反応速度論(第3版)

目次


1. 反応速度の性格

1・1
反応速度論とは
1・2 反応速度をどう表すか
1・3 反応式から速度式を予測できるか
1・4 逆反応の速度式
2. 反応系の熱力学 10
2・1 反応式は質量不変則である 10
2・2 反応の熱力学的定義 11
2・3 反応の熱力学的駆動力:化学親和力 13

ゲーテの“親和力” 17
3. 反応速度の測定 19
3・1 速度の定義と測定原理 19
3・2 速度式の決め方 22
3・3 活性化エネルギーの決め方 27
4. 反応経路の理論 29
4・1 複合反応と素反応 29
4・2 逐次反応の速度:定常状態近似法 30
4・3 律速段階 32
4・4 化学量数 34
4・5 平衡付近の速度則:緩和型速度式と緩和時間 35

いかなる反応も平衡付近では必ず緩和型速度式となることの証明

36
5. 素反応の理論−活性分子とその衝突− 38
5・1 素反応理論の出発点:アレニウス式 38

5・2
気相素反応の速度データ 41

5・3
McC.Lewis の活性分子衝突説 43

5・4
反応の放射説と衝突説 45
6. 遷移状態理論 47
6・1 Arrhenius の活性分子と衝突状態 47
6・2 反応ポテンシャル曲面 49
6・3 Eyring の活性錯合体理論 52
6・4 活性化エントロピー 57
6・5 遷移状態理論の有効性と限界 59

M.Polanyi 学派

62
7. 気相反応 64
7・1 単分子反応 64
7・2 分子線による反応の研究(分子線交差法) 66
7・3 連鎖反応と爆発反応 67
7・4 衝撃波による反応研究 71
8. 溶液反応 73
8・1 溶液反応の速度論 73
8・2 温度ジャンプ法 75
8・3 超高速分光法:ポンプ-プローブ法 76
8・4 溶液反応の連続体理論と遷移状態理論 77
9. 表面反応 80
9・1 表面反応に特徴的な実験的速度式 80
9・2 Langmuir 吸着式と吸着速度論 83
9・3 吸着平衡の統計力学表示 86

9・4
表面素反応と反応経路:堀内理論 88
10. 触媒反応、酵素反応 94
10・1 触媒の定義:Liebig と Ostwald 94
10・2 触媒反応の経路 95
10・3 酵素反応 96
11. 重合反応 101
11・1 重合反応 101
11・2 重合反応の速度論 103
11・3 非重合反応の速度 108
12. 反応速度の経験則 110
12・1 反応速度の経験則 110
12・2 堀内-Polanyi 則 112
12・3 補償効果 115
12・4 ポテンシャル曲面の Polanyi 則 116
参考文献 117
索引 121


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