小田原(HP)による『電子顕微鏡、X線マイクロアナリシス』から

 東京工業大学の大学院総合理工学研究科の物質電子化学専攻による『機器分析特論』の中のスライド。


電子顕微鏡、X線マイクロアナリシス
名称 略語 励起子 信号子 得られる情報 特長 空間分解能
オージェ電子分光 AES 電子 オージェ電子 表面元素同定(Li以上) 表面組成の定量分析 径:<500 Å
厚:10〜20 Å
電子線マイクロアナライザ EPMA 電子 特性X線 微小部元素組成分析 定量補正法確立 径:>0.5 mm
厚:0.3〜数mm
ラザフォード後方散乱分光 RBS イオン イオン 元素の深さ方向分布 非破壊での深さ方向分布測定 径:20〜200 Å
厚:〜1 mm
走査電子顕微過鏡 SEM 電子 電子 表面の凹凸形状 あらゆる固体材料に適用 径:>20 Å
二次イオン質量分析 SIMS イオン イオン 表層元素分析、深さ方向分析 全元素分析高感度 径:数mm〜数mm
厚:数〜数十Å
透過型電子顕微鏡 TEM 電子 電子 微小領域イメージ 原子配列の推定 径:〜数Å
X線光電子分光 XPS X線 光電子 元素同定、結合状態推定 非破壊分析 厚:〜数十Å


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