偏光顕微鏡−透明固態物質の光学的鏡検法−

目次


 
緒言
001 固態物質の光学的研究
002 本書の内容
003 学修についての注意

第T編

予備事項
第1章  球面投影について
101 球面投影
102 球面三角形
103 ステレオ投影
104 ステレオ投影の特徴
105 ステレオ投影による作図
106 Wulffのステレオ投影ネット
第2章  結晶について
107 結晶と非結晶
108 結晶の外形
109 結晶面の表示方法
110 結晶系
111 等方と異方
112 結晶の対称性
113 結晶における対称要素の組み合わせ Schoenfliesの対称記号
114 Hermann-Mauguinの対称記号
115 双晶
21
第3章  光について
116 光波
117 光の色
118 偏光と不偏光
119 単色直線偏光
120 同一直線上に振動する二つの単色直線偏光波の合成
121 たがいに直角な方向に振動する二つの単色直線偏光波の合成
51

第U編

固態物質の光学的性質一般 61
第1章  光学的等方体
201 概説
202 光線速度曲面
203 反射および屈折 屈折率
204 反射および屈折によって得られる偏光
205 屈折に関する作図
206 全反射
207 Huygensの原理による屈折の説明
208 屈折率と光の速度との関係 屈折率曲面
209 光の吸収 透過光による色
210 旋光性
61
第2章  光学的異方体(その1)光学的一軸性結晶
211 概説
212 光線速度曲面
213 通常光と異常光
214 光線速度と垂線速度
215 垂線速度曲面
216 異常光の屈折
217 屈折率曲面
218 複屈折
219 光軸
220 偏光波の振動方向
221 正号結晶と負号結晶との比較
222 光学的分散
223 光の吸収 多色性
224 旋光性
73
第3章  光学的異方体(その2)光学的二軸性結晶
225 概説
226 光線速度曲面
227 垂線速度曲面
228 屈折率曲面
229 ΩΣとの関係
230 光軸角 光軸角等分線 光軸面
231 偏光波の振動方向
232 光学的正負
233 光学的方位
234 屈折率と複屈折と光軸角との分散
235 光軸的方位の分散
236 偏光波の振動方向の分散
237 光の吸収 多色性
238 旋光性
239 一軸性結晶と二軸性結晶との関係
89
第4章  総括
240 固態物質の光学的性質による分類
241 基本的光学恒数
242 光学的観察の趣旨
120

第V編

偏光顕微鏡による観察 123
第1章  偏光顕微鏡
301 概説
302 Nikon POH型偏光顕微鏡
303 他の型の偏光顕微鏡
304 偏光板
305 偏光プリズム(ニコル)
306 偏光板と偏光プリズムとの比較
307 ポラライザーおよびアナライザーの振動方向
308 偏光顕微鏡の取り扱い上の注意
309 オルソスコープとコノスコープ
310 鏡検の試料
123

第2章

 オルソスコープによる観察
311 偏光顕微鏡の整調
312 形状の観察 角および長さの測定
313 直交ニコル間における光学的等方体の観察
314 直交ニコル間における光学的異方体の単色光による観察
315 薄片のレターデーション
316 直交ニコル間における光学的異方体の白色光による観察
317 干渉色について
318 干渉色図表
319 異常干渉色
320 検板
321 薄片における振動方向の決定
322 二枚の薄片の重ね合わせ
323 薄片におけるX'およびZ'の決定
324 結晶の伸長方向の光学的正負
325 微弱な複屈折の認定
326 レターデーションの概測
327 複屈折の概測
328 浸液中の固態試料の観察
329 浸液法による光学的等方体の屈折率の測定
330 浸液法による光学的異方体の主屈折率の測定
331 屈折率測定用の浸液
332 吸収 色 多色性の観察
333 旋光性の観察

144

第3章

 コノスコープによる観察
334 コノスコープ像 干渉像
335 種々の方向における複屈折
336 Bertin曲面
337 薄片に斜めに投射する光の進路
338 一軸性結晶の干渉像
339 一軸性結晶の干渉像に対する検板差し込みの影響
340 二軸性結晶の干渉像
341 二軸性結晶の干渉像における光軸分散の現われ
342 二軸性結晶の干渉像に対する検板差し込みの影響
343 干渉像上の諸点の方向関係
344 光軸角の測定
345 光学的方位の決定
346 光学的正負の決定
347 液浸観察
348 屈折角図表

180

第4章

 自在回転台
349 自在回転台
350 自在回転台による光学的観察
351 自在回転台による結晶形態上の観察
352 五軸自在回転台

215

第5章

 分散法
353 分散法の要旨
354 モノクロマートル
355 分散法による屈折率の測定
356 Hartmann分散ネットの使用
357 二重変化法
358 屈折率標準ガラスの使用
359 自在回転顕微鏡筒

224
第W編 光学的鏡検法の活用

235

第1章

 光学的鏡検による直接の観察データ
401 緒言
402 結晶におけるニ方向の間の角
403 薄片における断面線の間の角
404 薄片における屈折率
405 劈開片における屈折率
406 薄片における消光角
407 劈開片における消光角

235

第2章

 光学的鏡検法の適用例
408 固溶体とその光学的性質
409 橄欖石:Mg2SiO4−Fe2SiO4
410 単斜輝石:CaMgSi2O6−CaFeSi2O6−MgSiO3−FeSiO3
411 斜長石:NaAlSi3O8−CaAl2Si2O8
412 化学における適用例(その1)
413 化学における適用例(その2)
414 珪酸塩の物理化学的研究における適用例(その1)
415 珪酸塩の物理化学的研究における適用例(その2)

248
補遺
311 偏光顕微鏡の整調の補遺
349' 自在回転台における傾斜角補正図表
411' 斜長石の新しい光学的データ
411'' 低温型および高温型斜長石の光学的識別

275
付録
別型の偏光顕微鏡の使用について

291
練習問題

293
問題解答

300
事項索引

307
人名索引

312


戻る