農林水産省(HP/2009)による『土壌の可給態リン酸評価法


農林水産省 > 生産 > 農業における燃油・肥料等高騰対策 > 肥料高騰に対応した施肥改善等に関する検討会の第4回(平成21年06月25日)の資料2(土壌の可給態リン酸評価法)(PDF:472KB)。

中央農業総合研究センター資源循環・溶脱低減研究チーム作成(スライド18枚)。


@土壌の可給態リン酸評価法


Aりん酸の土壌診断法・分析法の例

タイプ

方法

抽出液組成など

文献
抽出液 重炭酸アンモニウム-DTPA抽出 1M 重炭酸アンモニウム + 0.005M DTPA - pH 7.5 Soltanpour & Schwab, 1977
ブレイ 1 0.03M フッ化アンモニウム + 0.025M 塩酸 Bray & Kurtz, 1945
ブレイ 2 0.03M フッ化アンモニウム + 0.1M 塩酸 Bray & Kurtz, 1945
クエン酸 1% クエン酸 Dyer, 1894
エグナー 0.01M 乳酸カルシウム + 0.02M 塩酸 Egner et al., 1960
ISFEIP(Hunter) 0.25M 重炭酸ナトリウム + 0.01M フッ化アンモニウム + 0.01M EDTA - pH 8.5 ISFEIP, 1972
メーリッヒ 1 0.05M 塩酸 + 0.0125M 硫酸 Mehlich, 1953
メーリッヒ 2 0.015M フッ化アンモニウム + 0.2M 酢酸 + 0.2M 塩化アンモニウム + 0.012M 塩酸 Mehlich, 1978
メーリッヒ 3 0.015M フッ化アンモニウム + 0.2M 酢酸 + 0.25M 硝酸アンモニウム + 0.013M 硝酸 Mehlich, 1984
モーガン 0.54M 酢酸 + 0.7M NaC2H3O2 - pH 4.8 Morgan, 1941
オルセン 0.5M 重炭酸ナトリウム - pH 8.5 Olsen et al., 1954
トルオーグ 0.001M 硫酸 + 硫酸アンモニウム - pH3 Truog, 1930
強度因子測定 Van der Paauw, 1971
希薄塩溶液 0.01M 塩化カルシウム Baker & Hall, 1967
希薄塩溶液 0.001M 塩化ストロンチウム Wendt & Corey, 1981
シンク イオン交換樹脂   Amer et al., 1955
水酸化鉄浸漬ろ紙   van der Zee et al., 1987
Menon et al., 1989
その他 アイソトープ交換 32P Tran et al., 1988
電気限外ろ過   Tran et al., 1992
薄層中拡散 拡散ゲル + 水酸化鉄ゲル Menzies et al., 2005
注1) Fixen & Grove (1990)、Simard et al. (1991)、van Raij (1998)等を基に作成。
注2) 実験目的等に応じ、多様な変法あり。例えばイオン交換樹脂ではカプセル、膜といった形態、土壌との接触法等。
注3) 抽出液タイプでは土壌診断法として過去または現在普及している手法の例。その他のタイプは研究目的としての利用が中心。


B

中央農業総合研究センター資源循環・溶脱低減研究チーム(HP/2009)による『土壌の可給態リン酸評価法』から


C

中央農業総合研究センター資源循環・溶脱低減研究チーム(HP/2009)による『土壌の可給態リン酸評価法』から


D

中央農業総合研究センター資源循環・溶脱低減研究チーム(HP/2009)による『土壌の可給態リン酸評価法』から


E

中央農業総合研究センター資源循環・溶脱低減研究チーム(HP/2009)による『土壌の可給態リン酸評価法』から


F

中央農業総合研究センター資源循環・溶脱低減研究チーム(HP/2009)による『土壌の可給態リン酸評価法』から


G抽出時間の延長による黒ボク土での再吸着
Hリン酸資材の施用前歴が酸抽出による可給態リン酸評価に及ぼす影響
I抽出温度の影響が大きいのに規定されていない


J酸抽出法における生産現場での実施を想定した場合の操作上の問題点

⇒生産現場での普及は困難


K水・塩溶液による抽出法の可能性
L水抽出での抽出時間
M水抽出での抽出温度
N水抽出での固液比
Oリン酸吸着媒体(レジン、水酸化鉄Piテスト)等、比較的最近の方法 @ 発展の歴史と概要
Pリン酸吸着媒体(レジン、水酸化鉄Piテスト)等、比較的最近の方法 A 留意点
Q減肥基準策定のための新たな水抽出評価法−減肥が急がれる施設栽培を対象−


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