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オスミウム（Os）　Osmium

• 『1803年にS.Tennantにより粗白金の王水溶解残留物から得られ、OsO4（猛毒）の特有の刺激臭からギリシャ語の“臭い”に対応する言葉をとって命名された。』

同位体

同位体 *印は天然放射性同位体	質　量	存在度 〔原子百分率〕 （　）内の数字は誤差
184Os	183.952491	0.02（1）
186Os*	185.953838	1.59（3）
187Os	186.9557476	1.96（2）
188Os	187.9558357	13.24（8）
189Os	188.958145	16.15（5）
190Os	189.958445	26.26（2）
192Os	191.961479	40.78（19）

放射性核種 （放射性同位体） mは準安定状態	半減期	壊変形式
185Os	93.6日	軌道電子捕獲
191mOs	13.10時	核異性体転移
191Os	15.4日	β-壊変
193Os	30.5時	β-壊変

電子構造

原子 番号	元素	原子の基底状態の 電子配置	原子の 基底状態	第1イオン化電位 E i1/V	イオンの 基底状態	第2イオン化電位 E i2/V
76	Os	[Xe]4f145d66s2	5D4	8.7	6D9/2	17

物理的特性

物理的特性

原子番号		76
原子量		190.23
結晶構造
密度	kg・m-3（×103）	22.57（室温）
融点	℃	3045
沸点	℃	5012
抵抗率（0℃）	Ω・m（10-8）	8.1
抵抗の温度係数（0〜100℃）	℃-1
熱伝導率（0℃）	W・m-1・K-1
比熱（298.15K）	J・K-1・mol-1
熱膨張率（293K）	K-1（×10-6）	4.7
ヤング率	Pa

産状

【地圏】（mg/kg）

• 玄武岩：0.00001？　砂岩：0.00005？
• 普通鉱物：なし。OsIrは非常に希である。

【生物圏】（mg/kgDM）

• 毒性：OsO4は生物に非常に有毒である。

【その他】

• 総説：SmithとCarson（1978）。

リンク

• オスミウム　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%82%A6%E3%83%A0
  　フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』の中のページ。
  Osmium　　http://en.wikipedia.org/wiki/Osmium
  　Wikipedia, the free encyclopediaの中のページ。

文献

• Smith,I.C. and Carson,B.L.(1978): “Trace Metals in the Environment”, Vol.2, (Silver), Vol.3 (Zirconium), Vol.4 (Palladium and Osmium), Vol.5 (Indium), John Wiley and Sons, London, New York.