' 方向が一致したとき、両者のレターデーションの和に相当する干渉色が見られること。対語:subtraction。 A付加【化学反応】 |
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adhesion | 付着力【土質】 | 付着、付着力:異種の2物質が接触したとき、互いに引き合う現象。液体と固体の場合は濡れ(wetting)という。 | 付着性【粘土の事典】 | |
adiabat | 断熱曲線 | |||
adiabatic | 断熱【形容詞】 | |||
adiabatic temperature gradient | 断熱温度勾配 | 断熱温度勾配 | ||
adit |
(1)通洞 (2)水平坑 横坑【土木地質】 |
通洞 |
@通洞。 A水平坑、横坑。 |
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adsorbed water | 吸着水 | 吸着水 | ||
adsorption | 吸着 | 吸着 | ||
adsorptive water | 吸着水 | |||
advection | 移流 |
移流: @大気やその性質(温度・圧力など)が、水平方向に移動すること。 A海水の水平または垂直方への流れ。 Bマントル物質の水平方向への流れ。 対語:convection |
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aeolian |
風成−[形] =eolian =air-laid |
風成、風の【形容詞】→eolian | ||
aeolian deposit |
風成堆積物 =aeolian sediment =eolian sediment =eolian deposit |
風成層 |
風成堆積物 →aeolian sediment |
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aeon | イーオン |
エオン、イーオン:10億年 →eon、Ga |
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aerobic | 好気〔性〕−[形] | 好気性 |
好気性【形容詞】:遊離の酸素が存在する条件・環境、またそうした状況下でのみ生存可能な生物をいう語。 対語:anaerobic |
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aerosol | エーロゾル | エーロゾル | エーロゾル:大気中に分散する微粒子。 | |
AFM diagram | AFM図 |
AFM図: @泥質変成岩の鉱物・岩石の化学組成や共生関係をK2O-Al2O3(A)-FeO(F)-MgO(M)四面体(モル比)で表わし、白雲母やカリ長石からAFM面に投影した図。A+F+M≠100%。 A火成岩の組成変化を三成分 Al2O3(A)、FeO+Fe2O3(F)、MgO(M)(重量比)で表わした図で、ソレアイト系列やカルクアルカリ系列を区別できる。A+F+M=100%。 |
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African Rift Valley | アフリカ大地溝帯 | |||
African rift zone | アフリカ大地溝帯 | |||
aggregate structure | 団粒構造【土質】 | 団粒構造 | 団粒構造→crumb structure【粘土の事典】 | |
A-horizon | A層〔位〕 | A層位 | A層位【土壌】:可溶性塩やコロイドの溶脱、有機物の集積が見られる土壌の最上部。 | |
air capacity | 容気率【水文地質】 | 容気率【水文地質】 | ||
alkali |
アルカリ: @水溶液で塩基性を示すものの総称。アルカリ元素、アルカリ土類元素の水酸化物やその塩など。 Aアルカリ元素、アルカリ土類元素に富む岩石・鉱物に用いる。 |
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alkalic | アルカリ【形容詞】:アルカリ金属元素に富む火成岩をいう。→alkaline | |||
alkaline |
@アルカリ性【化学】。 Aアルカリ【形容詞】【岩石】→alkalic |
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alkalinity |
アルカリ度、アルカリ性度: @湖水中に存在し、そのpHをアルカリ側に変化させるような化合物の量と種類。 A水温20℃の水1リットルに含まれる弱酸イオンを遊離するに必要なイオンのミリ当量数。【海洋学】 |
アルカリ度(掘削泥水の)【粘土の事典】 | ||
alluvial deposit; alluvial sediment |
沖積堆積物 | 沖積堆積物 | ||
amount of discharge | 湧出量 | 湧出量 | ||
amount of precipitation; precipitation |
降水量 | 降水量 | 降水量 | |
amount of rainfall; rainfall depth |
雨量 | |||
anatexis | アナテクシス | アナテクシス | アナテクシス、再溶融:地殻深部の高温により、既存の岩石が溶融または部分溶融すること。 | |
annual discharge | 年間流出量 | 年流出量 | ||
annual mean precipitation | 年平均降水量 | 年平均降水量 | ||
annual mean sediment discharge | 年平均流砂量 | 年平均流砂量 | ||
apparent cohesion | 見掛け粘着力【土質】 | 見掛け(の)粘着力 | ||
apparent density | 見掛け密度 | 見掛け(の)密度 | ||
aquifer | 帯水層 | 帯水層 | 帯水層 | |
aquifer unit | 帯水層単元 | 帯水層単元 | 帯水層単元 | |
artery | 水脈 | 水脈 | ||
artesian flowing pressure | 自噴圧【地下水】 | 自噴圧 | ||
artesian flowing well | 自噴井【地下水】 | 自噴井 | 自噴井 | |
artesian well | 掘抜き井戸 | 掘抜き井戸、被圧井戸 | ||
artificial recharge | 人工かん養 | 人工涵(かん)養、還元【地下水】:地表から地下の地層中に人工的に水を注入すること。 | ||
artificial recharging well | かん養井【水文地質】 | 涵(かん)養井 | ||
authigenic ... | 自生−[形] | 自生【形容詞】:その場で生成・形成された、の意。堆積岩・堆積物について用いる。岩石の構成物に対しては、現在見られる地点で形成されたという意で、鉱物に対しては、その鉱物が含まれる岩石が形成されたのとほぼ同時期、あるいはそれ以降に生成したという意。対語:allogenic | ||
autochthonous ... | 現地〔成〕−[形] | 原地性 |
@現地性【形容詞】。 A原地性、自生【化石・古生物】【形容詞】。対語:allochthonous |
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available water | 可採水【地下水】 | 可採水【地下水】 | ||
azonal soil | 非成帯土〔壌〕 | 非成帯性土壌 | 非成帯土(壌) | 非成帯性土壌【粘土の事典】 |