はじめに−〈ピーク・オイル〉と米国の世界戦略 |
011 |
1 |
米国によるイラク攻撃の真の目的 |
011 |
2 |
〈ピーク・オイル〉−世界の産出量は“ピーク”に達した |
013 |
第1章 〈ピーク・オイル〉−手近に実る果実はなくなった |
017 |
1 |
イラク戦争の真の目的 |
018 |
2 |
「資源枯渇により、絶えざる戦争の時代が訪れる」−ペンタゴン報告書 |
020 |
3 |
現代の「ラッダイト」は誰か? |
023 |
4 |
エクソンモービル社は何をしているのか? |
026 |
6 |
イラク戦争と「石油利権の陰謀」!? |
034 |
7 |
「安価な石油は発見しつくされ、消費されてしまった」 |
038 |
8 |
手近で実る最後の果実−イラク |
041 |
9 |
2005年、石油生産はピークに達した |
043 |
10 |
21世紀世界は、残された石油資源の争奪戦によって動く |
050 |
第2章 手近に実る果実としての「イラク」 |
055 |
1 |
なぜブッシュは嘘をついたのか? |
059 |
2 |
「9.11」のはるか前からイラクの石油を狙っていたネオコン |
061 |
3 |
サウジアラビアの政情不安への保険 |
071 |
4 |
イラク油田の分割地図 |
074 |
5 |
長年の夢−中東の石油の民営化 |
085 |
第3章 巨大石油企業(ビッグ・オイル)による新たな中東支配構想 |
091 |
1 |
決められていたイラクの石油開発契約 |
096 |
2 |
ハリバートン社の180億ドル契約 |
097 |
3 |
チェイニーとハリバートン社 |
099 |
4 |
ビッグ・オイルと米国政府 |
104 |
5 |
サウジアラビアと米国ビッグ・オイル |
106 |
6 |
巧妙な金の流れ |
112 |
7 |
ビッグ・オイルの保護と米国内の石油資源枯渇 |
113 |
第4章 OPECを復活させた男−ベネズエラ大統領チャベスへのインタビュー |
119 |
1 |
チャベスの戦い |
124 |
2 |
クーデターを乗り越えて |
129 |
3 |
ベネズエラの石油をめぐる攻防 |
134 |
4 |
石油価格高騰とOPEC |
141 |
第5章 地球環境保護と巨大企業 |
143 |
1 |
オゾン問題 |
147 |
2 |
科学者と巨大石油企業の攻防 |
149 |
3 |
巨大石油企業による反京都議定書キャンペーン |
154 |
4 |
ブッシュの登場 |
157 |
5 |
カナダと京都議定書 |
159 |
6 |
SUVとはいかなる車か? |
161 |
7 |
燃料効率基準と自動車メーカー |
166 |
8 |
なぜSUVが高級車市場の半分を占めるようになったのか? |
170 |
9 |
燃料効率を上げることは可能か? |
177 |
10 |
最悪となった排ガス問題 |
184 |
第6章 ロックフェラー物語−巨大アナコンダ |
191 |
1 |
スタンダード・オイル帝国の確立 |
196 |
2 |
「最も巨大で大胆な陰謀」 |
203 |
3 |
ロックフェラー帝国と米国政府との戦い |
209 |
4 |
帝国の復活 |
214 |
第7章 石油メジャーと中東−なぜ我々の石油が、奴らの砂の下にあるのか? |
221 |
1 |
石油資本vs民族主義−イランの100年 |
224 |
2 |
誰が世界一のサウジアラビアの石油を支配するか |
234 |
3 |
秘密会議 |
238 |
4 |
石油メジャーのカルテルは何をしてきたのか? |
241 |
5 |
ある遊牧民の男の登場−石油カルテル崩壊 |
248 |
第8章 OPECの闘い−ハーレムとシスターズの対決 |
253 |
1 |
大洋を股がって−ベネズエラでの試み |
253 |
2 |
サウジアラビアでも一人の男が立ち上がった |
259 |
3 |
石油価格の決定権を握ったOPEC |
268 |
4 |
エネルギー危機と石油メジャー |
272 |
5 |
西洋の反応とオイルマネー |
276 |
6 |
OPECと第三世界 |
282 |
7 |
その後のOPEC−サウジの裏切り |
287 |
8 |
石油消費削減のモーニングコール |
290 |
第9章 米国の長年の夢と〈ピーク・オイル〉 |
293 |
1 |
キッシンジャーによるイラク支配計画−1975年 |
294 |
2 |
米国の中東政策 |
297 |
3 |
フセインと米国 |
303 |
4 |
イラン−イラク戦争から湾岸戦争へ |
307 |
5 |
米国の長年の夢の実現 |
311 |
6 |
〈ピーク・オイル〉と石油資源争奪戦 |
313 |
第10章 21世紀の石油状況と世界の行方 |
321 |
1 |
「大もとにある原因」 |
322 |
2 |
米国がサウジアラビアの石油を失う可能性 |
325 |
3 |
石油と民主主義とイスラム原理主義 |
330 |
4 |
何が代替エネルギー開発にブレーキをかけているのか? |
333 |
5 |
21世紀世界の行方 |
340 |
謝辞 |
346 |
ピーク・オイル年表 |
347 |
原注 |
353 |
〈ピーク・オイル〉と21世紀−訳者解説−益岡 賢 |
365 |
1 |
〈ピーク・オイル〉とは? |
366 |
2 |
日本における石油をめぐる論議と本書の意味 |
374 |
3 |
イラク侵略、植民地主義、〈ピーク・オイル〉、地球温暖化 |
375 |
4 |
〈ピーク・オイル〉とこれからの世界 |
381 |